クリスマスが来た
2021/12/24記
 今日はクリスマスイブである。冬至を過ぎたので日は長くなる一方であるが寒さは深まり週末は極寒だとラジオが伝えている。昨年は清和大学柔道部でのクラスター発生が報告され、前日までの累計感染者99人から一気に大台を突破することになった日として記憶している。
 それから一年の間に何度も大きな感染の波が訪れて、昨日現在で木更津市の累計感染者数は1,714人まで増えてしまった。しかし12月14日に3人の感染者が報告されて以来、昨日まで9日間連続で確認されない状況が続くなど、昨年の年末とは違う平穏な年越しを迎えられそうである。この一年間の人口10万人当たり一週間感染者数のグラフは下図の通りで今の平穏な状況がよく解る。
 
 
 房総半島でも14日から昨日までの9日間での新規感染者は下表に示すように5人に過ぎなかった。
市名 感染者数 町村名 感染者数
1 館山市 367→367 1 九十九里町 108→108
2 木更津市 1714→1714 2 芝山町 67→67
3 茂原市 786→788 +2 3 横芝光町 188→189
4 東金市 650→650 4 一宮町 113→113
5 勝浦市 114→114 5 睦沢町 38→38
6 市原市 3338→3340 +2 6 長生村 131→131
7 鴨川市 199→199 7 白子町 67→67
8 君津市 774→774 8 長柄町 51→51
9 富津市 384→384 9 長南町 76→76
10 袖ケ浦市 635→636 +1 10 大多喜町 36→36
11 南房総市 257→257 11 御宿町 49→49
12 山武市 509→509 12 鋸南町 62→62
13 いすみ市 297→297
14 大網白里市 466→466
市計 10490→10495 +5 町村計 987→987
房総半島合計 11477→11482 +5
 10月1日と比較しても83日間で93人の増加に留まっている。館山市・勝浦市など2市5町1村では10月以降に感染者が確認されていない状況が続いているのだ。この間に1人だけという自治体も3市4町もあり、二桁以上増えているのは木更津市の26人と市原市の23人だけでる。昨年の今頃は全国的に拡大基調であったものが今は長期間に渡って落ち着いており、グラフにすると下図の通りで、今は最も水平な(増加していない)状況である。
 
 
 感染者が出ないことで危機感は失われ、ワクチンの接種は進んでいない。
12月19日時点
区分 人数 1回数 2回数 合計 1回率 2回率
12-29歳 23,461 18,646 18,335 36,981 79.5% 78.2%
30-49歳 35,545 29,908 29,504 59,412 84.1% 83.0%
50-59歳 17,933 15,499 15,386 30,885 86.4% 85.8%
60-64歳 7,199 6,589 6,557 13,146 91.5% 91.1%
65歳以上 39,816 35,734 35,509 71,243 89.7% 89.2%
市の総人口 136,034 106,376 105,291 211,667 78.2% 77.4%
12月12日時点
区分 人数 1回数 2回数 合計 1回率 2回率
12-29歳 23,461 18,617 18,278 36,895 79.4% 77.9%
30-49歳 35,545 29,890 29,438 59,328 84.1% 82.8%
50-59歳 17,933 15,484 15,353 30,837 86.3% 85.6%
60-64歳 7,199 6,585 6,552 13,137 91.5% 91.0%
65歳以上 39,816 35,686 35,467 71,153 89.6% 89.1%
市の総人口 136,034 106,262 105,088 211,350 78.1% 77.3%
7日間の増加数
区分 人数 1回数 2回数 合計 1回率 2回率
12-29歳 23,461 29 57 86 0.1% 0.2%
30-49歳 35,545 18 66 84 0.1% 0.2%
50-59歳 17,933 15 33 48 0.1% 0.2%
60-64歳 7,199 4 5 9 0.1% 0.1%
65歳以上 39,816 48 42 90 0.1% 0.1%
市の総人口 136,034 114 203 317 0.1% 0.1%
 一週間の増加数は317回でありピークの時には一つの医療機関が半日で打ってしまうような値である。1日当たりでも45回であり、前週の93回から更に半減しているし、2回目に比べ1回目が少ないことから今後も更に減少していくことは明白である。
 
 韓国での重症者数が過去最大を更新しつづけ、日常を取り戻す方向から規制を強化する方向に梶を切って年末を迎えるようだ。確かに油断をしてはいけないのだが、県議会議員26人が忘年会を行ったことを新聞記事で批判するのは自粛警察の復活のようで釈然としない。県庁も人数・時間ともに制限を撤廃しているし、飲食店は一年間の自粛によるダメージを少しでも取り戻したいときに水を差すような記事をどの様な意識で上げているのだろうか。
 多くの団体が忘年会や新年会を見合わせているものの、木更津駅の東口は多くの若者で賑わいを取り戻している。この安心感が良いクリスマスプレゼントとなって新年を迎えられることを願いながらクリスマスイブの記事としたい。