25.9月上旬の活動記録
 1日は早朝からHPを更新した後、駅前庁舎に登庁して質問を聞く。
羅針盤 永原利浩議員
 中学校で上級救命講習を実施し、資格者の多い市にする案も面白いが岡山県総社市の国民健康保険のように1年間健康であった人に健康推進奨励金を出すことで健康意識を高め国保会計を健全化するという発想は楽しい。総社の実態を見たいと思った。
共産党 佐藤多美男議員
 オスプレイの共通基盤整備に関して協定書の締結の方向で話が進んでいるような回答があった。協定の内容や枠組みなど、これから基地対策特別委員会も忙しくなるかなかと感じながら、今議会で提案する要望書への反映を考えていた。
一新の会 國吉俊夫議員
 陳情11号に対する説明と意見の表明を一般質問という場を使ってやっているように感じた。全編、國吉議員と都市整備部長だけのやり取りだったのが印象的であった
公明党 竹内伸江議員
 東京オリンピック・パラリンピックに向けて四市で取り組むことと西アフリカ諸国を念頭にしていることが表明された。西アフリカ諸国経済共同体(
ECOWAS)の15ヶ国を四市で一斉に受け入れる事が出来たら、それも面白そうだと思いながら話を聞いていた。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 膨大な資料の準備に頭が下がる質問で、国保税では均等割りが有るため子供が産まれると単純に税金が上がり、子育てにやさしくないという指摘は今年度さらに上がった私の国保税で思い当たる。共済組合等は所得だけで決まるので子供の数に関係なく、確かに不公平である。
 この日の質問後に基地対策特別委員会の要望事項を調整し、事務局と諸調整の後、市原に住む友人が訪ねてきたので一緒に食事を取ると、夜の江川海岸を見たいというので同行して写真のデータを貰った。
 
 夜9時を回っていたので観光客は居なかったが、結構綺麗だった。
 
 2日は一般質問の最終日であるがやはり5人が行う。
元気力発電所 高橋てる子議員
 請西保育園の騒音問題に対して、住民側からは住宅地の狭い敷地に建設したことの問題点を指摘され、市は住民側が求める騒音対策が不十分だったことに謝意を示したようだ。これが建設したことに対して謝ったかのように成っている事が問題視された。
請西保育園の問題は随分と尾を引くなと感じながら聞いていた。
一新の会 大村富良議員
 真舟小と第二中、東清小は現在の施設では子供の増加に対応できなくなるので通学区の見直しや増築を考えるという事が示された。敷地の狭い第二中は根本的な方針変更が必要なのではと最近考えている。
公明党 渡辺厚子議員
 一人親や生活困窮者に限定しない、誰でも希望者を受け入れる地域未来塾への期待が示された。私の母校である岩根中学校で同様の取組が行われていたことを不明にして知らなかった。外観で解らない障害者に対するヘルプカードの提案と県の対応が遅いなら四市で先行してはという意見も共感できる意見であった。
新栄会 座親政彦議員
 活性化を切り口に、これから市が行おうとしている多くのイベントや街中での民間事業が示された。中には初めて聴くような話しもあり、このような質問が無くても議員には積極的な情報開示を勧めていただきたいと思いながらMEMOを取り続けていた。
羅針盤 草刈慎祐議員
 地方創生加速化交付金を使った事業の内、11月17日にALGOAサミットがアカデミアで開催されることが示される。
前回の韓国の記事を読むと3週間の開催で66万人が集まったようだ。どの様な国際会議になるのか気になる話であるが、依然として情報は少ない。
 質問が終わり、議案の大綱質疑が始まり、田中議員のみが質疑を行った後は決算特別委員会を選定した後に各委員会に付託して本会議は最終日まで休会になった。会議終了後、速やかに決算特別委員会を開催し、慣例通り総務委員長である私が委員長に就任して13日からの現地調査や審議を進めることを決定した。
 この夜は仲間内で一般質問の終了を総括。提案型の質問が多かったので、多くの議員が単に質問するだけでなく、市政をより良い方向に導こうとしている姿勢が見えてきた。議会も大夫変わってきたのかなと思いながら楽しい時を過ごした。
 
 3日は7月12日に亡くなった叔父の49日法要に参列する。帰宅後は子守を手伝い、夜にはHPの更新を行った。決算の勉強や議会広報用の原稿造り、議会基本条例の勉強、総務や基地の案件への対応などやるべき事が多く、一般質問が終わっても1合目を通過したような感じである。
 
 4日は家の雑務を夕方まで行い、午後4時を過ぎてからナチュラルバルに参戦した。3時頃には多くの人が居たと知人の出店者から言われたが、午後5時からの松本佳奈さんの歌を聴きながら麦酒を飲み、バル後には街中に飲みに出ることが目的だったのでこの時間である。気持ちよい夏の夕方だった。
 
 5日は10時から議会基本条例策定特別委員会があり、各自が条項に入れようと考える項目の集計が事務局から提出された。私と田中議員と白坂委員長から追加提案も行われたが、基本となる集計表に基本的事項が多く抜けているので、その補足をした物でもあるが、進行についても意見が色々と分かれ、議論のたたき台になる条例原案を学識経験者と正副委員長で造ることと、来月の県内先進市の視察を決めた。
 翌日の総務委員会の資料確認などを行ってから帰路につくと、空が綺麗だったので午後3時の江川海岸に行ってみる。まだ夕暮れ時までは間があるというのに大型バスが2台停まって観光客が歩き回っていた。ブームはまだ続いているのだなと思いながら帰宅し、家で仕事をした。
 
 6日は総務常任委員会が開催される。付託されている案件は少ないのであるが楽ではない事案で、早めに議場に入って進行の確認をする。付託された案件等は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情11 國吉俊夫市議の懲罰を求める陳情 -
議案56 一般会計補正予算(第2号) 財務・総務・企画
- 行政視察について -
協議会 No.1 オーガニックなまちづくり条例の意見公募 企画
 陳情は真舟地区において擁壁の増積に関する行政指導の在り方等の問題で國吉議員に懲罰を行うことを求めるものである。本人に関することなので國吉議員退席の元で議論が進められる。但しこの事案は議員が議場外で行った行為を議会が懲罰することが出来ないことより、否決するしか選択肢が無い案件でもある。現在の木更津市議会のルールだと陳情者が説明に来れる場合は陳情として委員会で審議することになり、どこの委員会にも属さない案件は総務で行う事なのである。個人間の案件を議会が採決するのではなく継続審議としたらどうかと動議が出され、否決せずに継続として陳情の審議は終わった。
 補正予算は公共交通協議会の在り方などの意見が出されたが全会一致で可決。行政視察は来月12日から埼玉県吉川市・新潟県糸魚川市・長野県長野市での3日間の視察を決めて委員会を終え協議会に入る。
 オーガニックなまちづくり条例という愛称を付けようとしている「(仮称)人と自然が調和した持続可能なまちづくりの推進に関する条例」の骨子について9月26日から10月25日まで意見公募を行うために委員会で議論するものであるが、愛称が解りにくいという意見が多く出され、有機的連携なども理解を難しくしている。若手職員の感性なのであろうが、市民の理解を得られるか慎重に検討すべき案件かも知れない。理念には反対される事はなかった。
 審議が終わって家で子守を行い、夕方から情報交換会に出席した。
 
 7日は教育民生常任委員会の傍聴を行う。前日の総務委員会とは違って協議会事項も下記のように多い。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情10 指定難病以外の難病対策の充実を求める意見書 市民
議案56 一般会計補正予算(第2号) 市民・福祉・教育
議案58 介護保険特別会計補正予算(第1号) 福祉
議案57 国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 市民
議案62 印鑑条例の一部改正 市民
- 行政視察について -
協議会 No.1 地域密着型サービス事業者の基準等の意見公募 福祉
No.2 請西保育園環境問題 福祉
No.3 平成27年度教育委員会の評価報告書 教育
No.4 小中学校適正規模適性配置の変更の意見公募 教育
No.5 学校給食費の改定 教育
 陳情は現在306疾患が指定されている以外の難病について対策の充実を求める意見書を国に提出することを願うものである。現状では発病原因が不明確で客観的な判断基準が確立し人口の0.1%以下の方が発祥すると難病として指定され研究費もつく。木更津市では929人が指定されているようだ。人口要件を逆に考えると0.1%を越える人が発症すると難病ではなくなり研究費も付かない事になる。このような難病は7千ほど有るようで、国が制度を充実することは必要との観点で全会一致で可決され陳情の審議は終わった。
 補正予算は介護ロボットの購入や保育園への事務処理システムの導入など多くの事業に意見が出されたが,特別会計の補正2議案と供に全会一致で可決。印鑑条例は本人確認が出来れば印鑑登録証を持参しなくても発効できるようにするもので同様に可決。行政視察は来月6日に君津市の学校再編基本計画と鎌足小学校の給食循環を日帰りで、25日から愛知県半田市・愛知県豊橋市・静岡県焼津市での3日間の視察を決めて委員会を終え協議会に入る。
 地域密着型サービスは定員18人以下の通所介護サービスが市内在住の方のみうけられるように方が変わり、その基準も市で決めるように成るため条例を変更するための意見公募を行うために委員会で議論するものであるが、食事に関し地産地消を努力目標に加えたことに意見が出された。請西保育園は高橋議員の一般質問にも出された問題を具体的時系列的に整理したものの報告、教育委員会の執行状況の点検・評価に関する報告は法令に基づくものである。学校適正規模は真舟小学校の開校による変化と人口急増地域の学区見直しを始める事を意見公募しようとするものであるが、具体的な見直し案に入る前の総論なので意見は出にくいだろうと思った。学校給食費は1食中たり小学校で12円・中学校で15円を値上げし、同時にふさこがねをコシヒカリに変えるもので、来春から実施予定という事である。
 長い審議の傍聴が終わって、この夜は遅くまで子守をした。
 
 8日は建設経済常任委員会の傍聴を行う。やはり一昨日の総務委員会とは違って協議会事項も下記のように多い。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情12 東京湾漁業の環境整備等に関する意見書 経済
議案56 一般会計補正予算(第2号) 環境・経済・都市
議案59 公共下水道事業特別会計補正予算(第1号) 都市
議案63 平成27年度水道事業会計利益剰余金の処分 水道
- 行政視察について -
協議会 No.1 平成29年度農業政策に関する要望 経済・教育
No.2 中野畑沢線桜井工区開通時の交通量予測結果 都市
No.3 空き家対策推進条例策定の意見公募 都市
No.4 水道水源保護条例施工規則の一部改正の意見公募 環境
No.5 木更津産米を食べよう条例の制定 経済
 陳情は国に対して東京湾漁業振興と漁業者の所得向上を支えてもらうよう求めるものである。浅蜊の弊死や海苔の不作は多くの議員が理解することであるが、今までの対策内容や市への要望内容などの議論が続いた後に全会一致で可決され陳情の審議は終わった。
 補正予算は火葬場の受入能力を越えて断った結果、市外で焼却した人に対する補助を開始することに対する補正や、小規模工事の規模拡大や補修事業の追加等に伴う補正であり、下水道特別会計や水道事業の余剰金処分案と供に全会一致で可決される。ただし防災費を使って対処するほたる野の調整池の石積擁壁については21日の朝9時に現地確認を行うこととなった。行政視察は来月3日から島根県出雲市・鳥取県境港市での3日間の視察を決めて委員会を終える。なお、陳情と一般会計は午前中の審議、その他は午後の審議となった。
 協議会の最初は午後1時10分より農協の梅澤組合長が多くの役職員を連れてきている中で委員会に要望内容の説明を行い意見交換を進める形になり1時間を超える議論が交わされた。中野畑沢線は貝渕工区の開通により横断する国道の交通量が9%軽減される効果も重視して桜井工区供用後速やかに貝渕工区の事業化を行う方針を示したもの、空き家条例は成立した時限立法に併せるため全面改定を行う事を意見公募するもので、水道水源保全規則も水質汚濁防止法施工規則改正に伴いトリクロロエチレンの規制値を厳しくする事を意見公募しようとするものである。ここまでの傍聴後に町内の事務を行う必要が生じたために退席したので6月議会から持ち越しになっている「お米条例」の議論を聞くことは出来なかった。
 帰路に街中数ヶ所で所用を済ませて回り、夜になってから帰宅した。
 
 9日は来春に仕事に戻る妻の要望で市内の保育園の状況を見に行く予定であったが、元台風13号の低気圧通過後の晴れた朝であったため、早起きして農溝の滝まで写真を撮りに行く。7時過ぎに着いた駐車場は既に満車で離れた臨時駐車場から歩くと予想通り多くのカメラマンが居た。
 幻想的な写真を撮影してから帰路に着き、社会館保育園や久津間保育園などの施設を立場を隠して見学してまわる。それぞれの考え方を聞けたことは役に立ったし、待機児童が多い中で久津間保育園の施設に余裕があることを改めて感じた。保育士確保は急務である。
 その後、各種の所用を済ませて帰宅。夜中にHPの更新をしようかと考えたが、早起きしたためか眠く、翌日に持ち越すことにした。
 
 10日は岩根西中学校の体育祭なので朝から地域の区長さんや多くの来賓と供に観戦する。9月上旬という時期も考え、今年から子どもたちに日影を与えるように小学校からテントが借りられて張られていた。昔とは暑さの程度も質も違うので必要な対策だろうと思いながら子どもたちの熱戦を見ていた。
 昼で学校から上がり、午後から市内で雑用を済ませ、その後に溜まっていたHPの更新作業を行った。
議会質問全文掲載の作業で疲弊した後の「活動記録」で委員会3本分の内容量は多くてまとめきれず、随分省略させていただいたことを報告する。
 
 
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2016年9月中旬の記録