65.10月中旬の活動記録
 11日は朝から秋雨前線の冷たい雨が降る中、盛岡のホテルを出発し2箇所目の行政視察会場に移動する。
 
2.岩手県紫波町
 町制施行 昭和30年4月1日
 人口 33,366人(平成29年9月1日現在の住民基本台帳登録数)
 面積 238.98km2
 平成29年度一般会計予算額 138億6,518万円
 財政力指数 0.44 (平成26年度〜平成28年度平均)
 視察項目 官民連携による都市整備事業について
 紫波町の「オガールプロジェクト」は
3年前に会派で視察したものであるが、当時は建設中の状況であり、現在は建設事業は完了し維持管理に移っている状況だった。視察は木更津市だけでなく山形県舟形町議会と個人の学生も参加していた。他の研修コースも一杯で、今でも注目を集めている事がよく解る。
 プロジェクトを進行するオガール紫波株式会社は町が39%の出資をしている株主数10者による会社で、現在は売上高年間5億37百万円のマルシェの運営が主体になっているようだ。図書館、情報交流館、運動施設、マルシェ等により年間百万人の集客があり、町役場を除き254人の雇用も発生する等、効果は生じているとの事であった。元々は平成10年に28.5億円で購入した庁舎用地が塩漬けされていた時に民間活力を導入しようと考えた岡崎氏の提案とそれを受け入れた藤原前町長による事業化で、PFIによる町役場庁舎は33.8億円の契約であった。個々の建物はそれぞれ別の設計であるが、全体的なデザインの統一があり、大変気持ちよい空間づくりが達成されていた。
 綺麗な街並みを達成したことで紫波町の人気が高まり、町の人口は横這いながら中心地区の人口は増加し、地価も上昇傾向に有るようだ。将来的に木更津市でも市役所の建設が話題に上ることも有るだろう。その時に思い出すべき事業であると改めて認識した。
 視察を終えて盛岡に戻り新幹線で八戸まで移動した。八戸も雨であったが夜にはいつものように屋台村の見学を行った。
 
 12日はホテルから歩いて八戸市役所に向かう。天気予報は雨であったが青空が広がり始めたが、現地調査は無いため余り影響はない。

3.青森県八戸市
 市制施行 昭和4年5月1日
 人口 232,698人(平成29年9月1日現在の住民基本台帳登録数)
 面積 305.54km2
 平成29年度一般会計予算額 945億円
 財政力指数 0.65 (平成28年度決算)
 視察項目 大型客船寄港による地域への効果について
 八戸市では平成19年から大型客船誘致を市総合計画の戦略プロジェクト事業に掲げ、毎年国内の船会社を訪問して誘致活動を行っている。平成19年からは11年連続で21回の寄港実績を上げており平成28年度は「にっぽん丸」「ぱしふぃっくすびいなす」「飛鳥U(2回)」が寄港している。使用するP岸壁は港の北端に当たり市街地からは離れているが、そのため交通渋滞等の問題は発生していない。
 寄港1回あたりの経済効果は1千万から2千万円程度と見込み、毎回150万円程度の事業費を投じて歓迎イベントを行っているようだ。この支出に対する異論等は出ていないようだ。受入用の協議会のようなものは作っておらず、市の観光課や観光協会が対応し魅力的な提案を行うようにしている。
 多くは新緑の十和田湖での人気が高いようだが、八戸市の保有する国宝3点や根城も上手く機能して歴史好きの需要を満たしているようだ。また現在の所、青森港との棲み分けもあり、国際航路の誘致には取り組んでいないとの事であった。重要な点を聞くと、職員の移動で人的な連携が失われることが信頼の低下に繋がるので、可能なら担当者は固定した方がよいとのことだった。
 
 視察を終えて八戸駅に向かう途中で八食センターに立ち寄り昼食を食べる。早朝に朝市の行われている港もあるが、ここも多くの人が買い物に来ており、市場が栄える文化がある街も魅力的だなと感じていた。新幹線と内房線で木更津に帰ると既に日が暮れていた。
 
 13日は朝から冷たい雨が降っていた。娘を保育園に預けてから市内各所で溜まっている雑務を片付け、午後からHPの更新を始めたが視察の報告を書き込むとたっぷり半日は費やしてしまった。地元では衆議院の選挙も4日目に入っていたが、多忙に尽き応援に行くのは翌日とさせていただいた。
 
 14日は朝から木更津市議会の有志が事務所当番となるので7時半に浜田靖一選挙事務所へ顔を出す。候補者と選挙遊説車は鴨川市を出発して夕方から君津市に入るので夜まで帰ってこない。従って来客の対応や今後の地元での対策等を事務所で行うことが事務所番の仕事である。
 この日は10時から富来田公民館で9基目の万葉の歌碑が建立された除幕式が行われるのため数名の議員がそちらに向かった。また、この日から
6月の議会質問で取り上げた真里谷武田氏の特別展が郷土博物館で開催されるし、同じ太田山では21日の夜灯に向けた作業も行われるのであるが、私は10時半まで事務所番を続けてから、岩根公民館で開催される「いわね こどもサロン 木更津市岩根こども食堂」を見に行くことにした。これは八幡台公民館で13日に第4回目が開催された波岡こども食堂・みらいラボで5日に第2回目目が開催されたみなと口食堂に次ぐ、市内で3箇所目となるこども食堂の記念すべき第1回目である。
 食事になる前に学習支援の場も設けられ、30人弱の子どもたちが英会話と算数のクラスに別れて勉強をしていた。会場には岩根東地区の区長さんや岩根西の民生児童委員、地元の鈴木・重城市議はもちろん、渡辺市長も駆けつけ多くのギャラリーが集まってきた。私もこの日のメニューであるキーマカレーをいただき、地元のエンゼル薬局が開発したブルーベリーゼリーも食べながら色々とお話を聞かせていただいた。
 再び選挙事務所に戻り夕方まで作業等を続け、夜7時から君津市のジョイフル本田で行われる街頭演説を聞きに行く。冷たい雨の中で頑張ってきた候補者や君津の関係者の大変さを感じながら事務所に戻り、遊説を終えた車を迎え入れた。
 
 15日は10時から市民会館及び体育館で開催される生涯学習フェスティバルを見に行き、駆け足で多くの知人と挨拶を交わす。
 午前中に選挙事務所で打合せを終えてから小櫃に移動し、君津市のスタッフから遊説活動を引き継ぎ、午後4時に清見台で大勢の方々が集まった街頭演説会の設営等をお手伝いする。
 
 その後、5時に金田で開催された街頭演説会の後は地元での先導を行うなど、夜8時まで選挙活動のボランティアを行った。
 
 16日は朝7時半から木更津駅西口で選挙の応援を行い、遊説車の出発を見送ってから市役所に登庁し10時より議会基本条例策定委員会に出席する。今までの議論を元にした修正案の意見調整の後、来月10日から30日にかけて委員会案に対する市民意見を求めるという方針が決まり終了した。
 市内で所用を済ませて帰宅し、夕方はHPの更新作業を行った。
 
 17日は朝6時半より巌根駅前で選挙の応援を行い、一旦帰宅して私的な仕事を片づけ、午後3時から富津市大堀で行われる街頭演説を見に行くため車を走らせていると病気で自宅療養中の娘の耳から膿が出ていると電話があり、街頭演説後に急いで帰って娘を耳鼻咽喉科に連れていくと今年4回目の急性中耳炎と判断される。幸い娘の体調も悪くないので病院から連れて帰って自宅に預け、直ぐにかずさアカデミアパークに移動し浜田靖一候補の個人演説会を会場の最前列で聞いた。
 演説会終了後は急いで帰宅して娘の介護を手伝った。
 
 18日は久々の晴れ間が出る中、朝6時半から新宿交差点で選挙の応援活動を行い、朝食を執りに移動するところで朝日での火事の煙を遠望した。その後は浜田選挙事務所当番を木更津の有志が交代で行った。
 私は天気予報で今週中に一度しかない貴重な晴れ間を惜しむように武田川のコスモスを写真撮影してから自宅に戻り、作業着に着替えてから雨で伸びていた外仕事を終え、再度スーツに着替えてから浜田選挙事務所に戻って当番をし、夜は数人が集まり木更津バルを楽しまさせていただいた。
 
 19日は朝10時から市民会館中ホールで行われる木更津市戦没者追悼式に出席し、その後は自宅で私的な仕事を片づけながら、12月議会質問に向けて質問の項目出し作業等を開始した。
 
 20日は8時前に家を出て富来田に向かい、朝9時から行われる道の駅の開所式典に出席する。道の駅に関しては『
最近思う事』に記載するので、ここでの長文は省略する。式典終了後は混雑する店舗の中を見学してから浜田選挙対策事務所に移動する。
 森県議や同僚の市議と富士屋のラーメンを食べてから選挙活動を開始し、鎌足地区と中郷地区で行われる浜田候補の街頭演説会の応援や遊説車の先導を行う。17時には袖ケ浦市のゆりの里で袖ケ浦市疑団に遊説車を引き渡してから選挙事務所に戻り、明日の打合せを終えてから帰宅した。
 帰宅後は週末の天気が悪いことが予想されるので、娘を婆に預けて期日前投票所に行き、食料品を購入して自宅に戻った。
 
 
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2017年10月下旬の記録