86.5月中旬の活動記録
 11日は手が空いたので娘を送ってから事務所の片付けを行い、ローリングストック法と言いながら賞味期限が過ぎた山用食を昼食に摂る。
 インスタントラーメン等を含めると事務所だけでも50食以上を備蓄しているが家族5人で毎日3回食べると3日分程度のストックとなる。母屋の分も入れたら一週間は大丈夫だと思うが、最近は日常やレジャーで適切に消費することを怠っていたので期限切れが増えている事を棚卸ししながら実感した。
 午後には消防庁舎に行き消防団と消防団詰所の考え方について意見を交わし夕方から議会の諸課題について羅針盤の幹事長である草刈議員等と打合せを行った。
 
 12日は千葉県南部地区議会道路整備協議会の総会が鴨川市役所で行われることになっていたが書面議決に変わってしまった。そこで娘を保育園に送ってから自宅で雑件を片づけ、議会事務局に行くと27日に予定されていた全国市議会議長会総会も書面議決になったことを知る。出事が少なくなり感染のリスクが減ることは有り難いが、物足りなさは否めない。その後、市内で所用を済ませて帰宅し、読書やHPの更新を済ませてから娘を保育園に迎えに行き、妻の帰宅まで子守をした。
 
 13日は袖ケ浦市の主催によるかずさ四市市議会議長会新人議員研修会を企画していた日であるが、案内を出す前に第4波の傾向が見え中止とした。これは感染症の拡大で本年の議員研修が中止になるなかで議員歴の短い議員が近隣市議会議員と意見交換する場が設けられず、数多く進む広域行政の状況や歴史を確認するとともに他市の考え方や運営から様々な気づきを得て議員力を向上させようとしたしたものである。因みに四市では下表に示す19人の議員が対象と考えていた。これに各市の正副議長、事務局を加えると30人以上の会議になってしまうのだ。
No 自治体名 議員氏名 期数 性別 会派名 当選日 備考
1 木更津市 佐藤 修一 1 公明党 平成31年04月21日
2 神蔵 五月 1 公明党
3 堀切 俊一 1 立憲民主党
4 石川富美代 1 扶桑クラブ
5 君津市 宇野 晋平 1 令和新政 令和元年09月23日
6 鈴木 高大 1 令和新政
7 村上 幸人 1 令和新政
8 高橋 健治 1 公明党
9 袖ケ浦市 伊藤 啓 2 清風会 令和元年11月10日 補選
10 湯浅 榮 2 清風会
11 富津市 宮崎 晴幸 1 政友会 令和02年04月19日
12 渡辺 純一 1 無会派
13 三富 敏史 1 政友会
14 福田 好枝 1 日本共産党
15 関 務 1 公明党
16 袖ケ浦市 佐藤 博文 1 啓政会 令和02年10月11日
17 伊東 章良 1 清風会
18 木村 淑子 1 公明党
19 稲毛 茂徳 1 清風会
 先月23日の総会で感染力の強い変異株が主流になる中ではワクチン接種が進む年末までは開催が困難だろうという点で一致し、来春には恒例の全議員を対象とした研修会を開催する予定なので、延期ではなく中止と判断した次第である。各市の議長が20分程度の講演時間を受け持ち、私はかずさ四市合併の歴史四市の通勤通学状況、現在進められている四市の広域事業等を説明するつもりだったので残念でもある。
 ともあれ公務が無くなったので娘を送ってから車を車検に出し、事務所の片付けや議会事務局との諸調整を行う。その後、朝日庁舎で打合せしたついでに、設置されたと聴くオリンピックボードを見に行く。この日から71後に開催が迫る中の混迷は深い。
 夕方に買い物をしながら娘を迎えに行き、夜はニュースを見終えた後に、録画していた番組をまとめて見た。
 
 14日は木更津市防災協会の総会の日であったが中止となったため、在宅の妻に娘を任せアクアラインバスで横浜に行き自治体総合フェア2021の会場で開催される『議会改革で住民福祉は向上したか?』と『地方創生への新しい展開「シビックプライド」への期待』を聴講する。
 午前11時と午後3時からそれぞれ開始される1時間半のセミナーの内容や感想を記載すると長くなるので、細部は最近思う事を参照いただきたい。感染対策に心がけ夕食も摂らずに帰宅し、夜は歩きすぎて疲れたので、緊急事態宣言の範囲に北海道等が加わったニュースを見ながら麦酒を飲んで寝た。
 
 15日は8時半に総合福祉会館に行き、この日より始まるワクチン集団接種の様子を確認する。予約を目的とした者が訪れたり予約が取れなかった苦情を持ち込むと云ったトラブルが発生するのではと心配していたが、そのような者は一人だけだったようで市民の理解力に感心する。
 市長や副市長も来られたが、会場では大きなトラブルもなくスムーズに接種が進み、キャンセルへの対応策も確立されている事を確認できたが、予約方法や接種状況の公表方法に関しては改善の余地がありそうで、気が着いたことを担当課等とその場で打合せする。
 10時過ぎに会場を後にして市内で所用を済ませて帰宅する。午後から予定されていた木更津市PTA連絡協議会総会も中止になったので、昼食後は事務所で雑件の処理を行い、午後4時から娘を連れて図書館に行って絵本を借り、娘に明日海でゴミ拾いをするかと聴くといたって乗り気である。夕食後に翌日の準備を行い、HPの更新を行った。
 
 16日は朝食を食べてから荷物を車に積み込み盤洲干潟で開催されるクリ−ン作戦に出席すべく指定の臨時駐車場に向かうと沢山の車両が停まっている。駐車場の整理をしていた知人に聞くとホテル三日月龍宮城から3百人を越える協力もあって合計で約7百人が参加見込みとのことである。市からも田中副市長や環境部・市民部等も参加しており、竹内議員や森県議の姿も見られる。公共ゴミ袋を受け取って干潟に向かう。
 娘は駐車場からの長さに文句を言っていたが、海に出ると喜んでゴミ拾いを始めるが、蟹が怖いとか乾いたエイが珍しいとかでテンションが上がり、潮の引いた浜を走り汚れて回る。小雨が降り始め自然観察会は無くなり、駐車場で着替え帰り道にコストコでホットドックを購入して食べながら帰宅した。
 早めに風呂に入ってサッパリしてから娘と遊び、夜は妻子が寝てから報道番組を見ながら麦酒を飲んだ。
 
 17日は全国市議会議長会基地協議会役員会が香川県善通寺市で開催される予定であったが先月末に書面議決に成ってしまったため、娘を保育園に送ってから事務所に籠もって私的な仕事を片づける。夕方に買い物に行った後に娘を保育園に迎えに行き、妻の帰宅まで子守をした。
 なお、この日から55箇所の医療機関によるワクチン個別接種の予約が開始されている。明後日(19日)には195バイアル入りのファイザー社のワクチンが17箱届き、1バイアルから6回の接種が可能となる注射器も届けられる結果17×195×6=19,890回分が備蓄される。市内の65歳以上人口は39,816人で70%が接種すると考えると27,871人である。一人2回接種なので55,742回に対し35.7%分が届いてしまうことになるので接種作業の迅速化や拡大が懸念されるため、個別接種に期待する。
 また市内で6日ぶりに新規感染者が確認された。一度に5人であり偶然全て女性である。小学校の生徒も含まれているので、家庭内感染を防ぐためには16歳以上65歳未満の8万人弱にも接種が進む事も待たれる。
 
 18日は東関東自動車道館山線建設促進期成同盟会総会が千葉市で開催される予定であったが蔓延防止等特別措置の延長に伴って書面議決に成ってしまったため、娘を保育園に送ってから雑務を処理し、多くの会議が書面議決に成ったので午前中から議長室で資料を読む。
 
 金曜日と月曜日に登庁しないだけで多くの決裁書類が滞っていた。執務中に綾瀬市と茂原市の新議長が交代の挨拶に訪れ諸課題の相談等を行い、明後日に迫った水道広域連合議会の事業運営懇談会に向けて資料の整理などを済ませ、午後6時まで会派室に隠る。その後に会派の草刈議員と諸課題について情報交換を行った。
 
 19日は全国自治体病院経営都市議会協議会総会が都内で開催予定であったが緊急事態宣言の延長に伴って書面議決に成り、市民会館で開催する予定であった木更津市スポーツ協会表彰式は中止に成ってしまったため、娘を保育園に送ってから自宅で私的な仕事を片づけ、午後からは駅前庁舎に登庁して事務処理や打合せを行う。午後3時に消防本部から飲酒運転した職員の懲戒免職について報告を受ける。飲酒運転については論外で処分は適正だと思うが、その一方で消防職員として研鑽を積んできた技量や資格が今後も世の中のためにために成る方法はないものかと考えざるを得ない。その後、翌日の会議に向けた資料を作成してから帰宅した。
 
 20日は娘を送ってから自宅に戻って雑務を処理した後にHPを更新し午後2時からはかずさ水道広域連合企業団事業運営懇談会という名称の議員向けの学習会に出席する。議題は次の通りである。
区分 番号 件 名
事業概要説明 (1) 執行部の組織体性と課題
(2) 令和3年度の実施予定工事の概要
(3) 災害対策の進捗状況
(4) 富津市笹毛地先の漏水事故に係る対応経費
懇話会 (1) 水道料金の現状と料金改定について
 新田の水道庁舎で事務局長・技師長を始め全課長が出席の元で開始された懇談会は議会側も13人全て出席し、今年度から着任した執行部職員を紹介した後に松下事務局長等より説明が開始された。
 事業概要説明の前に旧君津広域水道企業団が担っていた配水事業の概要説明が簡単に行われる。各市の議員は末端給水については各市が担ってきたので理解しているだろうが、小櫃川から取水して配水池に配るまでも理解して貰いたいという配慮だろう。
 事業概要のうち、(1)の目玉は今年度から技師長直属の事業計画室を設置し広域統合事業計画等を技術的見地から取りまとめていく事と、組織を160人以内として運営していくという事であった。(2)は本年度に実施する工事についての説明であるが平成29年度に統合計画を考えていた頃に比べ労務費や材料費の高騰で工事単価は概ね3割上がっているという事である。令和6年度に広域ビジョンの作成を目指し、本年度からプロジェクトチームを作るという事であるが、広域化事業について必要な量を計画通りに進めると事業費が不足することになるので、その点も含めて計画の見直しが必要になり、老朽管渠の当初計画通りの更新は難しくなりそうである。(3)の目玉は水利権を持つ亀山ダムと協議し洪水調整容量を従来の435万m3から4〜9月の農繁期には535万m3に、それ以外の時期には608万m3に増やし台風接近前に事前放流が可能になった事である。2019年10月25日の台風21号に起因する大雨では計画放流の危機が迫っていたが、ここで173万m3の容量追加は心強い。水利権に余裕があることもあり良い判断である。(4)はJR横断の漏水による経費が約83百万円となり富津セグメントの予備費で対応したという報告である。JR横断は四市で80箇所を越え、そのうち断水の社会的影響が大きくなると想定される7箇所で健全度を調べているようだ。
 懇談会は私と竹内議員からの事前質問に答えるものである。含意は四市の水道料金の統合を令和11年に予定し、その5年前である令和6年の料金改定で料金体系を近づけることが必要だと考え、現状の口径別・水量別の料金体制や契約件数の状況を説明して貰い、今後はどの様な料金体制を目指すのか議論を進めていこうという点にある。因みに私なりにまとめた資料はこの様になるが執行部が用意した資料も解りやすかったので配布はしなかった。水道料金を検討することについては他市の議員からも貴重な提言だと評価をいただき、本日の懇談会の議事録は一般に公開して、市民にどの様な議論が行われているか示すべきだという方向になったので事務局の対応に期待したい。その後に広域連合議会人事に関する申し合わせを確認して2時間半の会議は終了した。
 帰宅して本日の資料を整理していると雨が強くなり、スーツをジャージに着替えてから娘を迎えに行き、HPを更新してから夕食にした。
 
 
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2021年5月下旬の記録