16.6月上旬の活動記録
 1日は娘を送ってからきみさらづ聖苑とコストコ本社の建設状況が解る定点写真を撮影に行く。12月開業予定のきみさらづ聖苑は足場で囲われていたがコストコ本社では足場が解体され外観が見えてきた。
 昨年の3月15日に
発表された計画では発表から4ヶ月後の7月に工事着工し、一年の工期で本年6月に使用開始する予定であった。実際には着工が8月に遅れたので完成も一月程度は遅れることになるだろうが夏のうちに川崎から300人の社員が移動してくることになると考えると波及効果が楽しみである。
 帰宅して昨年末から故障している事務所のエアコンを交換すべく業者と立ち会い、その後はHPを更新し、午後から明日からの議会に向けた準備を行う。夕方近くになり昨日のワクチンの副作用かは定かではないが倦怠感を覚え少し休憩し、娘を迎えに行って夕食に酎ハイを飲んだら倦怠感は酔いとともに薄れていった。
 
 2日は娘を送って駅前庁舎に行き、周辺地区住民への回覧前に地元議員として企画部から自衛隊に建設する整備用格納庫の説明を受け、かずさ水道広域連合企業団の事務局長の挨拶を受け、会派室で視察の検討を行ってから議場に入り、10時からの本会議に望む。
 今回も市歌の斉唱は省略されて開会され、開会直後に休会して大野議員の在職25年、國吉・齋藤両議員と私の在職15年が市議会議長会から表彰されたので、その伝達が行われる。この場に3月議会まで同僚であった同期の平野前議員が居ないことが寂しいく感じられる(写真は会議終了後に撮影)。
 伝達式が終了して本会議が再開され、市長から招集の挨拶、会期日程の決定、議事録署名議員の指名、諸報告が行われた後に渡辺市長から本文が21頁に及ぶ施政方針が発表された。約1時間の演説で話し疲れている感じがする中、続けて議案の上程が行われた。施政方針があるときは予算概要を含め各議案の説明を全て総務部長に委ねても良いのにと思いながら6月定例会に上程された下記議案に目を通した。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案32 副市長の選任 総務 -
議案33 子育て給付補正予算の専決処分の承認 財務 教育民生
議案34 一般会計補正予算(1号) 財務 全体
議案35 市場特別会計補正予算(1号) 経済 建設経済
議案36 固定資産評価審査委員の選任 総務 -
議案37 人権擁護委員候補者の推薦 総務 -
議案38 人権擁護委員候補者の推薦 総務 -
議案39 人権擁護委員候補者の推薦 総務 -
議案40 市税条例の一部改正 財務 総務
議案41 国民健康保険税条例の一部改正 市民 教育民生
議案42 市民活動支援センター設置条例の一部改正 市民 教育民生
議案43 特定保育事業設備運営条例の一部改正 子供 教育民生
議案44 きみさらづ聖苑の指定管理者の指定 環境 建設経済
議案45 製造請負契約(救助工作車)の締結 消防 総務
議案46 市道路線の認定 都市 建設経済
議案47 君津市との火葬場に関する事務委託の協議 環境 建設経済
議案48 富津市との火葬場に関する事務委託の協議 環境 建設経済
議案49 袖ケ浦市との火葬場に関する事務委託の協議 環境 建設経済
陳情01 義務教育国庫負担堅持に関する陳情 教育 教育民生
陳情02 国の2023年度教育予算拡充に関する陳情 教育 教育民生
陳情03 飛行場周辺まちづくり基本構想の見直しを求める陳情 公室 総務
 議案の上程で初日の日程は終わりであるが、表彰された我々が議場で議会広報誌用の写真撮影を行っている間に、委員会室では議員会が開催されるなど日程が混んでおり、延期になっていた消防団と総務委員会の情報交換の日程を詰める間もなく初日は終わってしまった。
 駅前庁舎まで来たので駅で展開している黒板アートを見学する。想像以上に鮮やかで絵の上手さにも感心する。自宅で雑件を処理し、夕方はHPを更新してから娘を迎えに行った。
 帰宅して食事を摂っていると自衛隊の夜間訓練の音が気になる。網戸を開けて外気を入れていることや滑走路に対して風下になっていることも要因であるが、20時を過ぎても密に発着を繰り返しているので陸上自衛隊に苦言の電話をしたが、結局22時まで訓練は繰り返された。
 
 3日は議会質問で使用する配付資料の造り込みを行う。グラフの形態や配色、コメントなどに拘っていたら半日が過ぎてしまった。午後からは質問原稿を手直ししながら雑件を処理し、会派行政視察についても調べものを行う。夕方に娘を迎えに行き子守りをしつつ早く寝てしまった。
 
 4日は朝7時過ぎに自宅から自転車で社会館保育園に行き、イベント期間中の駐車誘導を手伝う。梅雨入り前の日射しが強く日に焼ける。木更津海岸の干潮が11:40-15:50なので潮干狩りの駐車場と間違える観光客に下水処理場の臨時駐車を教えるのが忙しい。
 途中で我が娘を連れて遊びに来た我が母が購入したバザーの商品を車に運ぶのを手伝いながらイベントの様子を見学し、12時の終了を持って反省会には出ずに帰宅し、義弟の家に運ぶベビーベッドを解体する。
 ベビーベッドや荷物を積み渋滞が始まってきたアクアラインを渡って義弟の住む朝霞市で荷物を降ろし、電車で実家に向かう妻を駅前に降ろして娘と二人で「わくわくどーむ」という室内プールに行って日没までの2時間ほど水泳の練習を行った。市営だが22時まで営業していることにも驚かされた。
 プールで遊び終えてから妻の自宅に移動して、この夜は宿泊した。天安門事件から33年経過して、表現の自由が失われ始めた香港での追悼集会が出来なくなっている状況も重く感じながらニュースを見ていた。
 
 5日は妻の二人の弟とその奥さんと子どもも実家に集まり賑やかに過ごす中で娘は生後8ヶ月の妹と生後2ヶ月の弟が出来たようで甲斐甲斐しくお世話を手伝っていた。昼食後に帰路に着き夕方に帰宅した。
 
 6日は娘を保育園に送ってから駅前庁舎に行き配付資料を調整しながらPDFの出来を確認し、会派の行政視察についても資料を収集する。昼食後に帰宅して私的な仕事を処理してからHPを更新する。気象庁は関東地方の梅雨入りを発表し、明日からの本会議は連日雨に成りそうである。夕方に娘を迎えに行って夕食を摂って風呂に入れ、帰宅した妻に娘を預けて夜遅くまで質問原稿の再確認を行った。
 
 7日から本会議が再開される。娘を送った足で駅前庁舎に行き会派室で配付資料の修正を行い、10時に議場に入って一般質問を聞く。なお籤引きの結果として初日は最後の石井徳亮議員以外は全て女性市議、翌日は最後の高橋てる子議員以外は全て男性市議という状況であり「今日はレディースデイだね」という声も聞こえてくる。今回も個人的に気になった質疑や感想を簡素にまとめる。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 縦割りではなく複数の部署に渡る横の繋がりをテーマに質問を行う中で残土条例違反の指導案件5件と宅造法・都計法違反各1件の合計7件を資料として整理し、その改善を求める中で届出書類の保存期間が5年から10年に延長されたり、届出漏れが生じないようにフローチャートが作られるなど着実な成果も上げているようだ。
公明党 竹内伸江議員
 食料品価格高騰の中で学校給食や保育園・幼稚園・福祉施設等の食事提供に関し地方創生臨時交付金を活用して値上げせずに質の維持を求め市も活用すると答えていた。追加上程が間に合わない場合は補正予算の専決処分に成るのだろうかと感じていた。また小学校のプール実習は令和4年度に全ての学校で行うが、中学校では座学に成るようだ。
公明党 渡辺厚子議員
 昼食後に議場にはいると傍聴者が16人ほど議場に入って居たが、そのうちの2人が背中を向けて座っているので何かなと思っていると質問開始とともに手話通訳を始めたので驚いた。障害者手帳が全国的に統一されておらず長いこと使っていると劣化するのでそれに替わるスマホのアプリとして「ミライロID」も紹介していた。初耳が多く勉強になった。
共産党 鈴木秀子議員
 大綱が5点で、5番目の大綱の中項目5点がそれぞれに独立した内容であるから実質的に9項目を50分に詰め込むのは難しいだろうと思って聞いていると、質問は極めてシンプルで、再質問も大幅に削られ13分も残して質問が終わった。私の隣の席に戻ってきたところで随分早かったねと聞くと、項目が多い事を気にしすぎて削除しすぎたと反省していた。
自民クラブ 石井徳亮議員
 質問の中で小麦の種類や米粉に適した※の種類など勉強になる話がされたので資料にまとめてくれたら嬉しいのにと思いながら話を聞いていた。農業支援センターを広域行政で検討することや、再生資源物の屋外保管に関する条例の制定など、重要な指摘もされていた。後者は袖ケ浦市が制定を目指しているので木更津市内に悪質な事業者が集中して進出させないためにも早期の対応が必要だと私も考えている。
 石井議員の質問が終わり、議長室で総務常任委員会協議会で説明を予定している4件の事案に対する正副議長及び正副委員長レクが行われる。幾つかの意見をさせていただき午後5時過ぎに帰宅した。なおこの日は妻が午後から保育園での懇談会に参加しているのでお迎えに行かなくて良いのが助かる。帰宅して夕食を摂り、夜中に事務所で原稿の手直しや時間調整の箇所の検討、HPの更新等を行った。
 
 8日は私が本会議で11時から質問する日である。保育園に娘を降ろしてから駅前庁舎に向かい、会派室でヤクルトタフマンを飲んで気合いを入れる。タブレットに原稿がないので事務局にアップしてもらい、摺り合わせを終えている答弁が一部修正になったことなどの報告も受けてから議場に入る。
羅針盤 鶴岡大治議員
 吾妻保育園の民営化の際には17人の職員のうち8人が吾妻に残り6人が退職し3人が職員として異動した。今年の2園のうち中郷の11人で残った者は無く4人が退職し7人が職員として異動、久津間の13人のうち5人が残り退職は無く8人が異動していた。吾妻では多くの職員が辞めたが今回は24人のうち15人が残ってくれて良かったと思う。他の質問でゴミ袋に対する広告収入を得るための取組を提示したところは目の付け所がよいとは思うが、鶴岡議員にしては細かい話をしていると感じた。
 11時からの私の質問は後日全文アップするが、用意していた再質問のうち2個を削除し、まとめの言葉も削って3秒残しで終了した。質問時間が通常の60分から50分になっているのが結構厳しい。
新栄会 座親政彦議員
 今年度から設定された地区担当職員に対する質疑で会計年度職員や再任用職員を除いた全ての職員が居住地域か、市外の職員が不均衡を埋める形で担当に回っていることを質疑によって知った。木更津市では隣接していない市の職員も少なくないと思う。形だけの地区担当とするか理解を得て移住してもらうか、それが重要だと個人的には思う。
自民クラブ 斉藤高根議員
 農地中間管理機構に委託された農地のうち65%が他の就農者に渡っている状況は凄いと思う。質問に対しては就農者が減っていることや地域内の残土問題は同じ様な危機感を持っているが、
3月27日のUMFin木更津の後援やイベントに伴う諸問題は普遍的な課題でないので議会質問のレベルにまでしなくても良いのではと思った。
元気力発電所 高橋てる子議員
 小規模多機能型居宅介護を「小多機(しょうたき)」と呼称して質問を続けるスタイルは流石だと感心した。その一方で多くの質問を通告しながら再質問を急ぎ11分を残したスタイルは鈴木議員と同じ部屋でお茶飲み友達だったからかなと思う。「市民活動から市民事業で市民の自立」という言葉に高橋議員の今までの取組に対する自負を感じていた。
 午後4時前に会議が終わり建設経済と教育民生常任委員会のレクが行われている中で未だに多くの自治体が行政視察の受入を躊躇している中で会派の行政視察を検討し、帰宅して雑件を処理してから娘を迎えに行き妻の帰宅後にHPを更新しながら
40回目の質問を個人的に慰労した。
 
 9日も本会議で質問が続く。保育園から駅前庁舎に行き議会に望む。
羅針盤 永原利浩議員
 NHKが製作した横断歩道を渡る時に気を付けるアニメを全小学校で見せて道路横断中の事故の可能性を減らそうという手間の掛からない提案力は彼らしい。都市整備部が側溝の管理責任を明言していたが、現実的には地域が管理しているのであの答弁で良かったのかなと感じた。
立憲民主党 堀切俊一議員
 学校の普通教室以外のエアコン設置について教師が大変だという視点での質問で子ども目線ではないように感じるのは元教員だったからだろう。市職員の男女比率などを延々と聞いていたが昨年12月議会で私が配布した
資料を見ていないのだろうか。質問時間が勿体ない。
扶桑クラブ 大村富良議員
 金田の道路の質問を行っているが路線番号だけでは何処の話をしているのか解らない。本来なら質問者が説明資料を用意すべきだが、答弁者が図面を配布して回答するなどの工夫をしないと、金田地区以外の議員は全て置き去りだなと感じながら聞いていた。
公明党 神蔵五月議員
 昨年は木更津市に無戸籍の人が2人居たが今は解消しているようだ。無戸籍になる理由は離婚後300日以内に出生した子どもは血縁が無くても元夫の子として扱われることのトラブルによる結果が多いようだ。健康診断や保育などをサービスが受けられない状況を解決するよう市では連携した取組が執られているようだ。問題の視点がさすが公明党である。
自民クラブ 國吉俊夫議員
 自治会加入率の低下や子供会の問題意識は共感できるが、再質問でゴミステーションの問題に深入りしており、具体的な何処か個別の問題を議会質問の場で確認しているように感じられる。その様な内容なら担当課と打ち合わせるだけでも良いのにと思ってしまった。
 質議が終わり行政視察の検討を進めてから帰宅する。夜は青年会議所の年代幹事会に監事として出席し、今年の事業計画等を確認する。既に半年近くが過ぎているが感染症対策のために今年始めての開催である。夜も懇親会を開催するなかで様々な情報交換が行える貴重で楽しい時間を過ごし、日付が変わった頃に帰宅した。
 
 10日は日帰り旅行に行く母を木更津駅に送り、急いでシャワーを浴びて服を着替え、朝食後に娘を保育園に連れていき駅前庁舎に行く。追加上程議案があるので9時半から議会運営委員会が開催されるが傍聴することもなく会派室で珈琲を飲みながら視察の行程を検討する。10時になるので議場に入り本会議で最後の質問者の質疑を聞く。
扶桑クラブ 石川富美代議員
 人口施策として木更津市に移住してきた子育て世帯にアクアコインで助成金を出すという提案は面白い。個人的には自治体間での助成金によるサービス合戦を展開するのではなく、企業誘致による雇用の確保や都市イメージの向上などを進めることが重要だと思っている。
 石川議員の質問が30分で終わり、10分の休憩を挟んで本会議が再開され議案第50号として一般会計補正予算(2号)が上程され、田中議員による大綱質疑が行われた後に人事案件以外の議案と陳情を各常任委員会に付託することを決めて本会議は終了した。
 11時に低炭素社会調査特別委員会が開催され、平野議員の辞任により空席となっていた副委員長の選任が行われ公明党の佐藤議員が副委員長に指名された。特別委員会の行政視察については感染状況を確認し視察すべき事案が有る場合は9月定例会後に実施すると決めた。
 会派室で昼食を執り13時から市庁舎整備特別委員会理事会に出席する。議案は議会スペースのレイアウトについてで執行部から3案が示されたが、諸調整が必要なところもあり22日に全員出席の元で説明が行われ来月末までに意見の取りまとめを行うことになった。
 帰宅して翌日の事務所工事の打合せを行い、HPの更新を済ませてからお世話になった方の通夜に出席する。92歳の大往生だとは解っているが身近な人が居なくなることには寂しさを拭えない。帰宅してタブレットを確認すると31人もの新規感染者が確認され市内累計も8,622人に達していた。85百人台から百人増加に要したのが7日間で今年に入ってから最長の期間を要してはいるが、まだ収束までには時間を要しそうだ。
 
 
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2022年6月中旬の記録