18.6月下旬の活動記録
 21日は保育園に娘を送り、自宅で議会便り用の原稿を作成して事務局にメールで送信し、市内で所用を済ませ昼食を摂ってから駅前庁舎に行く。来月19日から実施予定の会派行政視察の受入都市【彦根市・名張市・伊賀市】と日程が確定したので行程を検討しながら宿の予約を行う。その後に帰宅してHPの更新を行い、娘を迎えに行った。
 写真は木更津駅前の旧観光協会の場所に設置されたPCR検査センターであるが、この日の感染者数は1人だけとなり、木更津市の人口10万人当たり一週間感染者数は30.4まで低下した。第6派の収束が見えてきたようだ(詳細は
最近思う事に記載する)。夜は翌日の本会議に備えて早く寝た。
 
 22日は娘を保育園に送り駅前庁舎に行き、会派室で作業を行いながら9時半からの議会運営委員会の議論を傍聴する。補正予算に対して駅前広場から浪久病院までの「有吉通り」の無電柱化については事前説明がないため今回の補正から調査設計の予算5千万円を削除するように田中・鈴木議員の連盟で修正動議が事前に書類で提出され、それを含んだ審議となることが決まった。
 10時からの本会議では先ず委員会付託案件について委員長報告と審議が行われ、多くの議員が反対・賛成の立場から討論を行い、修正動議と陳情3号については賛成者少数で否決され、それ以外は可決された。続いて下記の人事案件5件の審議、続いて発議案2件が上程され、合計7件の案件は全て全会一致で可決され本会議は10:55に終了した。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
議案32 副市長の選任(田中幸子:再任) 総務
議案36 固定資産評価審査委員の選任(齋藤英一:新任) 総務
議案37 人権擁護委員候補者の推薦(藤森けい子:再任) 総務
議案38 人権擁護委員候補者の推薦(佐久間克美:再任) 総務
議案39 人権擁護委員候補者の推薦(安藤順子:新任) 総務
発議05 義務教育国庫負担堅持に関する意見書 教育
発議06 国の2023年度教育予算拡充に関する意見書 教育
 終了にあたり再任が決まった田中副市長と渡辺市長より挨拶が行われ、休憩を挟んで11:05より下記案件で議員全員協議会が開催される。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
No.01 令和3年度第2次基本計画の進行管理 企画
No.02 令和3年度まち・ひと・しごと創生総合戦略取組結果 企画
No.03 新型コロナウイルス関連状況の報告 子供
No.04 鴨川市可燃ゴミの搬入に関する申し入れの対応 環境
.配
飛行場周辺まちづくり基本構想の策定 公室
令和3年度行政改革推進計画取組結果 公室
第2次基本計画令和4年度実施計画の策定 企画
 協議会の案件は全て委員会で聞いていたが、コロナウイルス関連状況については1週間分の情報更新が成されていたので帰宅後に最近思う事を加筆させていただいた。議員全員協議会は説明のみで質疑は行えないが、上表で「配布」と記載した3件の案件は当日午後にタブレットに配信されたもので説明すらないものである。
 説明が終わり11:30より庁舎整備等特別委員会協議会が開催され、新しい庁舎における議会の会議室や控室の配置案が示され、議会として取りまとめを始めることとなり、各自の意見を理事が取りまとめる事を依頼するための会議で説明だけなので10分程度で終了した。
 会派室に戻り昼食を摂りながら会派会議を行い、行政視察の決定事項の連絡と本日から始まった参議院選挙の応援態勢などの確認を行い解散する。私は会派室に残り議場のレイアウトを検討する。個人的には一段高い場所に配置しようとしている傍聴席に上がるためのスロープや階段の配置がレイアウトのネックになると考えており、また天窓を造ることなく壁の窓からの採光で通路が明るくなるレイアウトも検討した。
 午後2時半に駅前庁舎を出て駅の東口にある掲示板を見に行くと、この段階では4陣営だけが掲示されており、自民党の猪口・臼井両陣営はまだ駅前に回ってきていないようだった。来月10日までの長期間を飛ばさず確実に進めようと言うところだろうか。
 選挙の掲示板については月末頃に最新状況を再度撮影してHPにアップすることとしたい。帰宅してHPの活動記録を更新しながらタブレットを確認すると、この日の新規感染者数が4人で先週より5人減少したことで木更津市の人口10万人当たり一週間感染者数は23.0に低下し1月9日から昨日まで164日間連続で続いていたステージWの段階を抜け出しステージVに成ったことを知る。なお、議会最終日であるが会派内の日程調整が着かず、この日は自宅で娘を前に定例会の終了を祝った。
 
 23日は娘を送ってから事務所に戻り午前中は私的な仕事を処理しつつ合間に散髪に行き所用を済ませる。午後3時から市民会館中ホールで開催される新木更津市漁業協同組合の第1回総会に出席する。
 これは昨年の4月1日に牛込・久津間・江川・中里・木更津の5漁協が合併し、1年間の事業を行った後で初の総会である。本人出席62人・委任出席10人・書面議決125人の合計197人の参加があり正組合員の過半数で総会は成立した。なお、組合規模は下表の通り。
R3.4.1現在 R4.3.31現在 R3年度中増減 備考
正組合員 268 253 -15 議決権有り
準組合員 425 401 -24 議決権無し
組合員計 693 654 -39
職員数 15 14 -1
 アサリや海苔が食害等で収量が落ちる中、観光潮干狩場はコロナの影響を受けて入場者が低迷し、燃料高騰等による経費の増大で漁業を取り巻く状況が厳しい中で組合員の減少が続いている。経営の状況も厳しく損益計算表に基づく令和3年度中の経営状況は下表の通りであった。
事業総利益 71,576,678 内漁場利用事業費総利益 57,834,813
事業管理費 188,554,033 内受入助成金 135,529,000
事業利益 -116,977,355
事業外収益 174,570,139
事業外費用 19,613,344
経営利益 37,979,440
当期末処理余剰金 37,253,609 特別利益・特別損失・税金等を控除
 上表の単位は円である。因みに令和3年度末における貸借対照表に示される資産額は10億79百万円であり事業利益で1億円を超える赤字を助成金等で埋め合わせた決算となっていた。今年度は観光収入や漁獲量も上がっているようだが助成金が減る中で厳しい経営は続きそうであり組合員として今後を注視したい。11件の議案を採決し最後に役員選挙が行われ10人の理事と3人の監事が選任された。選任された役員で組合長・副組合長・代表監査の互選が行われたが結論を出すことが出来ず、後日の理事会の報告を受けることが決まって午後5時過ぎに中ホールを退出し、近くの保育園に娘を迎えに行って帰宅した。
 
 24日は娘を送ってから事務所に戻り私的な仕事を処理し朝日庁舎に行って打合せをしてから昼食を摂り、午後1時半からさつき園会議室で開催される社会福祉法人鵬和会令和4年度定時評議員会に出席する。
 7人の評議員のうち3人が体調不良や日程の調整が着かないと言うことで辛うじて過半数を越えた開催となった。特別養護老人ホームも施設の感染対策や受入制限が掛けられる中、高齢の入居者が病院へ長期入院したり死亡により下表のように減少している。
R3.4.1現在 R4.3.31現在 新規入所者 退所者 備考
従来型入所者 72 68 19 23 定員100名
ユニット型入所者 27 25 6 8 定員30名
合計 99 93 25 31
 コロナウイルス感染対策だけでなく諸物価高騰の影響が出る中で入居者の減少は収入の減少に繋がり、単年度では赤字経営となっている。感染症対策として面会制限を行っていたが6月6日より対策を講じた上で再開し、入居者が積極的に受入出来るようになるまで独立行政法人福祉医療機構から借入を行うなど、補正予算も組まれた。懸念されていた旧さつき園の施設解体が土地購入者によって行われたので今後の大きな歳出が減ってはいるが、依然として介護士不足に対応するため外国人材を活用することが必要になるなど、評議員として今後を注視したい。
 帰宅して仕事をしていると色々と悩ましい情報が飛び込んでくる。頭を痛めながら仕事を切り上げ、17時半に家を出て18時から巌根駅近くで開催される木更津法人会木更津北支部総会と引き続き開催される懇親会に出席するするため歩いていく。まだ完全に感染が収まった状況ではないが、市中感染者が減少し、重症化リスクが低下した状況なので、私も市中の経済活性化のためにも懇親会はに開催すべきと考える。
 総会では昨年度の事業並びに会計報告と来年度の事業計画並びに予算が審議され、総会終了後に竹本税理士から「インボイス制度」についての説明が行われた。個人事業主である私も発行事業者に成るべきか難しい問題である事を理解する。
 久々に開催された懇親会では積もる話を交換できて、リアルな会合の有り難さを確認するとともにコロナ禍で夜の活気が失われている巌根駅前の様子を再確認してから帰宅した。
 
 25日は午前中に雑務を片づけてからHPを更新する。午後になり保育園にお泊まりした娘が帰宅したので一緒に遊び、夕方に買い物に出かけて麦酒を飲みながら報道番組を見た。この日の新規感染者数は10人で先週より6人増加したことにより木更津市の人口10万人当たり一週間感染者数は25.9に上昇した。都内でも増加傾向のようだが木更津市ではステージVが3日間で終わり再度ステージWに戻った事になる。
 
 26日は祖父や曾祖父等の法事で兄弟とともにお寺に行く。仕出しの昼食を食べてから卒塔婆を受け取ってお墓に行きお参りをして帰宅する。
 服を着替えて娘を連れて中郷中学校の校庭を人工芝のサッカー場として整備したローヴァーズドリームフィールドへ行き、16:15キックオフの千葉県社会人サッカーリーグの試合を見学する。ROVERSのホームタウンで始めての有観客試合なので4百人近い観客が訪れていた。
 相手は青いユニホームのIBU FC(国際武道大学サッカー部)という勝浦市のチームである。応援は地元のROVERSを応援する赤い色の団扇を持った人が多く、娘は青の応援が少なくて可愛そうだと言いだし、公園で遊びたいとお願いされたので、10分程度の見学で球場を後にした。試合は6-0でROVERSが勝ち、16チームで構成される千葉県社会人サッカーリーグ1部の首位を守っただけに最後まで見たかったものである。
 小櫃堰公園で夕方まで遊び、夜は街中で友人と打合せを行った。
 
 27日は梅雨が明けたというので娘を保育園に降ろしてから富津岬までドライブする。海風が気持ちよく展望台に登ると遠く富士山が見えていた。埋立や防波堤の建設で潮流が変わり富津岬の砂嘴の位置が変わっていることは知っていたが、他にも何ヶ所か島が出来ており、アマモが茂っているのか緑が濃い場所も出来ていた。富津岬は南側が浸食され北側には砂浜が広がっている様子を感じながら展望を楽しんでいた。
 
 今月19日に製鉄所からチオシアン酸アンモニウムを含む着色水が流れ込んだ小糸川河口付近も見てきたが既に1週間前に対策が済んでいるため異常は感じなかった。さらに駅前庁舎に立ち寄り会派室で感染状況を整理してから千葉県が県民の日のイベントとして行う
「おうちdeおそとde木君富袖ラリー♪」に参加すべく八市内を散策する。
 八剱八幡神社には大祓の輪くぐりが設置され水引飾りも企画されていたので参拝しながら霊験にあやかることにした。市場の中のうお屋もラリーのスポットに成っているので隣のKUttAで昼食を摂ろうと思ったが相変わらず混んでおり、諦めて帰宅して私的な仕事を行い、娘を迎えに行ってからHPを更新した。
 この日の感染者数は3人であるが昨日に19人が明らかに成っているので今週中に収束だと宣言することは難しいようだ。豪州ではインフルエンザが流行し欧州ではサル痘の危機も言われている。感染症との闘いは何時まで続くのだろうか。
 
 28日は娘を送ってから家の中の仕事を片づけ午後2時半に迎えに来た同僚の車に乗って駅前庁舎に行き議会運営の調整を行い、その後は同僚議員や森県議を拾って君津市との境に行き、午後3時半に引き継ぎ地点での街頭演説を聞き、先導してきた君津市議団から臼井正一候補者と街宣車を受け取り木更津市での街頭演説場所を目指し先導する。
 
 市内で唯一の演説が予定されていた桜井地区には数百名の市民が集まり、多くの応援演説と本人の決意表明が力強く響いた。木更津市に与えられている時間は短い中で濃い街頭演説があったため時間が押し、次に引き渡すべく旧国道を袖ケ浦に向かってひた走り、予定時間に若干遅れてバトンをつないだ。充実した選挙応援活動をしたと勝手に自覚したので、夜には木更津の街中で仕事を供にした仲間達と杯を交わした。
 
 29日は娘を送ってから自宅の車庫に車を入れて徒歩で海上自衛隊前バス停に行き9:18のバスを待っていると猪口邦子候補の街宣車が反対車線を通り過ぎていった。バスに入ると危機管理課の職員が既に乗っていた。最新の情報を収集するために同じ会場に向かうことは知っている。
 東京駅を通り過ぎ終点の東雲車庫までバスに乗り、そこから東京ビッグサイトまで歩き自治体・公共Week2022の会場に入る。地図上では近いように思われたが真夏の東京で歩くのは遠く感じられた。会場内で車載トイレの機能等を調べている危機管理課の一行と別れて私はセミナーの会場に行入る。
 12時開始の『ゼロカーボンシティ実現への取り組み』を聴講する。講師は環境省大臣官房地域脱炭素推進総括官の上田康治さんで、講演のテーマは「脱炭素の取り組みで進める地域の活性化」とされていた。脱炭素は経済活動の制約ではなくイノベーションを通じて世界のマーケットを制して成長に繋げるもので、
地域脱炭素ロードマップの取り組みでは今ある技術で地域資源を最大限に活用し地域課題の解決に貢献する事を進める「脱炭素先行地域」を国内に100箇所設定して2030年までに実質排出量ゼロを達成しながら地域活性化を果たすモデル地区を示すことで、全国に「脱炭素ドミノ」が広がり2050年には国家としてカーボンニュートラルを目指すという考えである。第1回の脱炭素先行地域には4月26日に26件が採択され、来月26日から第2回に向けた公募が始まり、環境庁も先行地域のために充実した予算措置を計画している。木更津市では今回の議会質問で明らかになったように本年度中に地球温暖化対策実行計画の改定を行う中で対策を検討するというスケジュールなので環境省の補助メニューには間に合いそうもないが、先行地域の取り組みについてアンテナを高くして情報収集を行わねばと考えた。
 講演開始頃から翌日の基地政策特別委員会に関する電話が入るので45分間のセミナー終了後に会場の外で電話対応し、その後は会場内で多くの企業等が最新の機器やソフトのPRをしている自治体DX展・スマートシティ推進EXPO・地方創生EXPO・地域防災EXPOと連続して見て回り、話を聞く。
 開発者等と情報交換をしているうちに『自治体DXの先進事例』の開始時間を回っており、急いで会場に入ると満席であった。講師は福島県磐梯町で国内最初の自治体デジタル最高責任者に任命された菅原直敏さんで、Dxと記載される事が多いデジタルトランスフォーメーションであるが、重要なのは再構築の方なのでdXと記載すべきと提案されている。つまりデジタル化は目的ではなく手段であり自治体の目標を明確に達成するための手段だと考え、これを明確に提議して職員や議会と共有することが重要であるという指摘で、最近はカタカナ言葉が主流になっている本市でも言葉の定義と共有は重要だと考える。磐梯町では総合計画の中にDXを位置付け、組織や仕組みを戦略的に再構築する手段として職員数約百名の役場に12人(内4人がプロパー職員)のデジタル変革戦略室を置き、ペーパレス・クラウド・オンライン会議をコロナ前から普通に行ってきた。磐梯町に出勤しないでも仕事が進められることで日本中の優秀な人材を集めることが出来るし、子育て中の女性や身体障害者等も在宅で対応が可能になっている。磐梯町のふるさと納税を押し上げる仕事を成し遂げたのは北海道ニセコ町に住む職員であった事など、刺激的な内容であった。10人の町議会議員が全て反対せずに後押ししたということも議会人としては感心するばかりである。
 セミナーが終わり17時を過ぎて会場を出たが東京の日射しはまだ暑く、同じ講演を聴いていたデジタル担当の職員と会場近くで喉を湿らせながら意見交換を行い、供に東雲車庫へ異動して高速バスで帰宅した。
 
 30日は娘を保育園に送り、翌日の朝が小学生議会であるため一日早い定点観測を行うため新火葬場とコストコ本社に行き写真を撮影する。
 火葬場のアクセス道路では盛り土の重量を減らすため発泡スチロールを敷き詰めて施行する軽量盛り土工法が実施されていた。金田西のコストコ本社を取り囲む道路も完成型では仕上がっておらず工事の遅れが気になった。コストコで写真を撮影していると頭上をオスプレイがヘリモードで飛んでいた。
 立体駐車場に車を止めてから6月定例会で賛否が別れた有吉通りの写真を撮影し(
最近思う事参照)、参議院千葉県選挙区に立候補した14人のうち13人のポスターが掲示された貴重な看板も撮影する。
 
 5番は日本第一党の記内恵候補であるが今の所市内でポスターを見たことがない。4番と13番も8番と同じN党の候補だったはずだがポスターからは読みとれない。国政選挙なので政見放送の時間を募集される供託金で購入しているような候補も多く、公職選挙法を変える必要があるように感じているのは私だけではないと思う。
 少しの散歩で汗をかきながら駅前庁舎に行き、会派室でサンダルに履き替えて作業を行い、10時半から開催される基地政策特別委員会協議会を会議室に入らずに執行部控室のスピーカーで傍聴する。永原委員長のFacebook投稿に対する反省がなされ、来月上旬に協議会委員や部会のメンバーと一緒に委員会メンバーもオスプレイに試乗することや基地対策要望書の提出を行うことなどが決められ約1時間で協議会は終わった。私は終了後の永原委員長を労い、議会便りの原稿をチェックしてから駅前庁舎を後にして、市内で昼食を摂り、帰宅後にエアコンを付けた自宅事務所で西日の輻射熱に苦しみながら雑件を処理し、娘を迎えに行ってからHPを更新した。この日の新規感染者数は12人で先週より6人増加したことにより木更津市の人口10万人当たり一週間感染者数は63.7に上昇した。下図のグラフでは増加傾向が明白である。
 
 6月中の累計感染者数は340人で先月の累計728人から53.3%減少した値であり、現在のところ驚くような値は記録していないが、感染が収束しきれず再度の増加に転じてしまった事が残念である。
 
 
 
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2022年7月上旬の記録