90.6月下旬の活動記録 |
21日は朝から雨の降る中で路線バスに乗って駅前庁舎に行き会派室で代表質問の資料を造るためデータの提供を依頼し構成の検討を行う。
気がつくと正午を回っていたので傘を差して街中に出て一人で昼BALを2箇所で楽しむ。焼きそばを食べながら話を聞くとBAL参加者は極めて少ないようで、チケットからアプリになった事が原因なのか一軒が700円から1000円になったのが原因なのか解らないが事業費と効果を確認せねばと思う。
少し酔ったままで会派室に戻り質問に向けた作業を2時間ほど続けて、午後5時の内房線に乗って巌根駅まで移動し、17時半に茂寿司で開催される法人会木更津北支部役員会・総会に出席する。昨年の事業報告と今年度の事業計画が承認されて懇親会が始まり参加者と意見交換を進める。午後9時に終了となり外に出ると晴れて月も見えていた。歩いて帰宅して事務所で雑務を片づけてから就寝した。
22日は朝6時に起床して6時半から8時まで娘が通っている請西の森の整備を行う。帰宅してシャワーを浴びて着替え、娘を岩根西公民館の生花教室に連れていき、近くのスーパーで買い物をして草刈機の手入れなどをしてから娘を公民館に迎えに行き、午後からは核戦争後の世界を描いた1957年の作品である『渚にて』を事務所で転がって読み終えた。
23日は雨の中で娘の友達がうちに遊びに来るというので娘と一緒に車でお迎えに行き、その後に市内で買い物をして回る。午後からは妻とお寺に行き「盆供」「新盆」「施餓鬼」「裏盆」等の対応を聞き、その後は農協に行き法事の道具を見て回る。私の祖母が亡くなった29年前には町内の協力で竹や杉を集めて外灯籠掛けを造ったものであるが、今では建てる家も減っているようだ。農協に頼めば製作してくれるが50cmの穴を空ける場所と電源の場所を考え、今回の新盆では提灯だけとした。帰宅して娘達と遊んでいると友達のお母さんが迎えに来たのでお別れし、夜は娘と録画していたディズニー映画を一緒に見た。
24日は自宅で私的な仕事を処理した後にHPを更新する。ラジオからは市原市の牛久で35.3℃を記録し、県内で今年初の猛暑日になったことを伝えていた。窓を開けても風が涼しくないはずだと実感する。牛久の最高気温は36.4℃まで上がったことを夕方のテレビで確認したが確かに暑い一日であった。暑さの余り翌日の資料を作成することを忘れており、夜中に事務所で写真を選定して送信した。
25日は朝のうちに雑務を処理してから家人に袖ケ浦駅まで送ってもらい11:04発の内房線快速に乗る。巌根駅に快速が停まらない不便を改めて感じる。東武鉄道と北総開発鉄道を使って白井駅に着き、駅前に迎えに来ていた平田市議の車でFLAT VILLAGEに行き昼食を摂る。 |
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ニュータウンらしいお洒落なレストランに見えるし、事実ランチタイムには予約がないと待たされると聞く。乳幼児が安心して遊べるスペースも設けられ子育て世代に人気となるのは良く解るが、実はこのレストランは社会福祉法人フラットが運営する就労継続支援事業所で、料理は障害のある方が造られている。同じ建物の裏側には児童発達支援事業所も入っており、法人では白井市内の7箇所の建物で65歳以下の障害者を対象に11の事業形態の福祉事業を展開している。HPによると法人の従業員数は146人で平均年齢は37.6歳と若い。食事が来るまで林理事長にお話を聞いたが、障害のある方も普通に生活できるフラットな社会を目指しており、職員の募集は賃金や待遇ではなく目標とする福祉を伝えることで意欲のある若者が集まるということである。2006年にNPO法人として設立され2016年から社会福祉法人に成り、レストランの建物も日本財団の支援を得て建築されている。まだ若い林理事長の情熱に感心するとともに先を行く福祉の考えに感心させられた。
食事後に白井市役所へ移動し1階に設けられた多目的ホールを借用して午後3時から災害ボランティア議員連盟千葉支部の総会を開催する。会員29人中10人が出席し1人がZoomで参加、9人が委任状を提出する中で私が議長となり令和5年度の事業報告と決算、令和6年度の事業計画と予算、並びに規約の一部変更と役員改正が承認された。私は昨年まで監事であったが今年から副会長を務めることに成った。議事終了後に昨年度に全国組織が行った福島研修と6月3日の総会について参加されていない会員に対し報告を行う。次いで白井市の内田危機管理官と危機管理に関する意見交換を行い午後4時半に総会を終える。その後は平田議員の案内で市役所を見学する。新しい議場は私が採用しようとして木更津市議会では多数決で採用が見送られた英国式対面型で、白井市議会で採用されたことに嬉しくなった。 |
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新鎌ヶ谷に移動し駅前の居酒屋で情報交換会を行う。習志野・鎌ヶ谷・白井・印西・佐倉・館山・鴨川・富津の各市から参加している議員達で議会運営や選挙の話など様々に意見交換を行い他市の文化に触れることはとても刺激となり、気持ちよく酔いながら巌根駅から歩いて帰宅した。
26日は千葉県議会まで行き渡辺務県議の一般質問を聞く。県議会で紙資料を配付し貧酸素水塊の問題を追求していた。県も浚渫工事などで発生した土砂で東京湾の窪地を埋めているという答弁があったが、陸上での公共残土を活用するわけでは無いようだ。また女性が都会に出て帰ってこないのは@職業選択の自由・A高賃金の可能性・B魅力的な男性と出会う可能性・C嫁に行かないのかという圧力からの解放・D嫁としての雑務からの回避、という指摘が成され共感したが女性の自由を確保する変革は政治だけでは難しいだろうと思った。傍聴を終え千葉市で買い物と食事をして帰宅してHPを更新し、夕方に娘を学童に迎えに行った。
27日は雑件を片づけてから駅前庁舎に行き企画課より入手した統計資料を元に代表質問の資料を作成する。地区別人口の資料では減少傾向にあった岩根地区の人口が令和元年の17,116人を底にして増加に転じ令和6年では17,693人まで増えたことが解った。V-22の暫定配備と同じ時期なので自衛隊員の増加による要素もあるだろうが、多くは市街化調整区域における開発行為で新しい住宅が建ち始めたことが主要因だと判断し、令和4年12月議会で整理した宅地供給の状況のその後が気になり、午後3時からは朝日庁舎に移動して造成を伴う開発許可行為の状況を調べる。地区別集計は代表質問で使うので内訳をここに記す。 |
項目 |
単位 |
H25 |
H26 |
H27 |
H28 |
H29 |
H30 |
R01 |
R02 |
R03 |
R04 |
R05 |
合計 |
個人住宅 |
件 |
14 |
8 |
12 |
16 |
19 |
9 |
9 |
10 |
12 |
9 |
10 |
128 |
共同住宅 |
棟 |
7 |
13 |
10 |
8 |
8 |
6 |
6 |
5 |
15 |
12 |
29 |
119 |
宅地開発 |
区画 |
85 |
33 |
28 |
83 |
91 |
65 |
95 |
62 |
133 |
250 |
153 |
1,078 |
福祉施設 |
件 |
11 |
3 |
|
2 |
4 |
|
|
|
5 |
1 |
1 |
27 |
店舗等 |
件 |
2 |
2 |
1 |
2 |
1 |
6 |
1 |
2 |
|
3 |
3 |
23 |
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個人住宅の申請が年間10件程度で変わらないところが、宅地開発については令和に入ってからの増加傾向が顕著であり、近年は共同住宅の建築も多い。その大多数がD建託とTコーポレーションによるもので、将来的な供給過剰が心配される状況であった。と午後5時過ぎに94件の申請データを確認して帰宅し、夕方は涼しくなったので庭木を剪定した。夜11時からの政見放送を見るが、N党の候補者が続き3人目でニュース報道に切り替えてしまった。
28日は朝から強い雨が降る中で永原議員所有のバスに乗り、会派羅針盤+君津市の下田・大滝両議員+αの面々で東京ビッグサイトに向かい自治体・公共Week2024の会場に入り2つの講演を聴く。
講演は最初に12:30から開始される河野デジタル大臣による「日本のDX戦略」を聞く。講演中の撮影録音が認められていないため開始前の写真を左に示すが、講演の始まる45分前から入場を待つ長蛇の列が出来ており、注目の高さを感じさせた。SPが警備する中で講演は開始された。
自治体のDXはコストカットの手法が進んでいるが住民サービスの向上や自治体の魅力発信の手段としての活用を進めるべきであること。日本の政策もミスやアクシデントを恐れて進まないがゼロリスクは有り得ず何かあったら修正すればよいこと。最近ではAIを規制すべきと言う報道が目立つが生活に役立てる方策を考えるべきであることなど前向きな姿勢は共感できる。マイナカードの活用事例として姫路市や都城市で救急車に読取機を設置して患者の医療情報を速やかに把握して搬送に役立てている事例や前橋市では高齢者のバス代を安くする手段として年齢を読み取っている事例などは興味深い。基幹系システムは各自治体の負担を減らすため国において一元化するが、街のために必要なことは地域からデジタル庁に提案して欲しいとして講演は終了となった。
次の講演までの1時間半を利用して展示会を見て回る。「地方創生」「自治体DX」「地域防災」など6つの専門展で構成され、多く(2023年は264社)の企業等が新製品やサービスの紹介を行う中を覗いて回り、説明を受けたり資料をもらい時代の最前線を確認する。
15:00開始の東大阪市の野田市長と小松市の宮橋市長による「自治体ライドシェアで築く地域交通の新たな可能性」では325自治体の首長による「活力ある地方を創る首長の会」が国土交通省に働きかけライドシェアが実現し、小松市では市役所職員の兼業を認めてライドシェアに参加する15人のうち6人が職員だという報告には驚いた。小松市では逆に企業に務めている民間人の副業として市役所職員に採用してもおりリモート勤務の職員の中には小松市に来たことの無いものもいるという話にはさらに驚かされた。小松市のライドシェアは本年2月29日から能登半島地震の避難者の足を確保する目的で実証実験が開始され3月22日から本格運行が始められている。現金によるトラブルを回避するため全てアプリによる決済としているが、アプリの中でカード決済も可能なように変更されたようだ。アプリが使えない人のためにコールセンターを設けているがコールセンターの人が代わりにアプリへ入力するという運用をしており、利用はまだ少なく周知が課題ということである。
講演が終わり会場を後にする。せっかく都内まで来ているので近くの掲示板を見るため豊洲方面に回り道をする。意外と目につかず、やっと見つけた掲示板には56人の立候補者のうち13人のポスターが貼ってあるだけでN党による選挙とは関係ない掲示はされていなかった。因みに右は補選の掲示板である。
木更津まで戻り用事のある吉田・大滝両議員を除き懇親会を行い本日の講演の検討を行う。この日は新木更津漁業協同組合の総会も開催されていたが研修のため欠席したものの、内容の濃い一日となった。
29日は雨の中で燃えるゴミを出し娘を土曜学校に連れていき事務所で昨日入手した資料などの片付けを行い、雑務を処理してからHPを更新していると空が晴れてきた。庭木の剪定など外仕事を終えてから娘を迎えに行き、帰宅後に夏の読書を楽しんだ。
30日は町内で葬儀があるが家人に代わりに行ってもらい私は7時半に木更津駐屯所に入り木更津トライアスロンの見学を行う。詳しくは最近思う事に記載するが、薄曇りとはいえ屋外で7時間以上も立ったり歩いたりしていると選手でなくとも疲れるようだ。午後には会場を後にしてバルに参戦した。
午後3時前に戦いを終えて帰宅し、部屋の片付けなどに付き合い、夜はテレビを見ながら日本酒を飲んで今年の前半が終了したことを慰労した。なお、この日の歩数は1万5千歩を越えていた。
→2024年7月上旬の記録 |