2021年を振り返る
2021/12/31記
 毎年恒例の「今年を振り返って」を記載する。
 今年は昨年以上に新型コロナウイルスの影響が強かった一年であり、新年早々1月8日に緊急事態制限が発令され、3月21日に解除されたものの6月21日に蔓延防止等重点措置の適用を受けた。それが7月11日に解除された後に来た第5波は嵐の8月と私が勝手に名付けたが8月2日の緊急事態宣言が適用されても4日間で百人増加というハイペースが続き、感染収束は絶望的だと心配になっていた。約2ヶ月に渡る緊急事態宣言が9月30日に解除され、その後は近隣諸国で感染者が増大しても国内では何故か収まっている状況である。
 もちろん木更津市も5月15日から集団接種を開始するなど全力で対策を続け、後述するが人口の77.5%に2回接種を完了した。
 参考に木更津市内における月別新規感染者数をグラフで表す。
 
 ここで2020年11月の数値には3月からの全てが含まれている。昨年の12月30日には累計で182人だったものが昨日は1,715人である。ここ3ヶ月の少なさは良い大晦日であるが、来年は感染を心配しなくて良い年に菜って欲しいと心より願う。
 
 年始早々に感染が拡大していたので、今年は木更津市議会としての視察は全く行われなかったし、議会運営も変則的であった。例年だと多くの会議に出席する議長の立場でも多くが書面議決になり、県内の議長さんと顔を合わせる機会も少なく6月3日に退任することになったのは、若干心残りでもある。
 ただ全く動かなかった訳ではなく、君津市の購入した災害トイレトレーラー等を見に行ったり、自治体総合フェアで講演を聴いたり、会派で基地政策を勉強するため都内に出かけたりもした。
 地域での広域議会や市の都市計画審議会は感染対策を行う中で開催され、特にかずさ水道広域連合企業団議会では事業運営懇談会の開催を通じて水道料金改定の問題に取り組み、11月8日の議会では副議長に選出された年でもある。
 かずさ青年会議所のOB会で会長を務めた年でも有ったが、例年だと交流が行われる台湾花蓮青年商会との交流もなく、6月の公開例会と12月の望年例会に出席したことと2会の年代幹事会を開催するだけで翌年度にバトンを渡すことになってしまった。
 地域の敬老会や避難訓練等は中止となり、地域の役員構成がどの様に変わったのか実感が伴わない中でも西山区と万石区は総会が行われ、江川区では集会所建設に向けた役員会が複数回開催された。私が努めるさつき園の評議員会も感染対策の元で例年通りに開催されたし、法人会木更津北支部の役員会が6月に、災害ボランティア議員連盟の総会が10月に開催された。リアルに顔を合わせる会合は覚悟の上で開催しなければ成らない異常さを実感しつづけた年でもあった。
 
 木更津市が12月2日に発表した今年の市政十大ニュースの概要は下記の通りであり、今年も例年通り、時系列順でまとめられ、順位付けはされていない。
【市政十大ニュース】
 ◎電子図書サービス開始(1月)
 ◎きさらづ「ゼロカーボンシティ宣言」(2月)
 ◎新型コロナワクチン接種の開始(5月)
 ◎将棋イベントが木更津市で開催(6月・10月)
 ◎木更津市×株式会社カスミ「移動スーパー」運行開始(7月)
 ◎ナイジェリア連邦共和国選手団の事前キャンプ(7月〜9月)
 ◎「アクアコイン」で地域経済活性化へ(7月・10月)
 ◎清見台小I’m POSSIBLEアワード最優秀賞受賞(9月)
 ◎山下輝投手が東京ヤクルトスワローズから1位指名(10月))
 ◎ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(10月・11月)
 
 
 ここにも記載されているが10月1日にポルシェ東京が開業した以外に3月15日にはコストコ本社が木更津に移転することの説明会も開催され建設工事が進行中である。個人的には海上自衛隊前に設置された高速バス停が7月1日から運用を開始したことも含め明るい話題も多かったことも忘れては成るまい。
 その一方で4月1日に市内5漁協が合併して新木更津漁業協同組合が発足したがそれに先立ち中里漁協の事務所が廃止され、今後も江川と久津間の事務所や潮干狩り場の統合に向けた議論が進むであろう。農協でも金田・岩根・太田の各支店が12月10日に廃止されるなど第一次産業の弱体化が形になった年でもある。
 
 自民党も3月21日の知事選挙で公認候補が熊谷知事に大敗し、全体に停滞感が漂う中で菅総理が続投を辞退し、9月29日の総裁選で岸田新総裁が選ばれて空気が変わり、10月31日の衆議院選挙では与党大勝の結果となった。停滞感の漂う頃には連日感染者が増加していたが総裁選の頃から感染が止まったという状況も運のうちであろう。
 
 オリ・パラは開催されナイジェリア選手団が江川陸上競技場等で調整を行っていたが感染対策で市民とのふれあいは少なく、僅かに7月23日の公開練習で陸上部のある中学校に限り見学できたこと程度であったのが遠い記憶となっている。その様な中で清見台小学校の受賞は素晴らしいレガシーとして残ることであろう。
 また、昨年から暫定配備が始まった陸自オスプレイは2月24日から5月7日にかけて5機目が飛来して現在は7機体勢となっている。定期機体整備の米海兵隊オスプレイは3機が飛来して2機が帰投したので現在は3機が整備中である、木更津には合計10機が置かれている状況だ。木更津から館山や群馬県相馬ヶ原等にも飛行が開始される一方で佐賀では今月に入り協定の見直しが始まるなど九州配備で暫定解除に受けた動きが始まった。
 
 私的な面でもコロナの影響は大きく、海外旅行だけでなく飛行機や新幹線を使用した国内旅行も一切行わなかった。沿線が自粛されることになって夏山登山をしなかった年となってしまったが、車で年始にスキー場へ連れて行けたし、夏には妻子を連れて広島や出雲までの遠征を楽しませてあげることが出来た。娘は5月の干潟クリーン作戦や10月の保育園の運動会や台湾祭、11月のオーガニックシティフェスや子ども祭り、今月のいちはらアート×ミックスに参加させられたので5歳の想い出を創ることが出来た。開催に尽力された関係者の皆様には感謝するばかりである。
 
 夏山登山もなく、標高の高い山へ行けなかった代わりに房総の山が多かった一年であるが、百目木公園やホテル三日月のプールを楽しんだし、ポルシェのコースでのブルーベリーランや久留里から亀山へのさいくるりなど、遠くに行かなかった分だけ地元で満喫することも多かった。今月になって東京ドームで都市対抗野球が見られるまで状況が改善されたことは感謝するばかりである。
 読書量は昨年の44冊から今年は41冊に減少した。HPのトップページの更新回数は昨年の108回を上回る110回で、「最近思う事」も昨年の68本を大きく上回る91本に達したが、コロナの感染状況の変化を捉えたものが殆どであった。HPに関しては11月中旬からサーバーにアクセスできなくなる通信障害が発生したことと7月31日に突然携帯電話が壊れてその対応に追われたことが無ければ、外出が自粛される中でもっと増えていたと想像される。
 
 前述したように木更津市ではこの一年間に感染者が激増しているが、房総半島でも同様な状況であり、逆に早くから感染者が出ていた木更津市では増加率は最少の9.42倍に留まっており、例えば富津市では昨年比29.54倍だと解った。
 参考に昨年の12月30日の状況と昨日の状況を比較したものが下表であるが昨年では長柄町・御宿町及び鋸南町では感染者が確認されていなかったことに改めて驚かされる。26市町村の合計ではこの1年間に1万人を越える新規感染者が格にされ、12倍に増えていた。
2020年 2021年 増加数 増加率
市01 館山市 36 369 333 10.25
市02 木更津市 182 1,715 1,533 9.42
市03 茂原市 48 788 740 16.42
市04 東金市 28 650 622 23.21
市05 勝浦市 7 114 107 16.29
市06 市原市 342 3,340 2,998 9.77
市07 鴨川市 12 199 187 16.58
市08 君津市 52 774 722 14.88
市09 富津市 13 384 371 29.54
市10 袖ケ浦市 64 638 574 9.97
市11 南房総市 24 257 233 10.71
市12 山武市 39 509 470 13.05
市13 いすみ市 13 297 284 22.85
市14 大網白里市 39 466 427 11.95
町01 九十九里町 8 108 100 13.50
町02 芝山町 4 67 63 16.75
町03 横芝光町 19 189 170 9.95
町04 一宮町 4 113 109 28.25
町05 睦沢町 1 38 37 38.00
町06 長生村 5 131 126 26.20
町07 白子町 4 67 63 16.75
町08 長柄町 0 51 51 -
町09 長南町 5 76 71 15.20
町10 大多喜町 3 36 33 12.00
町11 御宿町 0 49 49 -
町12 鋸南町 0 62 62 -
26市町村計 952 11,487 10,535 12.07
 
 一年前でなく先週の23日から昨日までの7日間を比較すると新規感染者の増加数は5人に過ぎなかった。 
市名 感染者数 町村名 感染者数
1 館山市 367→369 +2 1 九十九里町 108→108
2 木更津市 1714→1715 +1 2 芝山町 67→67
3 茂原市 788→788 3 横芝光町 188→189
4 東金市 650→650 4 一宮町 113→113
5 勝浦市 114→114 5 睦沢町 38→38
6 市原市 3340→3340 6 長生村 131→131
7 鴨川市 199→199 7 白子町 67→67
8 君津市 774→774 8 長柄町 51→51
9 富津市 384→384 9 長南町 76→76
10 袖ケ浦市 636→638 +2 10 大多喜町 36→36
11 南房総市 257→257 11 御宿町 49→49
12 山武市 509→509 12 鋸南町 62→62
13 いすみ市 297→297
14 大網白里市 466→466
市計 10495→10500 +5 町村計 987→987
房総半島合計 11482→11487 +5
 
 都内では前の週に比べて増加している状況が続いているが、房総半島ではまだ増加の気配がないままに年越しできたことは有り難い話である。年が変わってもこのように少ない状況が続くことを願い続けている。
 
 前述の木更津市のワクチン摂取率であるが、今月26日現在の値は下表に示すように30歳以上では80%を大きく越え、接種対象ではない11歳以下も含んだ全人口に対しても77.5%に達して年を越すことになった。
12月26日時点
区分 人数 1回数 2回数 合計 1回率 2回率
12-29歳 23,461 18,679 18,334 37,013 79.6% 78.1%
30-49歳 35,545 29,952 29,565 59,517 84.3% 83.2%
50-59歳 17,933 15,542 15,432 30,974 86.7% 86.1%
60-64歳 7,199 6,587 6,552 13,139 91.5% 91.0%
65歳以上 39,816 35,767 35,547 71,314 89.8% 89.3%
市の総人口 136,034 106,527 105,430 211,957 78.3% 77.5%
12月19日時点
区分 人数 1回数 2回数 合計 1回率 2回率
12-29歳 23,461 18,646 18,335 36,981 79.5% 78.2%
30-49歳 35,545 29,908 29,504 59,412 84.1% 83.0%
50-59歳 17,933 15,499 15,386 30,885 86.4% 85.8%
60-64歳 7,199 6,589 6,557 13,146 91.5% 91.1%
65歳以上 39,816 35,734 35,509 71,243 89.7% 89.2%
市の総人口 136,034 106,376 105,291 211,667 78.2% 77.4%
7日間の増加数
区分 人数 1回数 2回数 合計 1回率 2回率
12-29歳 23,461 33 -1 32 0.1% 0.0%
30-49歳 35,545 44 61 105 0.1% 0.2%
50-59歳 17,933 43 46 89 0.2% 0.3%
60-64歳 7,199 -2 -5 -7 0.0% -0.1%
65歳以上 39,816 33 38 71 0.1% 0.1%
市の総人口 136,034 151 139 290 0.1% 0.1%
 一週間の増加数でマイナスの数値があるのはデータの点検が行われ修正が行われた結果であろう。増加数は290回で、1日当たり41回という少なさである。医療従事者を中心に3回目の接種が始まっていると思われるが、市の発表する表には反映されていないと推察しており、正月休みが過ぎたら確認せねばと思っている。
 
 明日からは2022年が始まる。百年前のスペイン風邪のように今回の感染症も弱毒化したウイルスが中心になることで脅威で無くなる状況がそろそろ訪れるべきだと願っている。感染が比較的収まっている今感じているような健やかな日常が続き、世界的に日常を取り戻すことで人の往来や物流が通常に戻る日が一刻も早く訪れる事を願い、2021年「最近思う事」の記載納めとする。
 
※1月3日に記載を微調整した。