16.6月定例議会の前半の記録
 月12日の火曜日の朝10時から召集を受けて定例議会に参集する。ちなみに招集は右のようなハガキが届くのである。
 私は議会3日目となる14日の午後に個人質問を入れているので、それまでに関連する意見のやりとりが行われないか、特に注意を払いながら望まねばならないので、ただでさえ最初の定例会なのに緊張度が高まる一方である。
 
 定例会は10時に開会され、まず会期(日程)を決める。これは前の報告に示すように事前に議院運営委員会で日程が決められているものの承認行為である。次に議事録署名人を指名し、諸報告の後に議案が上程された。議案内容は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 担当委員会
議案40 西清小学校耐震補強工事の請負契約の締結 教育民生
議案41 清見台小学校耐震補強工事の請負契約の締結 教育民生
議案42 岩根小学校耐震補強工事の請負契約の締結 教育民生
議案43 木更津第一中学校耐震補強工事の請負契約の締結 教育民生
議案44 一般会計補正予算(第2号) 全体
議案45 公共下水道事業特別会計補正予算 建設
議案46 固定資産評価委員会委員の選任
議案47 監査委員の選任
議案48 市長の資産公開に関する条例の一部改正 総務
議案49 市税条例の一部改正 総務
議案50 国民健康保険税条例の一部改正 教育民生
議案51 下水道条例の一部改正 建設
議案52 市道路線の認定 建設
議案53 君津市道路線の認定の承諾 建設
請願01 廃棄物中間処理場建設反対 経済環境
陳情02 国の教育予算拡充に関する意見書の採択 教育民生
陳情03 義務教育国庫負担堅持に関する意見書の採択 教育民生
陳情04 地域手当の県内格差是正に関する意見書の採択 教育民生
 議案は会議初日に配布される資料で始めて提示されのだが、多くの場合は議会最終日に採決となるので、それまで資料に目を通し、関係部局から内容の説明を受ける時間は充分取れる。さらに殆どの件は担当委員会に付託されて審議されることになる。
 ただし、今回は、夏休みに工事を行う工程から議会当初に契約を決めねばならないと言う理由で初日に議決を行う案件が有った。上記の議案40から43である。
 そのため、議案の上程後、委員会に付託する前に委員会以外の議員が大きな方向性について何点かの質問が行われた。その応答の後、4件の議案を教育民生常任委員会への付託が議決され、委員会開催のために本会議は休会となった。
 休会の時間に行われた委員会も傍聴し、私の個人質問と内容が重複しないか気にしたが、特に私と同じ意見を言うものは無かった。事前に寄せられたという談合情報を巡って全ての案件が全員一致では無かったが下記案件について委員会承認は行われた
番号 学校名 予定価格 落札額 落札率 落札企業 備考
議案40 西清小学校 188,370 184,800 98.1 新興土建㈱
議案41 清見台小学校 255,780 253,050 98.9 ㈱佐々木工務店
議案42 岩根小学校 306,075 260,164 85.0 ㈱佐々木工務店
議案43 木更津第一中学校 287,805 244,634 85.0 ㈱キミツ鐵構建設
 午後から休会を取り消して本会議が再開され議会として上記4件の承認を行い、この日の議会は終了となった。なお、個人的には入札に関する意見は別にあるが、事前に契約のルールが出来ている中での応札だったので今回の契約は反対せずに全て賛成した。
 議会終了後は翌日から始まる一問一答式のやり方の模擬を行い、その後は質問の内容等で担当部局と打合せ、プリンターのインクなどを購入して家に帰り、質問の練り直しである。
 
 6月13日から一般質問の開始である。トップバッターである斉藤議員の緊張がこちらにも伝わってくる。5人の質問を聴き終えて、その夕方に三上議員に質問原稿を見て貰うと、数値の羅列が長いと指摘されると伴に、市の関連資料を指示され、それを引用した資料に書き換えることとする。所が知人の快気祝いを行うことになるので、軽く飲んで帰って、一寝してから全面改定の開始である。
 
 睡眠不足のまま14日を迎え、この日4番目の質問者として午後2時に登壇する。第一質問は予定通り15分で納め、それに対する回答で20分を費やした。質問は長いため別に整理したので参照いただきたい。
 ここまでの8人の質問者は60分という時間の枠で打ち切られたり、大幅に残したりしておる者もあり、自分も上手く時間調整が出来るだろうかと考えながら、時計を気にしつつ一問一答を進めていった。
 伝えたかったことを執行部や他の議員に解って頂けたか、若干微妙なところは有るが、時間切れになることもなく、なんとか終了した。
 傍聴に来ていただいた皆様には平日の忙しいところ、「地震災害対策」という専門的な話にお付き合いいただき、誠に感謝いたします。
 夜は青年会議所の同期会が開かれたのでそちらに出席し、肩の荷を降ろした気楽さで心行くまで酒を煽るのであった。
 
 15日は同会派の3名の個人質問が終わった後、本会議に戻る。ここで議員発議による特別委員会設置が提案され基地対策、みなと木更津活性化、合併調査の3特別委員会が各8名の構成で設置される。それとは別に議長指名により広報委員会も設置された。特別委員会については本会議を休会して開催され、委員長と副委員長の人事が決められた。結果は下表の通りである。
基地対策 みなと木更津活性化 合併調査    広報(参考)
大村富良 委員長 荻野一男 委員長 平野秀樹 委員長 白坂英義 委員長
近藤 忍 平野卓義 鶴岡大治 近藤 忍
篠崎哲也 野田芳久 岡田貴志   岡田貴志
斉藤高根 西 勝義 髙橋 浩   平野卓義
橋口武信 大野俊幸 白坂英義   篠崎哲也
岡田壽彦 山形誠子 高橋てる子   斉藤高根
滝口敏夫 石井量夫 後藤 秀 國吉俊夫
佐藤多美男 三上和俊 前田清治 高橋てる子
 休会を取り消し本会議に戻り、初日に議決した以外の議案や請願についての委員会付託を決めて27日までの休会に入った。
 本会議の終了後、広報委員会が開催され、今回の議会だより発行に向けた打合せを行う。なお、ここの人事でも副委員長を承る事となった。
 高橋てる子議員から議会便の主体的部分を事務局に任せず議員が作るべきと言う意見もあったが、その方向性は広報委員会で決める権限ではなく、議会運営委員会に広報委員会の意見を提案するべきだというような議論の後、委員会兼編集会議を7月10日と20日に行う日程を決めてこの日の委員会は解散となった。
 7月はそれ以外にも新議員による十九の会での自衛隊見学、金田開発研修、新日鐵君津製鉄所施設見学など、細かな日程を入れたので結構忙しくなりそうである。
 この夜は賢友会という四市の議員による勉強会の総会に参加し、築地に予定されている大規模商業施設の進捗状況についての講演を聴き、懇親会に出席してきた。他市の議員までこのHPを見ていることが判明し、嬉しいやら恥ずかしいやら、ともあれ恥ずかしくないように内容を充実したいものだと心に誓った。懇親会終了後は木更津のフォーラム未来のメンバーで議長や質問者の慰労会に趣旨を変え、懇親を深める中で酒の勢いも加え、政務調査費停止などの意見を繰り返すが、会派共有のパソコンを政務調査費でリースしている事などから、浸透するのは時間が掛かりそうである。
 
 16日は議会前半戦の活動記録をアップしたり、委員会に付託された案件の現地調査をしてきたりして過ごす。
 17日は午前中に書類整理をして、午後から地元消防団の入退団式に出席する。対談者の1人は自分が分団長をしていた頃の役員なので感慨も深い。また、後援会長である江野澤政広江川区長と、5月26日の総会で選出された江野澤均江川漁業組合長も同じ場所に顔を合わせ、今後は互いに相談してそれぞれの立場で活動することを誓い合う。
 18日と19日は休会中の休憩日に当て、1泊2日で登山と温泉療養をしてきた。平日に行動するのは違法行為で無くとも、支援者の批判が無いか、と気にする当たりは、まだまだ小心者なのかも知れない。本会議はまだ続くが文章が長くなるので翌日以降の常任委員会から次の記録にまとめることにする。
 
 →2007年6月下旬の記録