80.6月下旬の活動記録 |
16日から委員会が開始される。最初は10時からの総務常任委員会で、いつものように傍聴する。委員会での審議案件及び委員会協議会の内容は下表の通りである。 |
区分 |
No |
内容 |
担当 |
委員会 |
1 |
一般会計補正予算(第1号) |
財務部 |
2 |
行政手続等における情報通信利用条例の制定 |
総務部・企画部 |
3 |
非常勤特別職の報酬等の条例の一部改正 |
総務部・教育部 |
協議会 |
1 |
行政経営アドバンスプラン平成20年度状況等 |
企画部 |
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情報通信里料条例は 国の制度の変更も多く、福祉用語や制度など、まだまだ勉強不足の事が多いことを何時も気付かされてしまう。行政手続オンライン化関連法案の成立に伴い制定する物で、技術的には県内他都市と同時にシステムを導入するものである。導入費215万円で運用費が年間245万円かかる。手数料の電子的支払いには対応しておらず、安全対策上の公的個人認証サービスの扱いなど、まだ課題が多い中で運用を始めるため、年間の申請者が20人程度しか居ないと運用費だけで一人22万円とかになる話である。休日開庁など総合的な検討が必要になる事が多い。
非常勤特別職条例の一部改正は郷土博物館『金のすず』に専任館長を置くための物であり、現在の教育文化課長による兼務体制では運営上の支障があるためである。非常勤職員は常勤職員の3/4以内の勤務時間なので週に28時間45分以内の勤務になることは三上議員が質問したことで始めて知った。
午後1時からは経済環境常任委員会が下記の案件で行われる。 |
区分 |
No |
内容 |
担当 |
委員会 |
1 |
一般会計補正予算(第1号) |
財務部・経済部 |
協議会 |
1 |
市内各地での商業施設の動向 |
経済部 |
2 |
かずさAP内の企業立地動向 |
経済部 |
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補正予算として県の緊急雇用対策事業を巡って2時間近く活発な議論が交わされる。個人的な感想は思うことに書いておくが、委員会の中で國吉議員から出た意見のように報告書を作っても積んでおくだけに成らないことも重要であると思う。
協議会では、桜井のせんどう(7月5日開設予定)と請西のロックタウン(10月25日開設予定)以外で、請西のニトリと潮見のケーヨーデキツーが店舗面積を大きくする計画があることやアカデミアの情報を得ることが出来て色々参考になった。帰り道には桜井を回り、来月開設予定の「せんどう」の状況を見てきた。
17日の10時から下記の案件で建設常任委員会に出席する。 |
区分 |
No |
内容 |
担当 |
委員会 |
1 |
公共下水道特別会計補正予算(第1号) |
財務部・都市部 |
2 |
建築物の制限に関する条例の一部改正 |
都市部 |
3 |
市道路線の廃止 |
土木部 |
4 |
市道路線の認定 |
土木部 |
協議会 |
1 |
草敷潮見線の経緯経過説明 |
土木部 |
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公共下水道の補正予算は設計が終了した処理場の工事発注で来年度の支出を担保する意味の債務負担行為を設定するものであるし、制限に関する条例は金田東での街づくりに関するもので特に異論もない。市道廃止や認定については技師として現場で気付いたことも有るので質問したが業者との約束が出来ていれば問題もない。協議会は報告のみなので委員会は1時間も掛からず終了してしまった。
午後1時からは教育民生常任委員会を傍聴する。請願1件と陳情2件があるため最初にそれらの案件を処理して付託案件に入る。
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区分 |
No |
内容 |
担当 |
委員会 |
1 |
細菌性髄膜炎予防ワクチン予防接種を国に求める請願 |
福祉部 |
2 |
国の教育予算拡充に関する陳情 |
教育部 |
3 |
義務教育国庫負担堅持に関する陳情 |
教育部 |
4 |
一般会計補正予算(第1号) |
財務・福祉・教育部 |
5 |
国民健康保険税条例の一部改正 |
市民部 |
協議会 |
1 |
国民健康保険証のカード化の実施 |
市民部 |
2 |
新きさらづ障害者プランの見直し |
福祉部 |
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請願は平野秀樹議員の紹介案件であり昨年の12月の県議会で採択された物である。Hibワクチンを導入するコストは332億円であるが、導入しなかった場合の医療費は試算では414億円で、薬事法未承認の肺炎球菌ワクチンを承認して導入した場合のコストは269億円で、導入しなかった場合の医療費は687億円と試算されていると聞くと重要だと思う。地域の統計も無く、製薬会社が絞られている状況に釈然としない部分が残るが、それでも必要な改正要望であろう。
陳情2件は毎年この時期に陳情され採択される物であるが、本年は就学助成に関する事項が加わっている。教育の機会損失による貧困の連鎖を防ぐためにも重要な部分であろう。
補正予算は妊婦検診補助回数の増加に伴う増額と第3中学の建替の為の実施設計額の不足分の増額、及び金のすず館長を非常勤で置くことに対する増額である。補助金の制度期間が迫っているとは言え第3中を同じ場所に建替る事に後悔しないか個人的に頭の整理が必要だ。
国民健康保険条例は富裕層の上限額を9万から10万に変える物で対象は72世帯と言うことだが、274万円の増収効果が有るらしい。それにしても資料に示された近隣四市の足並みが揃っていない事は驚きだ。
協議会も終え、午後4時を過ぎたところで帰宅し、資料整理に入る。
18日は午前中に溜まった仕事を片付けを行った後、午後2時に市役所に行って関係各部と打合せを済ませ、午後3時から同期新人議員で社会福祉協議会の研修を行う。
協議会は玉造会長同席の元で地域福祉係、管理係、介護支援係、地域包括センター、福祉作業所、老人福祉センターの各担当者から説明があり、さらに活動計画や発展・強化計画も示された。
膨大な情報を一度に入れたので若干消化不良であるが、公民館との連帯や福祉活動を行っている民間団体との連携や役割分担、財源の確保策や協議会の認知活動、個人情報保護の取扱などが気になる点である。2時間の研修時間はあっと言う間に過ぎた。
19日は午前中に市役所で7月末に予定されている行政視察の細部調整の打合せを行い、午後からHPの更新作業等を行う。ラジオが20日の土曜日は天気が良いと伝えるので夜9時過ぎまで仕事を詰め込んで片付けてしまい、翌日は日帰り登山をすることにしてしまった。
だから20日は焼石岳に登る往復7時間を作るため、往復14時間近いドライブをしてしまう事になってすっかり疲れて帰ってきた。
21日の日曜日は久しぶりに10時過ぎまで寝坊をして、新聞を読んだり録画していた報道番組を見たりして、午後4時から西山区と江川区の合同懇親会に出席する。西山区の役員の方々は今年の4月に改選となったばかりなので、今後とも色々ご意見をお願いしますと挨拶して回る。午前中は涼しくてスーツでも過ごしやすかったが午後から蒸しており、夕方の帰り道でもクールビズの有り難さを感じるのだった。
22日は雨の中、市内各所で所用を済ませ、HPの更新などを行ってから夕方に烏田土地区画整理事業時代の関係者と近況報告の後、懇親会に入る。本業の傍ら、たこ焼きバーのある木更津横丁なども企画していると聞き行ってみる。街の活性化には様々な関わり方が有ると感心する。
23日は午前中に仕事を片付け、夕方にちはら台で用事があったので、その前に市原図書館に立ち寄り建築や蔵書などを見てくる。木更津図書館しか施設が無かった時代から、袖ヶ浦・君津・市原に抜かれた時代になったことを知る。新築の予算も厳しいし、当面は現況の施設でソフトを充実するしかないと思ってきた。
24日は6月定例議会最終日である。各委員会に付託していた議案・請願・陳情について委員会から説明があり、採決されれた。次いで人事案件の2案について審議が行われ、その後採決された。全ての執行部提案議案が可決されたところで休会となり、議会運営委員会で4件の議員発議案が上程され、日程に追加される。案件は下記の通りである。 |
番号 |
内容(件名とは異なる) |
発議01 |
細菌性髄膜炎予防ワクチン予防接種を求める意見書 |
発議02 |
国の教育予算拡充に関する意見書 |
発議03 |
義務教育国庫負担堅持に関する意見書 |
発議04 |
基地対策予算の増額等を求める意見書 |
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これらは全員一致で採決され、6月議会の全日程が終わる。市長挨拶の後、直ぐにで議員全員協議会が下記の議題で行われる。 |
No |
項目 |
関係部 |
事前説明 |
1 |
羽田再拡張事業に伴う土砂運搬について |
企画部 |
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2 |
行政経営アドバンスプラン平成20年度状況等 |
企画部 |
総務委員会 |
3 |
地域活性化・経済危機対策臨時交付金について |
企画部 |
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羽田については、今年の9月〜12月に過去の最高値と同じだけの120万m3を運搬するという事なので、木更津港の負担を減らしているとは言うが、まだまだダンプの車列は繋がるのだろう。イオンも羽田事業の終了を待っているという噂まで聞くほどだ。
地域活性化については、私を含めた多くの議員がHPを通じて色々書いているので説明があった、という訳ではないが、来月中旬の臨時議会に上程する前に情報を流してくる執行部の姿勢には好感が持てる。詳細については思うことに記載する。
議会全員協議会が終了し、昼食の時間も近かったが広報委員会の編集会議を直ぐに開催する。今回は質問者が10名であるため頁数を減らし、次号以降に予算を残す方向とした。基本的な割付を終了し、次回は7月3日と告げたときには12時を大きく回っていた。
会派室で昼食を終えた後、千葉県議会で行われる渡辺県議の質問を聴きに県庁に向かう。渡辺事務所を通じてカメラ撮影許可も得ているので一眼レフカメラと三脚も用意している。県庁に着くと後援会からおよそ百名の傍聴者が来ており、その人数に感動する。質問は渡辺県議も森田知事も聞かせるやりとりをしていてなかなか面白かった。
質問が終了すると木更津に戻り、午後5時45分から開催の三上・前田両議員の在職30周年及び荻野議員の在職10周年表彰祝賀会に出席する。ちょっとしたミスで祝賀会の開式に間に合わなくなってしまったなど、この日は慌ただしい日程を送ってしまった。
25日は議会終了後の書類整理やHPの更新、仕事の片づけや読書などを済ませるが、また土曜日の天気が良いことを知り、山の準備も始めてしまう。
26日は朝方に仕事を片付け、群馬に住む友人の自宅経由で長野県北部の秋山郷に入り民宿に泊まる。
27日朝から往復9時間強の時間を掛けて佐武流山に登ってきた。梅雨の中休みが明確なので2週連続で良い運動になってきた。
28日はアカデミアで開催されたかずさネットワークの会主催のシンポジウムに参加する。 コーディネーターの石川哲久氏の進行で『東京湾に打瀬舟を復活させる協議会』・『久留里フィールドミュージアム』・『となか暮らし研究会』・『かずさ四市広域農業生産法人』の活動報告が行われたが、それぞれの内容が素晴らしく、民間の力に感心するとと同時に、木更津市という枠にとらわれず、官民共同しながらどの様に地域を良くして行くべきか考えていた。
29日は6月議会での個人質問のテープ起こしが終わっていなかったため、その作成を行うとともに、3月予算委員会の議事録から自分の質疑を写し取る作業作業を行う。さらに8月の議会広報誌に向けて原稿を作るなどしていたら1日が経ってしまった。
30日は役所で行政視察の打合せや広報委員会編集会議に向けた準備、9月議会質問に向けて担当課との意見交換等を行った後、市内各所で所用を住ませる。天気が良ければ議会野球部の練習の日の予定でったが朝からの雨でグランドが悪く、中止の連絡が届いていた。
市内を移動している途中で金田東土地区画整理事業用地を見に行くと、既に形が出来上がりつつある家があった。工事中も数軒見られた。金田には色々な意見も有るようだが、金田事業は現実に進んでいることを実感する。
→2009年7月上旬の記録 |