71.12月中旬の活動記録
 11日は娘を保育園に送り、個人的な仕事を終えてから自転車に乗って金田地域交流センターに行き「きさライドパス」を購入して内房線より海側の6店舗を回る。アイスを2個食べて冷えた身体で巌根駅前のLuupanに付き、パスとは別に遅めのランチを食べてから自宅に戻ってHPを更新した。
 夕方は少し早めに娘を迎えに行き、妻子と供に玄米60kgの精米に出かけて翌日の荷物を車に積み込んで早めに就寝した。
 
 12日は昼前にナチュラルバルが開催され夕方には冬花火が行われることを知っていたが、朝4時前に起床して荷物と妻子を積み込み未明の高速道路を北上し栃木市の藤岡渡良瀬運動公園で開催される渡良瀬バルーンレースの見学と熱気球の体験搭乗に行く。
 夜明け前から多くの人達が集まり、7時前には会場でもデモンストレーションの熱気球が立ち上がり始める中、離れた場所から続々と熱気球が飛来して会場にある的を目掛けマーカーを投下して行く姿は圧巻であった。熱気球の体験は地上から20m程度しか上がらないが娘は満足していた。
 8時過ぎに会場を出て大平山神社を参拝しながら
晃石山[419m]まで往復4時間弱のハイキングを楽しみ、栃木市内で遅めの昼食を摂った後は宇都宮市と戸田市に住む妻の叔母さん宅に年末の挨拶に回り、新座市の妻の実家には夜10時半過ぎに到着した。
 
 13日は近所で所用が有る妻を置き去りにして義父・義母とともにJRで隣駅の東所沢まで移動して「ところざわサクラタウン」を見に行く。
 私的な目的は隈研吾氏が設計した角川武蔵野ミュージアムを見に行くことであるが、駅から施設までアプローチする道路上の汚水マンホール頭にアニメ作品が溢れており、多くの人が写真撮影をしている姿を見ると、公共施設もこの様に観光施設に成ることが出来るのかと開眼させられた。
 
2010年3月13日に栃木県の隈作品を回ったが、その頃と違い存在感の有る建築だと聞いていたが現物を前にすると建築の力を感じる。
 ミュージアムに隣接する5階建ての施設は木製のテラスが各階に有って、階段を上りながらこの建築を見ることが出来るというレイアウトも感心する。ただミュージアムの中の入場料が比較的高額で、密集回避のためには良いのかも知れないが経済至上主義のようで何とも興ざめる。
 「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」(\1,800)を見学して外に出ると人だかりが出来ており、その中心で隈研吾氏が設計の解説を行っていた。嬉しい偶然であったが娘はお腹を空かせ食事に行きたがっているので話を聞くことが出来ない寂しさを味わい施設を後にした。
 東所沢の街中で食事を摂り、新座の実家で妻と合流して帰宅すると、敬老祝いで選んだお肉が届いたので夕食はすき焼きにしたと婆から話があり、喜んでご相伴させていただいた。
 
 14日は娘を保育園に送ってから私的な仕事を処理した後の昼休みにHPを更新する。午後から所用で出かけ、帰宅後は来客対応等をしてから夕方にクリーニングしたスーツを受け取りながら娘を迎えに行く。オスプレイやコロナ感染者の情報が届く中で子守をして一緒に寝た。
 
 15日は娘を送ってから登庁し10時より低炭素社会調査特別委員会協議会が開催されるので出席し、挨拶の後で議論を見守った。議題は「脱炭素社会構築民間提案制度」についてであり、今年度に市の負担がない事を前提に募集を行ったところ8事業が提案されそのうち2事業の採択が有った。一つは今回の補正予算で審議された道路照明等のLED化をするものでCO2換算排出量は689[t/year]から201[t/year]に縮小され市役所全体で488[t/year]の抑制は令和元年度比で4.6%の削減となり214台の公用車が年間に排出する468[t/year]を上回る効果があると聞くと脱炭素に貢献する事を実感できる。商店街が管理する照明はこの事業の範疇ではないが事業スキームを紹介することで波及することを目指すという事である。積極的に取り組む商店街には電気代補助率を高めるという政策誘導型の助成制度を検討すべきかと個人的には思う。採用されたもう一つの提案は市内に立地するスマートソーラー鰍ノよる避難所(小中学校・公民館等)への太陽光発電と蓄電池を設置するもので事業資金は国の補助金と市から20年間に渡って支払われる電気代で賄うようだ。素晴らしいアイディアだと思うが
平成24年9月の議会質問で屋根貸しを提案した際に太陽光設備の過重が構造上耐えられるか検討が必要なので実施しないと言っていた姿勢はどうなったのかと個人的には憤慨していた。また、提案されながらも採用されなかった他の6事業はどの様なものだったのかという質問は誰もしてくれなかった。
 約40分で低炭素が終わり11時より交通政策調査特別委員会協議会が開催されるので出席し、挨拶の後で議論を見守った。議題は「路線バスの再編」と「ふくちゃんバスの現状」についてであり、路線バスは高倉線とかずさAP線の統合及び八幡台・CIタウン・真舟線の面的再編という議案で資料は30頁に渡る詳細なものであった。バス事業者は運転手確保不足に悩み、住民はバスの利用勝手の悪さにバス離れが生じ、行政は補助金が増えることを抑えたいという目的の中で市が住民と事業者の中で調整する姿勢は高く評価できる。八幡台等の路線ではバス停やバスの車内にQRコードを読めるアンケートを設置して意見を集約し、その結果は公表するとともに運行ダイヤをJRのダイヤ改正も念頭に置いて微調整するという事なので今後の報告を期待したい。
 ふくちゃんバスは7月から10月までの4ヶ月間で115便が運行され延べ139人が利用している。原則水・金だけの運行であるが独居老人の発熱通院などやむをえないと認められる場合には例外で運行するという事で4ヶ月間の運行総数33日間のうち5日間がそれにあたるようだ。心の通った対応で素晴らしい。登録料と運賃による収入が110,250円であることに対し支出は271,082円で、差額の約16万円は行政が補助している。支出の約8割が人件費でボランティアでも若干の報酬を伴う事をどうするかとか同じ日に同一方面へ向かう需要を調整して相乗りにする事などで改善を検討していくという事である。金田や鎌足でも検討していたが交通空白区とは認めにくいため「自家用有償旅客運送」を適用できそうもないという事も明かとなり、今後はタクシー事業者によるデマンドシステムを考えるなどの模索が進むことになりそうだ。
 約55分で協議会が終わり、昼休みの時間に議長執務を行ってから帰宅しようとすると使っていたビジネスバッグの取っ手が壊れた。仕方ないので遅めの昼食を摂りがてら新しい鞄をホームセンターに買いに行き、帰宅後にHPを更新してから保育園に娘を迎えに行った。
 
 16日も娘を送ってから登庁して会派室で四市議長会の資料を作成した後、10時より基地政策特別委員会協議会が開催されるので出席し、挨拶の後で議論を見守った。議題はオスプレイの暫定配備の現状、配備後の騒音測定結果、特定防衛施設周辺整備調整交付金の充当事業等である。定期機体整備について現在のスバルとの契約を半年延ばす理由や新しい事業者に関する情報は一切不明のままであった。騒音測定結果は防衛省による常設測定機器を要望している事も含め情報開示すべきという意見には同感である。調整交付金については一般質問で斉藤議員が質疑し東京新聞にも記載された下表の値が示された。
年度 交付額(千円) 特定防衛施設周辺整備調整交付金の推移(単位:千円)
H23 49,968
H24 49,937
H25 50,286
H26 50,742
H27 63,393
H28 65,402
H29 73,675
H30 100,471
R01 111,372
R02 210,660
R03 210,000
 令和3年度は見込みであるが、暫定配備の開始とともに急激に増加したことが明かである。暫定配備終了後には急激な減少が予想されるため継続すべき事業には充当しないようにと言う意見は同感で、本来で有れば周辺のハード整備事業に充当し、この交付金を使用したことを表示すべきであると度毎に私も言っている。
 11時半に協議会が終わり、昼食を摂りながら君津で所用を済ませ、戻りがけに羽鳥野を回り住宅の張り付き状況を確認しつつバス停に設置されたアンケートを見て駅前庁舎に戻る。四市議長会の資料を作成した後に木更津駅に移動し16時半からの駅ピアノお披露目式に参列する。
 千葉駅・勝浦駅・銚子駅に次いで県内4番目の駅ピアノであり、山口駅長の提案に応えて祇園保育園のピアノを提供した市と、形にした「まちづくり木更津」の関係者の行動力には敬意を払いたい。個人的には地元の後輩である松本佳奈さんのライブを近くで聴けて幸せであった。
 セレモニーは想定より長く約1時間半近くに及び保育園の迎えの時間が迫ってきた。終了後には急いで駐車場に行き娘を迎えに行った。帰宅すると市内の新型コロナ感染者が2人明らかになったことの情報がタブレットに入る。3日連続で2人が増加し、累計で90人に成ってしまった。
 
 17日も娘を送ってから登庁し9時より議会運営委員会が開催されるので出席する。議題は追加議案と発議案による日程変更及び来年度予算における議会費要求額の削減項目についてであり、諮問事項については会派で意見が割れているので来年になってから協議会で議論して全議員が課題を把握することで先送りになり10分程度で終了した。
 会派室で作業を行ってから議場に入り10時から本会議を開催する。この日に追加される議案及び発議案は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案120 一般会計補正予算(8号) 子供 教育民生
発議12 市議会議員の報酬条例の一部改正 - 議運
発議13 新庁舎整備に関する提言書 - 市庁舎整備
 追加議案は12月4日に菅総理が国会で述べたひとり親世帯に関する臨時特別給付金で対象世帯1,176世帯への給付金と18万円の事務費を会わせた事業費7620万円は全て国費である。議案上程後に本会議を休憩し、開かれた教育民生常任委員会では前回に給付を受けた981世帯との差である195世帯への個別対応はどうするかと質問があった。給付されなかった事業費は来年度返還金として支出されることになるのであろう。委員会終了後に本会議を再開して各委員長から審査経過の報告を受けてから付託議案を採決し、次いで人事議案を審議してから採決する。執行部提案の全議案が可決されてから発議案の提案理由の説明を受けてから付託省略して採決を行い本会議は11時16分に終了した。
 換気休憩を入れて11時25分より議員全員協議会を開催する。この日に説明を行う議案と資料配付のみとする議案は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
No.01 行政改革推進計画の見直し 公室
No.02 地域防災計画改訂版の意見公募 総務
No.03 国土強靱化基本計画の意見公募 総務
No.04 中期財政計画の見直し 財務
No.05 障がい者プランの意見公募 福祉
No.06 高齢者福祉・介護保険事業計画の意見公募 福祉
No.07 災害廃棄物処理計画の意見公募 環境
No.08 水産振興計画の意見公募 経済
No.09 立地適正化計画の意見公募 都市
配布01 使用料・手数料の見直し 公室
配布02 東清保育園跡地の売却方針 子供
配布03 新型コロナウイルスワクチン接種体制 子供
配布04 江川運動場整備事業の進捗状況等 都市
配布05 下水道事業経営戦略の意見公募 都市
 全員協議会に関する資料は議長決裁にも回ってきたが、合計で14件となる議案を積み重ねると名刺の横幅と同じ程度となる約9cmとなる。この資料をタブレットで見られることは資源と作成手間の節約だと実感する。説明も簡素で委員会での意見を披露する財務部のように行えたら時間も節約できただろう。
 経済部の説明が終わった段階で12時を回っていたが説明すべき案件が残り一つであったので休憩を入れず協議会を続行し12時15分に全ての説明が終了した。昼食を摂った後に13時よりかずさ水道広域連合企業団が議会対応の相談に来るので木更津市議会選出の4人の議員で対応して意見交換する。調整中の事案であるため詳細については記載しないが、実害がない限り事案を規約の文面通りに運用するのではなく若干の解釈拡大をしても良いのではないかと意見し14時前に打合せは終わった。議会事務局にかずさ四市議長会打合せの調整について資料を渡して指示を行って帰宅し、自宅事務所でHPを更新した。
 夕方からはコロナ禍の進行で会食自粛が求められる中であるが多人数にならないように心がけ、先週に引き続いて街中の賑わい状況を観察に回った。昨日お披露目された駅ピアノが存在感を高めており、木更津市の新しい名所になればと願うところである。
 

 18日は9時からJ:COMで年始に放送する「新年の挨拶」の収録を行い、次いで10時より成人式の会場で上映する議長からのビデオメッセージを収録する。感染拡大によって成人式が実施できるか微妙であるが、仮に開催できたとしても夜の懇親会は自粛して感染拡大防止に協力して欲しいものである。
 帰宅して私的な仕事を片づけ、午後から妻子を連れてマザー牧場に遊びに行き、ついでに来年の干支である牛の写真を撮影した。
 
 19日は「きさライド」の後半6店舗を回る前に袖ケ浦の知人と一緒に走るため9時20分に自宅を出て袖ケ浦公園に向かう。以降の細部については最近思う事に記載の通りであるが寒い中でも自転車を楽しんだ後に全店制覇記念品を貰って帰宅した。
 自宅に戻ってシャワーを浴びて着替え、市内で買い物や支払い等の所用に回り、夕方には荷物と妻子を積み込んで妻の自宅に向かった。
 
 20日は妻の従妹と子どもたちが集まる家へ行く。夜の会食ではなく昼間に換気の行われている部屋で子どもが遊びながら親は近況を報告しあう場であるが、親は外気に冷えて上着を着込む中、子どもたちは薄着で元気に遊んでいた。年に数回の顔合わせをしないと子ども達は親戚の顔を忘れてしまうだろう。
 天気の良い週末なので帰路は高速道路に渋滞が始まっているかと思ったが感染症か大雪の影響かは不明であるがスムーズに流れて木更津に戻って来られた。順調なのは有り難いが人々の往来が減っているのではと考えると経済の冷え込みが気になってきた。
 
 
 →
2020年12月下旬の記録