80.3月中旬の活動記録
 11日は東日本大震災から10周年となる日でテレビでも数日前から多くの特集が組まれ、新聞も連日多くの紙面を割いている。
 被災地へは2017年6月に支援に入って以降、選挙やコロナもあって今まで足が遠ざかっているが、昨年の10月に妻子を連れて被災地の現状を見るために石巻や女川(右写真)に行った。今年度中に三陸道も全通するようなのでコロナが落ち着いたら三陸に行かねば思いながら朝食を摂る。
 なお今日は岩根西中を始め市内各所の中学校で卒業式が行われるが感染症対策で簡素な式典となっている。それでも昨年のように卒業を目前に登校停止に成るよりはずっと良いだろうと思う。ともあれ娘を保育園に送ってから駅前庁舎に登庁し10時から建設経済常任委員会に出席する。委員会及び協議会の議案は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案28 市営住宅設置管理条例の一部改正 都市
議案29 空家等対策推進条例の一部改正 都市
議案34 権利(債権)の放棄【市営住宅】 都市
議案35 権利(債権)の放棄【市営住宅】 都市
議案30 財産(工作物)の取得【LED照明】 環境
議案36 PFI事業の変更契約締結【広域ゴミ処理】 環境
議案38 広域廃棄物処理事業協議会規約の改正協議 環境
議案31 財産(工作物)の取得【鳥居崎公園】 経済
- 閉会中の継続調査申し出 -
協議会 No.01 新火葬場整備の経過報告 環境
No.02 市道125号線の一部ネーミングライツ 都市
 議案28号は廃止予定の市営住宅4団地のうち久津間・祇園・清見台の3団地からの移転が完了したので今年度末で用途廃止し、行政財産から普通財産に用途を変更して資産管理課に移管するもので、残る岩根団地に残る6世帯も今年度中に移転が終わる予定という事である。無人の建物が建ったままで閉鎖されると治安上の懸念も有るので早期に売却を行うなどの対策が必要だろう。また、子育て世代支援等の施策的な展開も含めた長期的な市営住宅施策を立案することが望まれる。29号は空き家対策協議会の委員に法令で市長が入りながら市長が諮問する案件を協議するという構成を是正する変更、34号と35号は市営住宅使用料滞納者の債権放棄の議案で債権者は平成29年と24年にそれぞれ死去していて相続人が無かったり連絡が取れない議案である。個人的には内容に意義はないがこの2議案や24号から27号及び48号から49号については個別議案でなく一括議案で上程すれば解りやすいのにと思う。
 30号は道路照明1207基と公園照明300基を今までの電気料をリース料として支払いながらLEDに変更し10年の事業期間後に財産の無償譲渡を受けるための議案であり事業期間のリース料2億1641万円が取得額となる。LEDに変更することで毎年電気料金1987万円と維持管理費300万円の削減が見込まれで、事業者はこの差額で機器を交換し利潤をあげる仕組みである。市は大きな初期投資をせずに今まで通りの電気代を払うことで10年後には新しい照明設備を入手し電気代等も劇的に少なくなるという利点があり、何よりLEDに変更した時から年間のCO2排出量が488[t]削減される点にゼロカーボンに向けた意味がある。
 36号は6市1町の自治体廃棄物の広域処理事業に事業者の一員である日鉄君津製鐵所の事業系廃棄物処理を加えるように変更する案件で、公共性が減る事で国の補助金が減る代わりに日鉄が負担する額が加わることで事業期間中の合計で9億6078万円の削減効果が見込める。木更津市は全体の37.1%を負担する予定なので市の削減額は3億6423万円を見込んでいる。38号はこの広域廃棄物処理に関する所管課が木更津市役所環境部まち美化推進課から富津市役所市民部環境保全課に移管される変更を関連自治体で協議するための議会承認案件である。
 31号は鳥居崎公園で計画されていたパークPFI事業のテナントが決まり事業が開始されるにあたり事業者が営業店舗の建物以外に4億38百万円で整備する公園部分を1億98百万円で取得する案件であり市は県からの補助が75百万円期待されるので実質的には1億23百万円で公園整備を行いながら港の賑わいづくりが期待できる案件である。
 今年の5月頃から測量や地質調査等が始まり8月頃には建築に着手され来年3月の完成を見込んでいる。周辺道路の混雑や近くの民家への影響、駐車場等に懸念も出されたが注目すべき事業である。詳細な計画や具体的な店舗名等の発表が待たれるところである。
 (右写真は1月13日に撮影)
 付託議案が終わり間もなく正午であったが引き続き休会中の継続調査の申し出を決めた後に協議会案件の説明が行われる。新火葬場については工事による土運搬の砂埃対策や周辺道路整備状況について質問がありネーミングライツについてはポルシェに対抗する第3者が悪意で高額取得して転売するような事案に対する対処が不十分だという指摘がなされ、資料配付の立地適正化計画については反対意見を述べたいという意見が出されたものの12時半に協議会も終了した。
 遅めの昼食を摂り諸調整を行ってから帰宅し、ラジオで東日本大震災の報道を聞きながらHPの更新を行い14時46分には事務所で一人黙祷した。夜は10年前を思い出しながら防災に対しての意識を再度高めつつ気持ちもあたらに特別番組を見続けた。
 
 12日は娘を送ってから近所に設置した関政幸候補と私が写っている演説会の看板撤去に回り、その後は週末の溝払いの準備作業に市内で買い物をして回る。帰宅してタブレットを見るとコストコホールディングジャパンの本社を川崎から木更津に移すことが発表されていた。昨年12月4日に千葉県の保有する5万18百uを購入したときから噂は聞いていたが土地購入が2月定例議会で承認された後の公表スケジュールになるという事であったので秘匿していたが、これからはアクアラインと三井アウトレットだけでなく世界のポルシェとコストコもある街として、一層注目を浴びて企業誘致が加速することを期待するし、その歳に課題となる企業用地の不足を速やかに解消しなければ成らないと考える。
 午後からは地域の用事や私的な仕事を片づけてからHPを更新し、雨が降る前に娘を保育園に迎えに行った。
 
 13日は雨の土曜日である。先月13日から延期になっていた冬花火も緊急事態宣言の延期に伴い中止が決まっており特に公務もない。緊急事態宣言下なので自宅の事務所で議会資料を見たり娘と遊んだりしながら外出自粛の一日を送った。
 
 14日は朝から良く晴れており絶好の溝払い日和となった。地域の農地所有者が協力し除草や水路浚渫に汗を流す中、私は土木委員の役員として裏方の段取りにも走り回る。今年は夏以降の作業を軽減するために防草シートを試験的に設置した。その効果を期待するが、今後のお楽しみである。
 午前中に作業が終わり帰宅して後片づけをして昼食後は江川集会所で水難救助用に購入したゴムボートの展開に立ち会い時間計測をしたところ空気を抜いた状況から約10分で完成した。ライフジャケットも19個用意されたが、6人乗りのゴムボートを含め使用される事態が来ないように願う。
 午後3時前に集会所から自宅に戻る。ナチュラルバルも緊急事態宣言の延長に伴って中止が決まっており、公務は無いが天気が良かったので娘に袖ヶ浦海浜公園に行こうと誘うが、庭でボール投げをやりたいと言われ、この日のダイヤモンド富士を見ることは叶わなかった。
 
 15日は保育園への送りを妻に任せてコストコ木更津倉庫店に行き、9時から本社を木更津に移す事についての説明を聞く。説明内容の細部については最近思う事に記載した通りであるが、オスプレイ部隊の暫定配備終了後の自衛官減少による人口減少を充分に補える効果はありそうだ。
 説明会終了後に自宅に戻って準備しておいた記事に加筆してアップしてから市内で所用を済ませて回り、11時半から自民党木更津支部緊急会議に出席する。知事選の状況説明があり、より一層の奮起を誓う。
 昼休み時に駅前庁舎に移動し13時より市庁舎整備特別委員会理事会に出席し23日の委員会運営について打合せを行う。その後は会派室で予算書類の整理作業と議長室で書類決裁等の事務を行ってから帰宅し、保育園に娘を迎えに行くまで事務所でHPの更新作業等を行った。
 仕事が一段落して娘を迎えに行くと日没の直前で有ったので吾妻の港に立ち寄り夕焼けを撮影した。間もなく春分なのでダイヤモンド富士が近づいている。娘と一緒に帰宅してからは子守をしながら早めに就寝した。
 
 16日は早朝に起床して私的な作業を片づけHPを加筆した後に朝食を摂る。黄砂が降る中で娘を保育園に送ってから駅前庁舎に行き10時より予算審査特別委員会の審議を見守る。付託案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案11 一般会計予算 財務
議案12 国民健康保険特別会計予算 市民
議案13 後期高齢者医療特別会計予算 市民
議案14 介護保険特別会計予算 福祉
議案15 公設地方卸売市場特別会計予算 経済
議案39 公共下水道事業会計予算 都市
議案42 R3年度一般会計補正予算(第1号) 財務
議案43 R3年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 市民
議案44 R3年度後期高齢者特別会計補正予算(第1号) 市民
議案45 R3年度介護保険特別会計補正予算(第1号) 福祉
議案46 R3年度公設地方卸売市場特別会計補正予算(第1号) 経済
議案51 R3年度公共下水道事業会計補正予算(第1号) 都市
 職員等の地域手当の削減による補正予算も同時に付託されるために例年の委員会より付託議案数が多い。さらに審査は議案順や予算科目順ではなく、職員待機時間の無駄と会議室内の密集を解消するために所属組織別に審査を進めるという予算決算審査上初の取組となる。今までと進行が違うので選ばれた委員の方々は大変だろうと思う。なお、初日の審査範囲の予算額はの下水道事業会計を含み下記の通りである。
組織名称 R2予算額 R3予算額 増減 補正予算 補正後
財務部 財政課 3,399,931 3,566,523 166,592 3,566,523
市民税課 30,624 30,020 -604 30,020
資産税課 36,598 31,796 -4,802 31,796
収税対策室 107,509 119,336 11,827 119,336
市長公室 秘書課 5,332 4,988 -344 4,988
経営改革課 30,284 15,038 -15,246 15,038
シティプロモーション課 48,959 43,547 -5,412 43,547
都市整備部 都市政策課 11,895 25,220 13,325 25,220
市街地整備課 1,169,833 1,646,514 476,681 1,646,514
建築指導課 7,324 7,423 99 7,423
住宅課 243,267 371,855 128,588 371,855
下水道推進室 1,425,170 1,380,181 -44,989 -1,836 1,378,345
 下水道事業
 (収益的支出)
3,981,099 3,872,356 -108,743 -1,350 3,871,006
 下水道事業
 (資本的支出)
2,593,801 2,352,253 -241,548 -486 2,351,767
管理用地課 312,070 258,798 -53,272 258,798
土木課 851,471 872,452 20,981 872,452
総務部 総務課 411,143 485,652 74,509 485,652
職員課 8,653,128 8,692,268 39,140 -116,224 8,576,044
管財課 604,853 401,071 -203,782 401,071
危機管理課 292,003 450,938 158,935 450,938
資産管理課 853,342 985,781 132,439 985,781
16日審査額 合計 25,069,636 25,614,010 544,374 -119,896 25,494,114
 総体的な事項の質疑に続き上記の部署の審査が16時37分まで行われた。質疑の中で解った主なことは次の通りである。一般会計予算は前年度0.4%増の過去最大予算であるが投資的経費は前年度より10億円以上減っていることや基本計画事業に位置付けられた72事業の内4事業を先送りすることで3億1千万円を削減するなど財政状況は厳しい。収納率向上のため本年度不動産の差し押さえ事案を整理したものを来年度は公売にかける。アクアコイン納税は来年10月開始で毎月40件を想定している。コロナ禍で来年度に納税が猶予された案件は令和4年度には滞納処分としての手続きが行われるが事情を考慮する。ラジオ広報費の減額は番組編成による。来年度の空家解体の代執行は3件で1045万円を予定しており全て所有者に請求する予定である。東口駅前ロータリーの改修にあわせてバス停の配置も再検討する。感染症が一段落しても職員のテレワークは可能な部署で継続を検討する(70人程度)。和式トイレの使い方が解らず帰宅した児童が居る小学校で便所改修を行った事例があった。財産を賃借じている物件で転貸している事例は確認していないが地方自治法違反になっている可能性がある。
 個人的には金田西土地区画整理組合に事業負担金として7億4千万円を支出し、中学校の校庭等の補償金として組合から3億1千万円を貰い、グランド整備に2億4千万円を負担するようなお金のキャッチボールも目に付いたが、減額が大きい下水道事業会計に関する審査が薄かったことも気になった。ともあれ変更された審査法式も大きな問題なく進むことが解り、時間も想定から大きく逸脱しなかった事に安堵して帰宅した。
 タブレットにはこの日の新規感染者が4人で市内累計が422人となり市立保育園のクラスターも9人になった情報が届く。翌日に健康こども部の審査を控えて感染拡大や民営化直前の年度末に訪れた保育の危機など多くの課題が出てきたようで、担当は直前まで資料収集に追われることになりそうだと思いながらHPを更新した。
 
 17日も娘を保育園に送ってから予算審査特別委員会に出席する。この日の審査範囲の予算額はの特別会計を含み下記の通りである。
組織名称 R2予算額 R3予算額 増減 補正予算 補正後
会計室 3,899 3,933 34 3,933
市議会事務局 260,757 256,610 -4,147 256,610
監査委員事務局 3,660 3,672 12 3,672
農業委員会事務局 16,099 16,081 -18 16,081
選挙管理委員会事務局 2,457 61,105 58,648 61,105
健康こども部 子育て支援課 3,145,049 3,050,394 -94,655 3,050,394
こども保育課 3,556,267 4,089,473 533,206 4,089,473
健康推進課 1,248,701 1,758,519 509,818 1,758,519
スポーツ振興課 79,355 83,722 4,367 83,722
市民部 市民課 246,080 222,024 -24,056 222,024
保険年金課 2,531,022 2,584,057 53,035 -2,935 2,581,122
 国保特会 12,579,400 12,185,000 -394,400 -2,406 12,182,594
 高齢者特会 1,668,700 1,705,200 36,500 -595 1,704,605
市民活動支援課 181,926 186,758 4,832 186,758
福祉部 社会福祉課 3,044,625 3,043,973 -652 3,043,973
障がい福祉課 3,361,308 3,636,652 275,344 8,192 3,644,844
自立支援課 17,067 44,774 27,707 44,774
高齢者福祉課 248,797 272,155 23,358 -33 272,122
介護保険課 1,607,303 1,601,150 -6,153 36,670 1,637,820
 介護特会 11,122,000 10,539,000 -583,000 -2,738 10,536,262
経済部 農林水産課 406,743 407,162 419 3,300 410,462
産業振興課 577,378 555,308 -22,070 81,727 637,035
観光振興課 91,864 109,490 17,626 4,465 113,955
経地方卸売市場 20,252 27,320 7,068 -408 26,912
 市場特会 72,200 79,000 6,800 -408 78,592
17日審査額 合計 46,092,909 46,522,532 429,623 124,831 46,647,363
 10時に会計室と4つの事務局を一度に入室させて始まり、福祉部を二つに分けたので顔ぶれは5回変わりながら時間延長して17時52分まで審査は行われた。質疑の中で解った主なことは次の通りである。銚子市では投票所を減らす代わりに移動投票車を導入したが本市では検討していない。農地台帳のHPは国で管理しており市のHPとはリンクされていないので解消する。来年度当初の待機児童数は今年度当初より22人増えた84人になる見込みだが年度内の施設整備により令和4年度当初の解消を目指している。吾妻保育園は臨時職員等の7人と市役所を退職して残る職員1人に加え社会館保育園からの9人のスタッフが加わる17人体制で運営が始まる予定。子供医療費助成事業がR2の4億38百万円からR3には3億79百万円に減少するが新しい生活様式の中で医療費が減少している事が原因である。多胎児家庭支援事業費は査定で無くなったが他の事業で賄う予定。マイナンバーカードを保険証として使用できるようになるが今まで通り保険証は発送する。運転免許自主返納支援事業は査定で無くなったが高齢者タクシー利用助成事業の幅を広げて一本化することで賄う予定。生活保護世帯は増加しているが医療費が減少傾向なので予算額は前年並みである。重度心身障害者紙おむつ支給事業は査定で金額が下がったが高齢者紙おむつ給付事業費と協調することで単価も下がり必要世帯に届けることが出来る。障害児通所支援事業は利用者の増加によって前年度より1億7千万円増加になった。ケアマネージャーが利用者のケアプランを立てるために入手する情報の手数料収入が30万円になる。アクアコインの普及として君津中央病院等の医療機関への拡大も検討する。商店会の街路灯は過半数がLEDに成ったことで電灯代補助もH26の453万円からR1には235万円に減少た。道の駅うまくたの里は令和3年度に2954万円の指定管理料を支払ったが施設での売上が6億7千万円ほどあり施設使用料として3994万円を得ることが出来たため市にとっては約1千万円の黒字事業となった。公設卸売市場はコロナ禍の昨年も対前年比1.7%の減少に留まった。田中議員が多くの資料を作成して臨んでおり状況理解の手助けになった。ペーパレス化を上手く利用して情報共有していると感心する。1621万円も使う生活困窮者就労支援事業の効果など気になる事業は幾つか有るが多くの議員の質疑で理解できたことは多い。
 会議終了後、事務局と審査方法を変えたことの検証が必要だと思い諸調整をしてから帰宅するとコロナの新規感染者が5人明らかになっていた。3月10日からの8日間で25人である。保育園でのクラスターが11人に達するなど、週末の緊急事態解除を前に木更津は再び警戒すべき状況に成っていると感じながらHPの更新を行った。
 
 18日も早朝に起床して私的な作業を片づけた後にHPを加筆してから朝食を摂る。この日は小学校の卒業式であるが来賓を招かずに実施すると聞いている。昨年の全学校休校の混乱に比べれば遙かに良いが、最終年度に出来なかったことも多くて残念だったろうと思う。娘を保育園に送ってから登庁し予算審査特別委員会の最終日の審査や討論・採決を見守る。この日の審査範囲の予算額は下記の通りで、3日間で特別会計等を含み約781億円の審査を行うことになるのである。
組織名称 R2予算額 R3予算額 増減 補正予算 補正後
消防本部 消防総務課 98,008 96,569 -1,439 96,569
警防課 147,061 110,918 -36,143 110,918
予防課 1,463 1,337 -126 1,337
企画部 企画課 203,332 456,384 253,052 456,384
地方創生推進課 74,386 147,498 73,112 147,498
地域政策課 230,573 87,046 -143,527 87,046
環境部 環境管理課 142,719 153,600 10,881 153,600
まち美化推進課 2,412,738 2,410,104 -2,634 2,410,104
火葬場建設準備室 100 162 62 162
教育部 教育総務課 524,764 630,935 106,171 138,962 769,897
学校教育課 166,218 186,202 19,984 186,202
学校給食課 508,911 623,005 114,094 623,005
まなび支援センター 13,120 12,090 -1,030 12,090
学校給食センター 508,507 645,930 137,423 645,930
生涯学習課 22,685 21,270 -1,415 21,270
文化課 38,004 45,818 7,814 45,818
市立図書館 34,788 36,659 1,871 36,659
中央公民館 150,426 146,670 -3,756 146,670
郷土博物館 21,853 21,070 -783 21,070
18日審査額 合計 5,299,656 5,833,267 533,611 138,962 5,972,229
3日間合計 76,462,201 77,969,809 1,507,608 143,897 78,113,706
内 一般会計 44,445,001 47,237,000 2,791,999 151,880 47,388,880
 質疑の中で解った主なことは次の通りである。令和2年度中に6824件の救急搬送が有ったがそのうち24人がコロナウイルス陽性者であった。消防団は住吉(4分団5部)だけでなく地蔵堂(8分団5部)が統合でなくて廃部となっており今年度中に小浜(2分団2部)も無くなるようだ。巌根駅のバリアフリーに関する費用は東口改札新設の話が確定しなかったので査定で無くなったが話が決まったら補正予算で復活する予定。地域公共交通計画の策定は自治体の努力義務だが作らないと補助金が受けられない。令和4年度に新火葬場が開設予定であるが既存の火葬場でもバーナーの不調等の解消のために令和3年度に3百万円の補修予算が必要となる。環境部は環境対策として既存老朽化車両の更新として超小型モビリティを購入する予定である。学校にプールを設置して維持管理を行う場合は一校当たり30年間に2億3千間年が必要になるが民間施設を利用した場合のコストは1億5千万円に抑えられる予想で小学校のプールは縮小されそうである。金鈴塚古墳は台風等で被害を受けているので来年に4百万円を投じて保存工事を行う。
 午前中に予定されていた企画部が午後まで延長されるなど予定されていた審議時間より押し気味で推移していたが教育部の後半で審議が短く終わり気が付けば想定した時間に討論及び採決の時間になっていた。反対意見もなく全会一致で賛成となり委員会は終了となるが、審査方法を変えた是非や資料の不備等の問題点を集め次の審査に繋げる事を重城委員長が提案し会議は終了となった。
 午後4時半に退庁し自宅で荷物を片づけ直ぐに農協本店に向かい、午後5時半より岩根西の地区別総代会議に参加する。感染症の蔓延により総代会も書面議決を奨励している代わりに地区別に丁寧に説明を行って意見を聴取しようと云う姿勢は感心できる。会議中に市役所の人事異動の内示や感染情報など様々なものがタブレットに届くものを一瞥しながら、農協の総代を現在の620人から農協法の下限に近い520人に変更する案件等を検討しつつ説明を聞いていた。資料の軽微な間違えを発見したので会議終了後に指摘してから午後7時過ぎに農協本店を出てスーパーで買い物をしてから帰宅する。例年で有れば予算審査特別委員会の慰労を行う審査最終日の夜であるが今夜は自宅で一人で麦酒を飲みながら人事異動の内示を見て来年の状況を想像していた。
 
 19日も娘を送ってから登庁し10時より交通政策特別委員会に出席する。委員会には陳情が付託されており、協議会での説明もあった。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 陳情01 内房線のワンマン運転導入に関する陳情 企画
協議会 No.01 路線バス(八幡台線等)の再編計画及び運行開始の見直し 企画
No.02 運転免許自主返納者支援の取組 市民
 今月13日のJRダイヤ改正にともない内房線の木更津以南でワンマン運行が開始された。陳情者は安全対策や障害者への対応が手薄になることを懸念し国土交通省に行政指導を求める意見書を提出するよう求めている。運転手不足や赤字路線への対策としてのワンマン車両導入は既に東北線の黒磯以北等でも行われており、車掌を置くように成った場合は本数の減少や最悪の場合は廃線も予想される事などから賛成者が少なく委員会としては不採択と成った。
 協議会のNo.1は利用者や住民の意見を聞いて路線を再編し春から運行開始する予定であったものが再度見直しを行うために新路線の運行開始を先送りしている事の報告である。市から運行会社には決まったことを進めるように指導しているが従わないと云う事である。変更の内容を確認するため適切な時期に再度委員会を開催することとなった。No.2は高齢者タクシー利用助成事業を65歳から74歳の免許自主返納者に拡大するもので、74歳の自主返納者は市税滞納がなければ月3枚の500円券を受け取れるのに75歳以上だと非課税世帯で他に運転免許所有者が世帯の中に居なくて福祉タクシー事業を受けていないものでないと支給が受けられないと云う矛盾点が明らかになった。75歳以上の自主返納者の実績が2年平均で369人なので、仮に65歳から74歳までの想定自主返納者数の150人の3倍の450人であったとしても追加事業費は117万円と算定されるのだから対策を拡大するべきだと私も思う。委員会は11時40分に終了したので帰宅して荷物を用意し君津市内で昼食を摂ってから君津市役所で災害トイレトレーラーを見学させて貰う。
 
 これは災害時における自治体間での相互応援強化を図るためクラウドファンディングを活用して購入した全国で13台目となる車両で先月16日に納車されたものである。君津市は台風15号による長期停電及び断水時に西伊豆町の車両が清和公民館に置かれ重宝した事が契機となっているようだ。
 トイレトレーラーは約2千万円、牽引車両が約4百万円である。クラウドファンディングは昨年10月23日から12月15日まで5百万円を目標に実施され、262人と73の企業から1485万円の寄附が有った。これに他の寄附331万7千円を加えた1816万7千円を事業に宛てているので市の持ち出しは1千万円を下回る。トレーラー規格は全長5.65m、車幅2.4m、車高3.5mであり細い道や樹木が道路に張り出しているような場所には持ち込めない場合も多そうだ。契印免許を持った職員が運転になれるため時折街中を走っているようだが、緊急事態宣言が続いているためイベントが無く、平常時の配置はまだ行われておらず未使用の状況である。

個室の内部

便座とシャワー

紫外線殺菌装置

階段と手すり

階段収納時

寄付者一覧
 車両には個室が左右2個づつの4室配置され中には洋式便座と手洗い台以外にも紫外線の殺菌装置や清掃用のシャワーが設置されていた。汚水は下水管に直接流下も可能であるが汚水タンクには糞尿690Lが溜められる構造になっており1200回程度の使用は可能である。寄付者の名前は寄付額によって大きさが変わり、企業のデザインを再現しているところも気を使っていると感心した。君津市は12台目の車両になる予定であったがクラウドファンディングの期間中に公園にトイレを設置するに当たり建築物の便所ではなくトイレトレーナーを単独費で購入した自治体が入ったため13台目に成ったという事である。建築物とコストは同等であり耐用年数は建築物より短いと思われるが公園のトイレ整備等に車両を配備して災害時には派遣するという考え方は参考になると思った。
 実は木更津市でも2018年10月25日に静岡県富士市を視察した際に災害派遣トイレの考え方に共感し導入を検討したことがあるが採用には至らなかった経緯がある。君津市に先を越されて正直残念な気持ちである。2年目以降は毎年車検を受けねば成らず維持管理費は35万円程度を想定しているようであり、今後の平常時での活用を通じて様々な課題も出てくると思うが、それを共有することで本市での導入に向かって再度検討したいと思いながら視察を終えた。
 帰宅して私的な仕事を片づけ夕方に娘を迎えに行く。春分の日の前日で晴れてはいるが黄砂の影響か富士山は見えない。日没は富士山頂らしきところに沈んだようだが絵にならないと思いながら保育園に着き、夜も子守をしながら早めに就寝してしまった。
 
 20日は未明の内に起床しHPを更新してから新聞を読み朝食を摂る。
 9時半に娘を家に残して保育園に行き卒園式の裏方作業をお手伝いする。午後1時半に終了したのでイオンタウンに本を買いに行きながら不在者投票所の混雑状況を見に行くと多くの人が訪れていたが待つほどではなかった。明日は天気が悪いので投票率が気になる。
 帰宅するとこの日に金田東で地鎮祭を行った神奈川県に住む甥っ子が自宅に遊びに来ており、新居の建築日程やリモートでの勤務状況などについて話を聴き、来月には金田で一緒に食事をしようと約束する。夕方にはM6.9の宮城県沖の地震による揺れを感じ先月13日に福島県沖で発生したM7.3の地震に続く大きなエネルギーの発散を心配する。夜には感染者が市内で3人追加になった件とオリンピックに海外の観光客を入れない件が発表された。木更津港で検討していたクルーズ船を使ったホテルシップは無くなったが、明日で解除される緊急事態宣言以降の経済や明日の知事選挙の事を思いながら麦酒を飲んでいた。
 
 
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2021年3月下旬の記録