71.12月中旬の活動記録
 11日は娘を学校に送ってから午前中は私的な仕事や雑件を処理してからHPを更新し、市内で所用を済ませてから駅前庁舎に登庁する。
 昨日まで暖かな日が続いていたが、八剱八幡神社のイチョウの落葉が進み初冬の気配を感じさせていたが、初霜・初雪・初氷は年内に観測できるのだろうかと心配になるような日々が続いている。会議開始前に会派室にいると本会議終了後に議運の打合せをしたいと議会事務局から話が入る。
 税金を国民に還元する令和5年度補正予算が11月29日の参議院本会議で可決成立したことを受けた本市の補正予算の取扱に関することだとは解るが、臨時議会を開催するか専決処分で可とするか情報が少なくて判断できない状況なので明後日までに概要を示すように指示する。
 13時から基地政策特別委員会協議会を傍聴する。案件は下記の通りであり、他にも屋久島沖での墜落事故を受けての対応も検討される。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
協議会 No.01 特定防衛施設周辺整備調整交付金に係る充当事業 企画
No.02 令和5年度木更津飛行場周辺騒音・低周波音測定結果 環境
No.03 基地対策関係施策に関する要望活動記録 -
 平成23年度に約5千万円で始まった調整交付金は各種見直しで今年度は2億円を超えている。来年度の交付金は7課8事業に充当される予定であるが消耗品の購入には使用できないという制約がありまた個別事業に対する充当額も予算査定中である。騒音測定について中島と江川でそれぞれ1週間の測定を行う中で、中島では騒音発生回数が163回に対して江川では406回という飛行回数の差が気になるが、それ以上に中島では騒音源の機種不明が2回で1%である事に対し江川では62回で15%という状況に違和感を感じたが誰も確認する質問は行わなかった。屋久島沖の墜落に対しては石井企画部長から北関東防衛局の生方企画部長に対して口頭で飛行停止の申し入れを行ったことが公式な対応とされ、平成28年12月13日に名護沖での着水を受けて翌日の本会議で市長と議長の連名による緊急要望を行ったときとの対応の差を感じるが米軍が世界中での飛行停止という異例の事態を行っている中で様子を見守りたいということなので委員会として発議を行うことも見送るようであった。会議が終わって帰宅して雑務を片づけHPを更新した。
 
 12日はインターネット録画を見ながら議会質問の全文アップを行うつもりであったが質問から12日が経過しているのにネットに上がっていない。事務局に電話で聞くと修正作業などが入って遅れているということである。風邪の娘が学校を休んでいるので病院で診察して貰ってから部屋で一緒に寝ころんで『52ヘルツのクジラたち』を読む。夕方は地元の中華料理屋で国際状況や地域のまちづくりについての情報交換を行った。
 
 13日は12月定例会の最終日の本会議が10時より開催される。それに先立ち会派室で会派報の校正が行われたり議運打合せ資料を作成したり慌ただしく過ごす。鶴岡議長と打合せに議長室に入るとスカイツリーや日光連山が見えている。空気が澄んできたと写真を撮影する。
 
 本会議は諸報告として監査報告や各常任委員会の行政視察報告が行われてから議案の審議に入る。委員会付託議案については各常任委員会の審査報告が行われ、全会一致で可決された。ただし田中議員の賛成討論で気を失っていたものが居て一瞬採決が停まるという微妙なハプニングもあった。4名の女性が傍聴している中で大変申し訳なく思う。
 続いて人事案件の付託省略議案2件の審議と採決があり、その次に発議案の審議が行われる。発議案は議会運営委員会が発議者となっているので委員長である私が上程理由の説明を行うため登壇した。付託省略議案と発議案の内容は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
議案092 人権擁護委員の推薦 総務
議案093 人権擁護委員の推薦 総務
発議12 市議会議員の報酬等に関する条例の一部改正 -
 全議案が可決され定例会は終了した。引き続き議員全員協議会が開催され下記の15議案の説明がなされた。内容の感想については全て常任委員会で説明済みなので記載しないが、指摘された表の重複などは訂正されており、追加資料があった議案もあり、委員会協議会を若干は反映していることを確認させていただいた。
番号 内容(件名とは異なる) 所管 説明 資料 合計
No.01 地域防災計画(素案)の意見公募 総務 3 792 795
No.02 第3期オーガニックアクションプラン(素案)の意見公募 企画 5 105 110
No.03 中期財政計画の見直し 財務 3 20 23
No.04 国民健康保険保健事業計画(素案)の意見公募 市民 4 148 152
No.05 健康増進計画「第4次健康きさらづ」(素案)の意見公募 子供 2 113 115
No.06 「こども家庭センター」の設置 子供 1 9 10
No.07 第2期自殺対策計画(素案)の意見公募 福祉 11 71 82
No.08 第6次障がい者プラン(素案)の意見公募 福祉 11 168 179
No.09 高齢者保健福祉・介護保険事業計画(素案)の意見公募 福祉 11 174 185
No.10 第2期君津地域広域廃棄物処理事業 環境 2 4 6
No.11 プラスチック一括回収 環境 3 2 5
No.12 第3次農業振興計画(素案)の意見公募 経済 3 51 54
No.13 第2次商工業振興計画(素案)の意見公募 経済 4 72 76
No.14 公設地方卸売市場経営戦略(素案)の意見公募 経済 5 115 120
No.15 立地適正化計画の変更(素案)の意見公募 都市 2 85 87
合 計 1,999
 上表の「説明」とは部長説明原稿のことで、全議案の資料枚数の合計は1,999枚に達していた。次第を含めると2千枚丁度である。そのうち明日から30日間の意見公募を行う「資料」は表中の黄色で着色したものであり、その合計枚数は1,894枚である。30日間で全てに目を通すので有れば毎日61.5枚を読む必要があるのか、等と計算していたら議員全員協議会は11時55分で終了となった。
 会議終了後議長応接室に私と石井副議長・斉藤議運副委員長が集まり執行部から住民税非課税世帯に対する価格高騰緊急支援給付事業の専決処分を行いたいことの説明を聞く。近隣市では来月末に最初の支給を行う予定なので木更津市も同じタイミングとするためには今月19日までに予算を成立させなければ成らず、君津市は15日・富津市は19日・袖ケ浦市は20日の各議会最終日に議案として上程するが、木更津市は最終日が早くて議案の精査が間に合わなかったのである。予算規模は8億円を超えるものであるが全額国庫負担で支給とそれに要する事務事業だけなので専決処分も止む無しと認めた。また、家計急変世帯等への給付や子育て支援等の補正予算は企画部で充填事業を整理しており来月中旬頃に臨時議会を開いて補正予算の審議を行う方針で上程日程については年内に明らかにすることを求めた。執行部退席後に一般質問に対するルールの確認を話し合い30分ほどで打合せは終了した。
 退庁して遅めの昼食を摂り、帰宅してHPを更新した。朝から体調が悪くて欠席していた娘もだいぶ元気になってきたので夕方には結婚記念日でもあるので家族で外食に出かけた。
 
 14日は午前中に事務所で雑件の処理を行い、市内で所用を済ませて回る。岩根西公民館に行くと偶然移動スーパーが来ており数人の方々が買い物をしていた。車も2台で品数も想像以上に多く好調と感じる。
 固定客がいて欲しいものが明確となっているので品揃えの効率がよいようだと関係者から話を聞いたが、そうなると途中で私が買っても大丈夫かと思いながらサンドイッチを購入して朝日庁舎に向かい選挙管理委員会で政治活動用看板の証票を受け取り、駅前庁舎に向かいながら昼食を摂る。
 午後1時半から調整区域活性化研究会に出席する。委員は三上・斉藤高・石井・竹内・齊藤秀・安藤・吉田と私の7人で、他に藤田議員も傍聴する中で研究会は始まった。この日の議題は下記の通りである。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部
No.01 市街化調整区域における開発が可能となる連たん区域の明確化 都市
No.02 産業用地の確保に向けた取組 経済
 最初の案件は都市計画審議会でも差し戻したもので、現在は都市政策課と農林水産課で摺り合わせを行っている状況であるという説明があった。それに併せて人口減少が著しい中郷地区などへの政策的配慮を企画部も交えて戦略的に構築するべきだと提言した。次の案件は木更津北インター周辺で産業用地を開発する事業者を募集したところ1社からの応募があり2月9日締切の企画提案に向けて進行中ということである。市と県が最大で5億円づつの補助を行ってインフラ整備を行う計画なので、年度末の計画承認までの流れが気になるところである。会議は2時間ほどで終了し、議会事務局と諸調整を済ませてから娘を学童に迎えに行きながら帰宅してHPを更新した。
 
 15日は午前中に事務所で私的な仕事を片付け、昼前に金田に買い出しに出かけ、袖ケ浦市役所まで行って議会の一般質問の傍聴を行う。
 12:55に到着して無人の受付で記名してから議場に入り13:15から佐藤麗子議員の質疑を傍聴する。無人運転の可能性を調べるため粕谷市長が塩尻市を視察してきたことが解り、木更津市の先を越されるかなと思うと同時に交通政策で塩尻を視察したいと思った。
 帰り道に給油と買い物を済ませて帰宅し娘を学童に迎えに行く。そのままそでがうらウインターフェスト2023を見に行くつもりだったが、朝からの雨で23日に延期となっているので自宅に直帰した。オスプレイの墜落事故に関して11日の基地政策特別委員会の休会中に部長間の連絡では市民に対してメッセージにならないと言ったが、この日に渡辺市長が木原防衛大臣を訪ね暫定配備期間の厳守や原因解明まで飛行停止などを要請したことを知った。大臣に直訴とは立派な政治家だと感心した。
 
 16日は朝7時半に家を出て茨城県境町に向かう。首都高を安行で降りて一般道を使うと10時到着予想であったが若干早着しそうなので関宿城の外観を撮影するために寄り道する。博物館(関宿城)には入場せずに橋を渡って茨城県に入り道の駅さかいに車を停め、本年6月29日の自治体公共Weekでのセミナーで気になっていた自動運転バスを見学する(詳細は「境町で思う」参照)。その後は本年9月29日の総務常任委員会視察の際の資料で気になっていた下妻市のWaiwaiドーム、常総市の地域交流センター(豊田城)及び鬼怒川堤防決壊記念碑などを見て回る。

関宿城
 
自動運転EVバス

Waiwaiドームしもつま

豊田城
 夕方に手賀沼温泉で友人と待ち合わせて先月の登山での忘れ物を渡して写真データを交換して帰宅し、夜には道の駅さかいで購入した地方のカップ酒を自宅で楽しませていただいた。
 
 17日は朝食後に娘を連れて中央公民会に行きマジック体験教室に参加する。中央・金田・富来田地区を対象としていると聞いていたが参加者が定員の10組に達しておらず、公民館から許可を得ての参加である。
 マジシャン大輝氏の手品を見るのは3回目であるが何時見ても感心するほど上手で、始めてみた娘は目を丸くしていた。2時間の教室を終えて帰宅し、娘は種を教えていただいた手品を作成して妻に披露するなど、とても喜んでいるようであった。
 この日はアカデミアホールで音楽劇「ヤマトタケルと弟橘媛」が演じられ八剱宮司からも誘われていたのであるが小学校1年の娘が大人しく鑑賞できるとは思えず断念。午後からは娘とともに自宅の片付けなどを行い、夕方5時から集会所で開催される会費千円の万石区の忘年会に出席して様々に情報交換を行った。
 
 18日は午前中に私的な仕事を処理し、午後からは政治活動用看板の証票を今月末まで有効の青色から令和9年12月31日まで有効の赤色に交換しながら支援者に年末の挨拶をしてまわるのであるが、中には話が長くなる家もあり12箇所のうち一日では8箇所しか終えられなかった。夕方に娘を学童に迎えに行ってから事務所でHPの更新を行った。
 
 19日は午前中に年明けの視察先について調べてから事前質問項目を作成して議会事務局に送り、江川集会所建設現場の状況を確認する。
 最も古い消防団詰所である4分団2部の詰め所の上を覆う形で設置されている現在の集会所は外階段の腐食が進み外壁も頻繁に補修するなど応急処置で対処してきたが、オスプレイ暫定配備の自治交付金を自治会の積立に加え、市有地を貸与して新たに建設することで計画が進んでいるものである。
 消防団の詰め所などが同一敷地の中に展開される計画で、災害時には区民の避難所として使用できるようにも計画されており完成が楽しみである。午後からは前日のうちに証票を交換できなかった4箇所について交換に行くと木杭が折れている場所が有り自宅に帰って道具を準備して簡単な補強作業も行う。12枚の旧証票を選挙管理委員会に返納して帰宅し、夕方5時半から近くの居酒屋で開催される江川区の忘年会に出席して様々に情報交換を行った。帰宅するとタブレットに価格高騰緊急支援金交付事業に関する8億6251万4千円を専決処分した案件が届いていた。
 
 20日は朝から市内で所用を済ませて回っていると私の隣の議席である鈴木秀子議員の訃報の案内が届く。一般質問後に体調を崩し、総務常任委員会や特別委員会、最終日の本会議も欠席していたが亡くなるほど悪化しているとは思わなかった。会議中に色々と教えてあげたことが思い出され寂しい思いをする。健やかに成仏されることを祈る。
 夕方は娘を早めに学童に迎えに行って三井アウトレットモールに連れていきクリスマスプレゼントにレゴブロックが欲しいというので選ばせてから帰宅する。仕事帰りの妻と我が母を一緒に連れて食事に行きささやかな結婚9周年祝いを行った。
 
 
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2023年12月下旬の記録