会津朝日岳 1624m 福島県只見町
2005年11月5日登山:F島と2人

 6月の御神楽岳に続いて奥会津方面の山をF島と登りに来た。前回と同様、夜に佐野で集合し、夜通し走って会津蒲生駅で寝る。
 5日は朝靄の中を出発し赤倉沢の釣り堀の上にある駐車スペースに車を停めて登山を始める。登り始めて直ぐに霧も晴れ、紅葉も既に終わって葉を落としている登山道は明るく開放的である。沢から叶の高手までの急坂を登り大休止を入れる。一旦避難小屋の有る鞍部まで降りて山頂に向かう。頂上直下の急坂は残雪期に来ると大変だ、と思うほどの勾配である。
 登山開始から4時間弱で山頂に到着。秋晴れの中で周辺の山々が美しいし眼下には田子倉湖も見える。麦酒を飲んで昼食を食べ山頂での一時を楽しんだら来た道を引き返す。
 下山後は深沢温泉と大塩温泉に入浴し昭和温泉に泊まった。料金の割にはかなり良い宿だった。翌日は玉梨温泉や早戸温泉に入り辛大根蕎麦を食べて佐野にF島を降ろして館林うどんを購入して帰宅した。
鍋割山 1,252m 神奈川県秦野市
2005年11月20日登山:単独

 榛名山を下りて水沢うどん、和賀岳に登る前には稲庭うどん、笹ヶ峰と東赤石山の間に讃岐うどん、会津朝日の帰りに館林うどんと、うどんづくしの山旅を続けてきたので〆にはこの山しかないだろう、と思い丹沢山系の鍋割山に登ってきた。というのも、ここの鍋割山荘の鍋焼きうどんの評判がとても良いからである。
 朝のアクアラインを渡って東名を走り、表丹沢県民の森に車を停め登山を始める。長い林道歩きを終えるとミズヒ沢の手間に沢山のペットボトルが有る。ボランティアに2リットルの水を持ち山道に入る。直ぐに尾根まで上がり富士山を遠望しながら登る。山頂に着くと多くの人が鍋焼きうどんを食べている。犬も走り回っている。水を小屋に渡し980円のうどんと500円の麦酒を味わう。湘南の海が逆光できらめいている。極楽の気分である。
 下山は二俣分岐まで稜線のブナ林を楽しんで人の居ない尾根を下った。車に戻り日帰り温泉ガイドを頼りに秦野温泉に入り、夕方には帰宅をした。
達磨山 982m 静岡県戸田村(沼津市)
2005年12月10日登山:単独

 富士周辺登山のうち南側の視点を探していると発端丈山が良さそうだという情報に当たり、併せて西伊豆北部で最も標高の高い達磨山に登ることにした。
 ETC早朝割引を使えるように横浜町田ICを6時前に通過し沼津まで走る。長岡に向かう峠の手前から登ろうとすると台風による崩壊で通行止めという標識があり、三津に車を移動して海岸線から蜜柑畑の中の道を発端丈山目指して登る。淡島がだんだん低くなっていく視点の変化が楽しい。杉林になって視界が無くなる頃に展望台が出てくる。そこから少し登れば山頂である。山頂は広く開けており気持ちがよい。葛城山が東側に少し高く聳えているが間の鞍部が低く見え、縦走する事を止める。
 下山して蜜柑を購入し戸田峠を目指す。達磨山は西伊豆スカイラインを使えばもっと近くまで車で寄れるがあまりに歩行時間が少ないので戸田峠から歩く事を選んだ。戸田の町や御浜岬が眼下に良く見えるが南アルプスは少し霞んでいる。沼津周辺の海岸風景は綺麗であるが雲が出てきて富士山も見なくなった。山頂は風が強く、いくら南国伊豆といえども寒い。その上、スカイラインを走る車の音が近くに聞こえ、山に居る気分を損ねる。
 さっさと下山して戸田温泉に浸かり帰路に付いた。
於茂登岳 526m 沖縄県石垣市
2006年2月20日:単独

 約4年間担当していた現場が完成し、2月から仕事が空くようになった。このついでにダイビングのライセンスを取ろうと石垣島に渡ったので、県別最高峰のうち関東からの距離が長いために難易度が高くなっている沖縄県最高峰の於茂登岳を登ってきた。
 当初は17日に登ろうと考えていたが雨天のため延期してこの日になった。20日の朝もあまり天気は良くないが明日の朝には石垣島を後にするので仕方がない。
 島内の足として自転車を持っていったので登山口まで自転車で移動。サイクルシューズからデッキシューズに履き替えて山道に入る。登山道は大雨に対する洗堀防止のためかコンクリートで固められている。本州の山でも浸食が酷いところがあるからこのような対応を考えても良い処置だと思う。
 山頂までは40分で到着。あいにく雲がかかり途中で見えていた珊瑚礁の海の展望は得られなかった。その上雨まで降り始めてきたので手早く下山した。
 自転車の走行は石垣編を、石垣の海については水中世界をご覧下さい。
経ヶ岳 2,462m 長野県伊那市
2006年4月18日登山:単独

 高遠の桜が満開間近という話を聞いて花見のついでに中央アルプスに登ることを企てた。おまけに秩父羊山公園の芝桜と甲府盆地の桃の花も見ようと思い、月曜日は秩父から伊那にかけてのドライブとなる。高遠で宿を取ることが出来ずに登山口となる仲仙寺に隣接する羽広公民館の駐車場で車中泊することになった。ここには24時間利用可能な公衆便所もあるし仲仙寺の手水場で水も調達できるので車中泊にはお勧めである。
 
 18日5:36に駐車場を出発し、水を補給し登頂開始する。細かい分岐が幾つか有るが標識はハッキリしている。
 6:44に4合目到着。直前でカモシカを見る。登山道は途中の細かいピークは全てトラバースし、岩場もない歩きやすい道である。6合目の手前から道に雪が現れ7合目到着は7:53であった。登山者の足跡がハッキリと残っているのでコース選択は容易である。
 8合目には8:46に到着。雪道のため速度が落ちる。雪庇が残っているが高度感はない。稜線も迷うほど広くもなく滑落するほど狭くもない適当な広さを保っている。残念なことに黄砂のため空気の透明度が悪く、晴れているのに木曽駒程度しか見えない。
 山頂には9:52到着。風の音はするが強くない。山頂到着までアイゼンを必要とするような場所はない。ただ雪を踏み抜いたりするので、シーズン始めという事もあり足に疲労が残る。山頂を示す看板類は全て雪の下。唯一鉄柱の上端30cmが雪の上に出ているだけだから積雪量は1m位か。麦酒を飲んでパンを食べ下山を開始する。
 8合目を過ぎたところで今日唯一の登山者とすれ違う。それから少しして何度目かの雪面踏み抜きを行ったときに右の脹ら脛をつってしまい、7合目で11:18より20分程度の休止をして足のマッサージを行う。
 6合目を過ぎてスパッツとグローブをはずし、仲仙寺に無事下山できたお礼参りをして駐車場に到着したのは13:15であった。近くのみはらしファームのとれたて市場でローメンを食べ、大芝温泉でゆっくり汗を流して筋肉をほぐしてから帰宅した。

 なおこの山がHP開設後の初登山なので詳細の記載を行い始める記念になった。
No47 .2005/11-2006/4    ←No46No48→
日本を走る