宝登山 497m 埼玉県長瀞町
2016年02月25日登山:妻と2人
 
 妻の実家である新座市に行く用事があったので、秩父で冬の景色である氷柱と春の景色であるロウバイや梅の花を見ようと考えた。中旬に暖かな日が続いたので著名な三十槌の氷柱は溶けていると知り最奥に有る尾ノ内百景氷柱を見てから宝登山に行く計画とした。
 
 妻の実家で目覚めると外は雪景色であった。幸い道路に雪は残っていなかったので所沢ICから関越に乗って皆野寄居有料を経て小鹿野に入る。秩父には雪がなかったようで明るく乾いた風景が広がっていた。国道299号線を群馬県境近くまで走ったところにある尾ノ内渓谷の氷柱は地域の人が水を撒いて造っている作品であり、この日は寒波が訪れていたが先週中の暖かな陽気のため最盛期の1/4程度まで縮小しているとのことであった。充分に鑑賞し、道の駅龍勢会館で早めの昼食を取ってから宝登山神社に向かった。
 原色も鮮やかな装飾を纏った神社を参拝し、妻が御朱印帳のお願いに行くと奥宮参拝用にロープウエィの割引券があるという。身重の妻は歩いて登山が叶わないので今回は往復ロープウエィのお気軽登山を考えていたので有り難い。参拝後、山麓駅まで歩き820円が740円に割引された券を使って山頂駅まで登った。
 
 山頂駅の回りでは梅百花園で梅が8分咲きであり、遠く武甲山を見ながら多くの花を眺められるのは楽しい。また蝋梅は西園で終了したと聞いていたものがまだ花や芳香も残っており、気持ちの良いままに散歩道を歩けば駅から標高差約50mの山頂に到着した。
 下山は宝登山神社の奥宮を経由し、東園に回る。小さな木が多いと思いながら看板を見ると杉や檜の伐採後にロウバイを植えたもので、地元の中学校の記念植樹等がされているものであった。林業が振るわない中で、一つの方向性が示されていると考えながら下山し、駅まで戻ると梅の木の下に福寿草が咲き、万作の花越しに武甲山を撮影して簡単登山は終了した。
 妻の出産から子育てが終わり、子供がある程度大きくなったら山に連れていきたいなと思いながら、妻との初登山を想い出に木更津への帰路に着いたのであった。
猫越岳 1,035m 静岡県伊豆市
2016年02月28日登山:S井と2人
 
 日曜日天気が良いという予報と、河津桜が満開になったという報道がされる。S井と山梨県で富士山の見える山に登る予定だったが情報量に押されるように河津桜と伊豆の山に登ることにしてしまった。
 
 道路の渋滞を危惧して朝5時半に木更津を出発。東伊豆は車が流れないものと考え沼津ICから伊豆縦貫に乗ると既に流れが悪く成りつつある。天城峠を越えて河津町に入ったのは9時に成る前だったが数多く設置されている駐車場は満車のところが続出していた。町役場の近くの駐車場に停めて多くの人に混じりながら11時まで河津桜を散策し、河津七滝の近くで「ワサビ丼」を食べようと思って移動したところ、テレビで取り上げられた「かどや」は既に12組待ちで、泣かせ隊食堂で早めの昼食を取ってから仁科峠に向かった。
 
 笹原で開放感の有る仁科峠には12:40に着くが水蒸気が多く海岸線を何とか確認できる程度の透明度で、期待していた富士山や南アルプスは陰も確認できず、10年前に登った達磨山が見える程度に過ぎない。これでは山梨県に行っても同じだったなと話しながら登山を始める。気温も高く、仁科峠展望台を過ぎると伊豆らしい木立の中に入り、2月の登山とは思えない雰囲気のままに歩き続ける。牧場の柵や後藤山の丘を越えて上り坂を詰めれば展望台である。もちろんこちらも遠くの展望はない。先に進み火口湖といわれていた、現在は山頂池と言われている沼を見てから少し歩めば13:38に山頂に到着する。駐車場からの標高差は140m程度で前回に引き続きお手軽登山である。写真だけ撮影して直ぐに引き返し、往路を辿って駐車場には14:24に到着した。桜を見て歩いている時間の方が長かった登山であった。
 快適な西伊豆スカイラインを通り大仁温泉で汗を流す。富士山が見えていれば夜景の写真でも撮影するつもりであったが透明度は落ちる一方なので渋滞回避に早めの帰路に着く。それでも伊豆縦貫や東名で渋滞に捕まり木更津へ帰ったのは午後8時を回ってしまった。
諏訪山 1,549m 群馬県上野村
2016年04月26日登山:単独
 
 新座市に里帰り出産した妻の実家を火曜日の夕方に訪ねようと計画していると天気が良いという予報が耳に入る。2ヶ月ぶりの登山をしたくなり、さらに日照が長く気温も爽やかな時期なので西上州で日本三百名山に入りながらもアプローチの長さに躊躇していた諏訪山を責めようと考えた。火曜日の分まで月曜に仕事を詰め込み、夜遅くに車に布団を詰め込んでアクアラインを渡った。
 
 上信越道の甘楽PAで車中泊から目を覚ますと朝日が昇ろうとしている所であった。下仁田ICで高速を降り、コンビニで朝食と昼食を購入して南牧村を越えて上野村に入り浜平登山口に到着する。静岡ナンバーの車が停まっており私は2台目であった。気温は8度を示し周辺は桜が満開である。山里の春は遅いなぁと思いながらフリースを羽織って荷物を片づけ、駐車場の隣にある便所で用を済ませてから6:27に歩き始めた。
 川を渡り湯ノ沢に入ると桟道も良く整備され、テープも適切に設置されており迷う事もなく快適である。尾根に出るとヤツウチグラ(三笠山)が姿を見せる。西上州らしく岩が厳しそうだ。空は良く晴れているが黄砂が強く遠望は効かないようだが、代わりにミツバツツジやアカヤシオが咲き誇り、稜線にはずっと続いている。花の最盛期に登れた事に満足しながらピークを巻いていく快適な登山道を進むと壊れた小屋の前で休憩している単独行の方に追いつく。静岡ナンバーの車の方のようで5:40に入山したという。私は快調に休憩も取らずに先に進むが一転して登山道がきつくなる。ロープや梯子が続き、小休止を入れながら先に進み9:12に三笠山の山頂にある神社に到着する。遠く浅間山が霞んで見えるが多くは名も知らない山々の中に居ることに気持ちよくなる。休んでいると静岡の方が追いつき三百名山回りをしている話を聞く。諏訪山では展望がないと聞いていたので三笠山にザックをデポして二人でピストンする。頂には9:55に到着し写真だけ撮影して三笠山に戻り展望を楽しみながら早めの昼食タイムとした。
 食事をしていると次々と登ってくる人があり、平日で交通の便も悪い場所なのに三百名山の威力を感じさせる。そこで出会った女性がツツジが植えたかのように多い山で快適だと言うが、まさにその様に快適な山であった。三笠山の山頂で10:45まで休憩して下山を開始。花が綺麗だけど危険な岩場を抜ければ残りは快適な下山を続け、沢の水を飲みながら歩き続け13:05に車に戻り登山を終えた。車は5台に増えていた。
 
 近くの浜平温泉「しおじの湯」は火曜日が定休日なので、近くにある野栗沢温泉に入浴し、万場で一面に泳ぐ鯉のぼりを見学して児玉から関越に乗って妻の実家には午後5時過ぎに到着した。生後間もない娘をあやし、夜は義弟二人と酒を飲み、親子三人で川の字になって幸せに眠りにつくといった、連休前に登山から始まる濃厚な時間を過ごすことが出来た。。
節刀ヶ岳 1,736m 山梨県笛吹市
2016年08月05日登山:S井と2人
 
 真夏の登山と富士山の夜景が観たいというS井が金曜日に休暇を取った。私も前日の内に妻子を実家に帰していたので夜が遅くなることも問題ないし、天気予報では降水確率が低いので未踏の山梨百名山の中から節刀ヶ岳に登ることとした。初めての子育てに追われる日々だったので、久々の登山である。
 
 朝6時半に木更津を出発。前回の猫越岳はS井のアクアだったので今回は私のフィットシャトルを出して中央道を西に向かう。夏休みのためか平日なのに車も多く、朝食に立ち寄った談合坂SAではテーブル探しに一苦労するほどだった。これは山にも多くの人が居るのかなと思いながら大石峠の林道終点を目指す。ところが林道が細い上にあまりの急坂でタイヤが空転して登れず、登山口を新道峠に変更してアタックすることになった。
 新道峠より東側は昨年末の御坂黒岳を登ったときに歩いているので従走路がつながるメリットはあるが、節刀ヶ岳まではいくつものピークを越えて長いアプローチに成るので暑い時期には大変である。因みに新道峠の気温は車の温度計で23℃であった。車を停めて10:03より歩き始め、直ぐに出た稜線から富士山が雲の中に隠れていることを確認し、歩いている内に頭を出すことを期待しながら西に進む。
 富士が見えねば夏山の花や蝶を楽しみながら中藤山[1665m]を越え、所々で展望を楽しみながら大石峠には11:23に到着する。気温が高く速度が上がらないと話しながら小休止を取り水を沢山飲む。そこから先は雲の中になり、時折小雨も降る中で汗と雨で濡れたまま歩き、節刀ヶ岳の山頂には12:25に到着した。視界は河口湖が見られる程度になっており、晴れていれば富士や秩父が綺麗だろうなと想像しながら山頂で食事をしていると演習所から砲弾の音が聞こえる。これが雷鳴に変わらないことを祈りながら下山を開始する。
 中藤山への登り返しが予想以上に厳しく、汗を流しながら登っていると遠くで雷鳴がする。頭上には時折青空も見えるので何とか成るだろうと歩いていたら、新道峠の少し手前で頭上を雷が通り過ぎていった。肝を冷やして慌てて車に戻り14:48に4:45を費やした登山を終了した。
 
 車で着替えをしていると地元ナンバーの車が上ってくる。聞けば今夜は河口湖の花火大会があるので黒岳から見下ろすとの事である。しかし小雨は降っているし、雷鳴は時折聞こえてくる。我々は夜景を諦めて下山して「上九の湯」に浸かり、明日開幕のオリンピックに合わせたライトアップをしている東京タワーを見てから帰宅した。
大峰・吾妻耶山 1,323m 群馬県みなかみ市
2016年11月10日登山:単独
 
 仕事が忙しかったことと天候に恵まれなかったこともあり、登山の間隔が大きく開き、気が付けば秋も終わろうとしていた頃、木曜日に妻子を送る用事が出来たので、そのまま登山に行くことにした。関越道周辺という曖昧な考えのため数冊の地図を持ってきたが、朝の天気予報で晴だという割には高曇りで遠望が期待できないことと、前日に東京で木枯らし1号が吹くほど冬型がきつくなったことから、紅葉と近景の沼が楽しめ、雪の谷川岳が見られそうであり3時間程度の行動時間だとガイドに書いてあるこの山を選んだのは高速道路を走行中であった。
 
 新座市を早朝に出かけ関越道を北上する。赤城山の北側に回ると山が雪で白くなり、雪装備を持ってこなかった不安が頭をよぎる。月夜野ICで降りて大峰沼登山口駐車場まで行く途中には、幸いにして道路の雪はなかった。誰も居ない駐車場で着替え、荷物を整理して9:02より歩き始める。紅葉は終盤になっていたが、それより両側の雪が気になる。大峰沼に着く頃には懸念したとおり一面の雪景色になり、誰の足跡もない静寂が広がる。ガイドブックにはここに水場が有るはずだが冬季封鎖なのかそれもない。
 水もなくアイゼンもないが、急な岩場はないようなので行けるところまで行こうかと先に進み上り坂に取りかかる。稜線に出ると電波塔に続く車道歩きになり興ざめしながら10:15に大峰山[1,255m]の山頂を通過する。手前の展望台からも木立が邪魔で満足できず、この山だけで帰るのは物足りないため吾妻耶山まで足を伸ばすことにする。
 下り坂では木立に捕まりスリップするのを防ぎ、雪を踏み抜いた下にある石で足をくじかないように気をつけながら慎重に登り11:14に社が並ぶ山頂に到着した。展望は予想以上に開け、谷川岳や仙ノ倉岳の白い姿が間近に見える。展望の解説があるのも有り難いが山頂には雲が掛かっていたのが残念だった。
 下山はスキー場経由の林道コースを選ぶ。ノルン水上のゲレンデに出るまでの下りが予想以上に滑り、歩行速度が上がらない。雪でコースを見失いそうになると木立に巻かれたテープが現れ、安心させてもらう。ゲレンデに出ると武尊や日光白根も遠く見え、想像以上に気持ちよい。鳥居平を経て、木を切り出した作業道が多くなり登山道を見失ったと自覚しながら進むと雪の上に踏み跡がある登山道に飛び出る。誰か登山したのかなと思いながら進むと見たような分岐に至り、少し上の方で道に出た事と踏み跡は自分自身だったのだと気付く。大峰沼に戻れば、その後は整備された道を歩き、12:45に車に戻った。腰も降ろさず水を飲まず、3:43の歩行時間で登山を終えた。
 
 登山口の近くにあった真沢の湯に立ち寄ると湯が温い。ゆっくりと暖まってから風呂を出て、大河ドラマで有名になった名胡桃城跡に立ち寄って六文銭の幟を見て、永井食堂でモツ煮を食べ、午後4時半に妻の実家に戻って買い物に付き合い、妻子を乗せて自宅に帰ったのは夜の9時を回った頃だった。
竜ヶ岳(2回目) 1,485m 山梨県富士河口湖町
2016年12月29日登山:S井と2人
 
 S井と休みの日程の合うのは29日だけであったが、その日は午前中は雲が多いという予報となった。それならと、午後に風景がよい山の中から7年ぶりに竜ヶ岳を選んで登ることとした。木更津に迎えに来たS井と8時過ぎに自宅を出て、心配していた帰省ラッシュによる渋滞にも遭わず、登山口に車を停め登山を開始したのは10:58だった。
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 前回と同じように展望の良い石仏コースを登る。南に雲が多く相模湾は見えないが富士山の姿は今回も素晴らしく、この山に初めて登るS井は何度も写真を撮り続ける。多くの下山者と擦れ違うが登っているものは他に一組だけで、石仏の展望台で追い抜き、12:45に着いた山頂では二人が食事をしてるだけの静かな山であった。
 風が強くて体感温度が下がり、午後から晴れるというのに富士に雲が掛かる中で南アルプスの眺望を楽しんで昼食とする。遅れてきた団体は寒さと展望の無さで直ぐに下山を始める。すると雲が切れて富士が出ると再度登り返してくる。我々も13:29まで展望を楽しんでいたが風の冷たさに下山を始め、駐車場には14:34に帰り着いた。
 
 今回の目的のもう一つは、夏の節刀ヶ岳で目的が叶わなかった新道峠からの夜景の撮影である。夏なら峠の直下まで車で行けるのだが、冬季閉鎖中なので林道歩きが片道30分程度必要になるが雪を被った富士はこの時期だけである。西湖や河口湖畔からの風景撮影などをしながら移動して午後3:30に通行止めゲート手前から歩き始め、峠の第一展望台には16:15に到着した。他には第二展望台に一人のカメラマンが居るだけであった。防寒着を着込み日没を待つ。下界では直ぐに暗く感じるのに5時半を過ぎても空の宵闇が残り、17:45まで我慢したが寒さで撤収することにした。ヘッドライトで足元を照らしながら下山して林道を歩き、途中の風のないところで星空撮影などしながら車に戻り、富士吉田のスーパー銭湯に入浴し、29日なので肉の日にちなみ今年の登り納めにステーキを食べて帰路に着いた。
 高速道路の渋滞はなかったが富士周辺でゆっくりしていたので木更津に帰り着いたのは22:47であった。S井はさらに一時間程度掛けて自宅まで帰っていった。
No80 .2016/2-2016/12    ←No79No81→
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