秩父御岳山 1,081m 埼玉県秩父市
2019年12月14日登山:単独
 
 秋には連続して台風が襲来し、災害復旧が終わる頃には公務に追われて登山の時間が取れずにいたが、12月に入り妻子を連れて埼玉県の実家に帰る時間的余裕が可能になった。天気予報を見ると快晴の予報である。これは登山に行くしかないと考えたが3ヶ月も登山の間が空いて運動不足であり、さらに若干風邪気味なので行動時間の長い山は辛そうである。往復4時間程度の山を探していたら秩父御岳山にたどり着いた。前夜に新座まで移動して眠りにつき、4:50に出発して秩父市内で朝食を摂り、登山口である道の駅大滝温泉には7:05に到着した。車の温度計は-2℃を示しており、冷たい空気に引き締まる。トイレを使い、着替えて7:23より歩き始めた。
 
 国道を進み落合から沢筋の登山道に入ろうとすると現在通行止めの地図が出る。迂回路は長い林道歩きのようであるが久しぶりの登山で負荷が少なくて良いかなと思いながら進む。杉の戸峠分岐から先は林道の路面が荒れ始め、丸ごと崩落している所もあった。台風19号の爪痕であることは想像できたが、復旧は大変だろうと想像する。トンネル脇から登山道に入り、杉林の斜面を登り、岩場をよじ登り社のある山頂には9:11に辿り着いた。練馬から来たという男性が休憩しており、挨拶を交わすと下山していった。写真を撮ってもらえば良かったと思ったが後の祭りである。上越国境の白い稜線や白くない浅間山等の眺めを暫し楽しんだ。9:30に成ったので杉の戸峠に向けて下山を始める。登山道には台風の爪痕はなく、鉄塔を横切る場所から尖った頂や遠く滝戸ダムも見えて気分が良い。途中に掛けて有った地図で往路に使った林道も通行止めになっていることを知る。分岐点に掲示しておくべきだと思いながら下山して11:05に車へ帰り着いた。山頂で一人と会っただけの3:42の行動時間であった。
 
 快晴の土曜日だが道の駅には車が少ない。それでも長時間停めさせていただいたお礼も込めて大滝温泉に入浴して汗を流し、食堂のわらじカツ丼に後ろ髪を引かれつつも秩父名物の豚みそ丼を食べるべく「野さか」にナビをセットして向かうと店舗前には長い人の列が出来ていた。御岳山や大滝温泉は空いていたのに秩父市内には人が出て居るんだなと思いながら、コンビニのおにぎりを食べて妻子の待つ新座に向けて正丸峠を越えていった。
古峰ヶ原 1378m 栃木県鹿沼市
2019年12月29日登山:S井と2人
 
 前夜は年末の大掃除も片づかない中で急遽予定外の忘年会が入ったが軽く1時間で切り上げて帰宅後に登山準備をして床に入った。何とも慌ただしい中で午前3時半に起床してS井宅に向かい、京葉道路・外環道・東北道と乗り継いで栃木ICで降り、前日光ハイランドロッジを目指す。S井との恒例年末登山は富士山を見る山梨県の山が多いが、今回は私が「厭きた」という理由で日光連山が見られる前日光を選択したのである。年内なら雪もないだろうと考えていたが標高が上がると雪が残り始め、ロッジの前は一面の銀世界であった。車の温度計は-7℃を示していたが風もなく快晴で展望がよい。装備を調え防寒対策に雨具を着込み7:54より歩き始めた。
 
 最初は前面通行止めになっている車道を歩いて象の鼻展望台を目指す。振り返ると日光連山が近く、厳しい姿で聳えている。牧場の柵が邪魔だな等と話している内に展望台に到着。富士山や八ヶ岳も遠望できるが袈裟丸や皇海山、そして日光の山々が美しい。これだけで満足できる山旅だと言い合うが、実際にこれ以降の展望は悪くなる。
 象の鼻から登山道に入り雪を踏みしめながら横手山を目指す。井戸湿原の雪原にも興味を引かれたが雪装備が不十分なので吹き溜まりに足が取られるのを嫌いパスした。8:58に横手山[1,373m]へ到着し、体も温まってきたので雨具を脱ぐ。一旦鞍部に下り、この日の最高所である方塞山[1,388m]へ登り返し、古峰神社奥の院である三枚岩(古峰ヶ原)には10:20に到着した。ここから日光連山が見えるかと思ったが樹林の中で展望はなく、宗教的な気配の深い神聖な所であった。
 15分ほど写真撮影などを楽しんでから帰路につき、方塞山を下って最低鞍部[1,252m]の所で車道に出て駐車場を目指す。つまり最大でも136mの高低差なのだが、雪なのでそれなりに大変である。11:17に車に帰り着き、3:23の行動時間に満足していた。
 
 雪道を慎重に運転して里まで下山し、土地の人が営む物産品売場のような所で食べた山菜の天ぷらと蕎麦が予想以上に美味しく、汗を流しに入った栃木市西方の新しい日帰り温泉も快適で、ここまでは良い旅であったが、私がついでに栃木県の飲んでいない酒を買うために小山市に向かい、ネットで調べた評判の酒屋に行ったものの取扱が無く、無駄足を踏んでしまったことが余分であった。加須ICから高速に乗り、家族で夕方に食事をするというS井を17時過ぎに自宅に降ろし、私は18時に帰宅して私も仲良く妻子と食卓を囲んだ。

川苔山 1,363m 東京都奥多摩町
2020年1月4日登山:単独
 
 新年の初登りは一昨年の城峰山や昨年の大持山のように妻の実家に妻子を預けて近くの山に行く事が恒例になってきたが、今回は奥多摩の川苔山に電車で行く計画とした。調べてみると新座駅5:22発の武蔵野線に乗れば7:27発の東日原行きバスに接続され、川乗橋から6時間の歩行時間で鳩ノ巣駅に降りて麦酒を飲んで新座に帰られると計画の完璧さに満足していた。
 朝も寝過ごさず駅に向かい、順調に電車を乗り継ぎ7:18に氷点下の奥多摩駅前に到着するとそれらしいバスが居ない。小菅行きのバスの運転手に聞いてみると台風19号による道路崩落で通行止めが続いておりバスはないという。京王バスの時刻表に運休と出ていなかったために災害復旧が終わったと思った自分を悔やみながら、駅から直接登る事にする。歩行時間が1時間以上伸びるが仕方ない。
 
 駅のトイレを使って7:28より歩き始める。安寺沢林道の急坂を離れ、民家の浦から登山道に入る。稜線に出ると快晴の元で鷹ノ巣山から雲取山の風景が美しいが木立が邪魔である。急坂に喘ぎながら振り返ると富士山も見え始め9:40に本仁田山[1,224m]に到着する。相模湾や筑波山も見渡せて爽快な展望である。誰も居ない山頂で新座のコンビニで買ってきたおにぎり1個を食べて15分の小休止を取る。
 標高995mの大ダワまで高度を下げ鋸尾根を舟井戸まで歩いているうちに体力を消耗し、雪の残る川苔山の山頂には11:36に到着した。標識には左右の川乗橋と大丹波林道に下山しない事を記載してあり台風被害の大きさを改めて感じる。山頂からの展望は広がっているが取り立てて目立つ頂もなく富士山も少し霞み始めていた。缶ビールを雪で冷やして飲むが疲れて食欲が減退しおにぎりは1個だけしか食べられず、ただのんびりと休止する。山頂は私を含め7人が居るだけの静かな空間だった。12時を回ると身体も冷えたので下山を開始し、鳩ノ巣駅を目指して林業に使用していると思われる登山道を坦々と下山していく。膝が笑い始める頃に車道を横切り、正法院横で車道に出て急な舗装路を下り駅前には14:03に到着した。上り線のホームに人が居たので時刻表を調べてみると14:11の列車が来るので駅前麦酒も止めて直ぐに改札を潜り6:35の行動時間が終わった。16:01に新座へ戻って風呂に入り娘にお酌されながら缶ビールを3本飲んでこの夜は早く寝た。なお、上り下りとも標高差千メートルを超える登山は6年ぶりだと気付いたのは帰って記録を整理してからだった。
No87 .2019/12-2020/5    ←No86No88→
日本を走る