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大滝根山 1,192m 福島県田村市 2025年04月18日登山:単独 富岡町の「夜の森」という美しい桜並木は昔から気に成っていたが日帰りなら見に行けると判断し、日本300名山にも登る計画を立てた。3時間ほどの睡眠で午前2時に出発する。いわき四倉ICを5時に降りると国道の沿道にも多くの桜が溢れていた。到着した夜の森は見事に満開で、交通量の少ない早朝なので道路の真ん中で写真を沢山撮った。富岡から三春に抜ける途中も川沿いに桜が続き16年ぶりに見る滝桜も見事であった。朝7時だったので人も少なめであり、残念なのは朝のうちは薄曇りで青空ではなかったことぐらいである。 仙台平の駐車場には8:35に到着する。他に車も無く静かな山歩きに成りそうである。この時の外気温が17℃で昼はもっと上がる予報なのでフリースを持たずに歩き始める。駐車場から70mほど標高を下げて林道を横切る場所に車を停める場所があった。ここから歩けばよかったのかと思ったが後の祭りである。沢沿いから稜線に出ても緩やかでシーズン初めの足には優しい登山道であった。5合目ブナ平を9:16に過ぎると簡単な鎖場が2箇所続き、淡々と歩いていると自衛隊への送電線の下に到着する。南側が開けているが気温が上がり遠くは霞んでいる。西側にも木立越しに雪山らしいものが僅かに見えるが薄すぎて安達太良山なのか磐梯山なのか見わけがつかず、コントラスト差が無いので写真に映らない状況である。 少し登り峯霊神社には9:58に到着する。すぐ裏に三角点が有るが航空自衛隊のレーダー基地の中で太平洋をにらむアンテナの手前に見える山頂を金網越しに撮影する。北側にある大きな岩へ梯子で登って展望を楽しみながら富岡のコンビニで買ってきたおにぎりを食べお茶を飲んだ。北の稜線にはアンテナや自衛隊の基地が続き、その先には風力発電機が林立するなど阿武隈山塊の開発が進んでいた。 岩の上で15分ほど休み残雪が僅かに残る風景林の碑の前でセルフタイマーの写真を撮ってから下山を開始する。岩場の所で台湾から来たという15人の団体とすれ違っただけで他には自衛隊員も含め誰にも会わなかった。林道に降り、登り返して駐車場には1145に帰り着く。設置されている線量計は0.099[μSv/h]を示していた。ここに1年間居ても0.87mSvの被曝で安全基準の年間20mSvを大幅に下回っているのであるが、そもそも線量計が設置しているのが福島県の現状を示している。駐車場の西側では放射線など関係ないように2機のパラグライダーが空を舞っていた。気温は24℃まで上昇していた。 麓に下りて小野温泉「小町の湯」に行くと貸切で日帰り入浴を受け付けていないと看板が出ていた。小野町の名物らしいアイスバーガーが食べられるはずの近くのレストランも本日休業に成っていた。町内で少し遠い湯沢温泉の旅館に電話を入れると営業を辞めたと言われたがアイスバーガーは洋菓子屋で食べることが出来た。夏井川千本桜の会場駐車場に協力金500円を払って停め、川沿いを登山の服のまま50分ほど散策する。散策を終えて会場案内の人に聞いても温泉が休みであることを把握しておらず帰路とは逆の田村市の案内をされた。色々と上手くいかない部分もあるが桜が良いから気にしないと思い夏井川会場を後にする。 平田町の若清水酒造で酒を購入し石川町まで進んだところで猫啼温泉を発見し下山から3時間が経過してからやっと汗を流し着替えることが出来た。県境を越え那珂ICから常磐道に乗って順調に南下したが流山から渋滞が始まる。ガソリンの残量も心配に成ってきたので三郷スマートで降りてコストコで給油する。首都高の八潮ICて乗り直すと道路は順調に流れており自宅には19:45に帰り着き3時間強の登山のために18時間近い時間を費やした旅を終えた。 |
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高塚山 1,621m 静岡県浜松市 2025年05月05日登山:単独 昨年の熊伏山と同じように遠征を考える中で高塚山を調べると登山口となる犬山段の標高は1,404mで山頂までの標高差が少ないが、林道で崩壊が進み自家用車の進入が出来ず、社会実験で運行している片道3,000円の乗合タクシーを使用する必要があるようだ。興味を惹かれネットで予約を入れる。連休で我が家に泊まった妻の友人家族を見送り車に布団を敷き登山道具を積み込み22時に出発する。この時間でもアクアラインは渋滞しており予定より1時間以上遅れ、新東名の藤枝PAには午前2時過ぎに到着し荷台の布団で仮眠する。 午前4時半に起床しPAのコンビニで朝食と昼食を購入して「ウッドハウスおろくぼ」には6:10に到着し登山準備をしてから天文観測をしていた人たちと話したりして7:20の車を待っていると5人が集まる。麓から2人を乗せた車が到着し7人の登山者が山犬段へ向かう。地元の山の会の方が同乗し、植物や案内看板の設置などを解説してくれる。 山犬段に到着すると山小屋前に自転車がある。持ち主に聞くと進入禁止のゲートから標高差600mを1時間ほどで駆け上がってタクシーの直前に着いたという。ロードレーサーのタイヤでダートは厳しかったでしょうと言うと「解ってくれた人が居るだけで嬉しい」と喜ばれる。着いたばかりだというのに息も切れず歩き始めようとしているので南アルプス深南部には猛者が居ると感心する。 奇麗な小屋の中などを見て回り8:12より歩き始める。急いでも車が出る15時まで帰れないのでコースタイムに対して100分以上も余裕がある。風が強く気温が低くスローペースで登るので汗もかかない。蕎麦粒山[1,628m]には8:44に到着して富士山を遠望するが透明度は低い。案内看板は知らない山が多く深南部に居ることを実感する。その先の踏み後は時々解らなくなるが一昨年に笹の花が咲いて枯れたということで何処でも歩きやすいし稜線も明確なので迷うことは無い。五樽沢コル[1,430m]まで降り三ツ合山[1,602m]には9:53に到着する。倒木が多くて展望が開け真っ白な聖岳等が見えて気持ち良いが倒木の原因が酸性雨かもと考えると複雑な感覚である。両側にバイケイソウの群落が増える中で数人の登山者とすれ違い山頂には10:35に到着する。アカヤシオの花は全て落ちてしまいシロヤシオには早かったようで花は全くなかった。木立の中で展望が無いのでセルフタイマーで写真を撮影して聖岳の見える所まで戻りおにぎりを食べる。 三ツ谷山まで戻ると一緒の車で上がってきた人が展望を楽しんでいた。一緒に休憩を取りながら話していると町田から来て連休は深南部の連続登山をしており一昨日に黒法師で会った人が縦走してきて先ほど遇ったという。町田の人も日本300名山を僅かに残すのみだと言うし、この山域は猛者が多い。30分ほど休み蕎麦粒山には13:57に戻る。帰りの時間まで1時間以上あるので展望を楽しんでいると同じ車に乗る人が終結し始める。富士山は雲に隠れて見えず14:26に山犬段に戻ると既に車が停まっており、集まり次第出発するという。早めに出るのならそう言ってくれれば蕎麦粒山で時間調整しなかったのにと思う。 予定より25分早く出発したので途中の駐車場で咲いてたシロヤシオを撮影するために車を停めてもらう。するとその少し前の悪路で後輪がパンクしておりタイヤ交換を兼ねた停車となった。山伏に登った時もパンクしてタイヤ代など出費がかさんだことを思い出し、それを考えると安い料金かもと思う。15:29に車に戻り白沢温泉もりのくにへ向かう。途中の千頭駅でトーマス君を撮影し、割引券で良い風呂に入り湯上りに冷茶を飲めて満足である。ここまで一緒に行動した町田の人と別れ国道362号の改修状況を見ながら静岡に抜け富士でカツ皿を食べてから東名に乗る。渋滞が生じているので午後8時に愛鷹PAへ寄り仮眠をしたつもりが目を覚ますと午前2時に成っていた。渋滞もすべて解消しており自宅には03:25に帰り着き今年のGWの遠征を終えた。 |
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