79.3月上旬の活動記録
 1日は3月に入った気配を感じる暖かな朝であった。庭の梅の花も花を開かせている。日曜日ではあるが早朝から選挙のお願いで市内を回る。午後から天気が悪くなり雨の中、江川区の土木役員引継会議に出席する。様々な要望や意見を聞きながら酒を酌み交わす。帰宅して資料整理や議案書を読んだ。
 
 2日は月曜日であるが議会は休会である。天気も良いので市内から市外に掛けて遠出を行いすっかり選挙モードに突入する。夜には森県議候補の選対会議に出席し、走り回った一日は終わった。
 
 3日より代表質問が開始されるが、それに先立ち朝9時より追加議案3件の概要説明が正副議長・担当正副委員長に行われる。国より説明が届くのが遅く先月17日の議会初日での上程が間に合わなかった事案である。全てが平成26年度案件であるが議会最終日の議決で間に合うという事なので、明日上程して委員会付託を行うという考えである。そのための議会運営委員会を行う前の説明会という位置づけである。議案の詳細は各委員会で議論されるので説明会では特に意見も出されなかった。説明会後に議長室で執務を行い、10時より代表質問を聞く。今回も個人的に印象に残った答弁を記載する。
自由民主クラブ代表 三上和俊議員
 大綱5点に渡る質問の中から新火葬場の質疑をピックアップする。小田原市等の1市5町で運営しているPFI事業の火葬場も研究しているという回答もあったが、平成33年開業を目指すと事業手法だけでなく位置や広域の事務処理など多くの課題を来年度には決める必要が有るようだ。他には基地対策窓口の集約について質疑があったが連絡調整会議を立ち上げたという回答に留まった。責任の所在を明確にすると友に必要ならば自衛隊OBを職員として抱え防災協力や防衛補助事業のアドバイスを得ることは悪くないだろうと私も考えるところである。
 午前中は1会派で終わり早めの昼食を摂る。午後からは私が議事進行を行う。代表質問なので答弁者が多く、特に斉藤議員の再質問は多方面に飛ぶ可能性が高いので緊張して議長席に座る。
羅針盤代表 斉藤高根議員
 
 渡辺市長のマニフェストに地域自治の強化が掲げられているが、子供会や老人クラブの数が大幅に減少している実態が報告された。過去の前例と名称や形態に囚われず根本的な改革を行わなければ地域団体の活性化は図れない状況である。個人的には子供会が教育部、老人クラブが福祉部という所管を市民活動支援センターに移すべきではと思っていた。他には市民会館の再開に向けた質疑も気にはなったが時間が無く深入りしなかったのが残念である。
 最後に会派代表として4月26日以降も市議会で頑張りたいという挨拶があって質問が終わり、私が議長席を降りると召集を受け、最後の挨拶が公選法に抵触しかねない不適切な発言ではないかと議論になる。夕方に行われる議会運営員会で議論をしようという事になり、自席に戻って最後の質問を聞く。
一新の会代表 國吉俊夫議
 職員管理で985人と決めていた事に対し出向先の他団体で給与を戴いている5人と休職中で無休の2人を別枠にして総計で992人体制で弾力的に運用していくという方針が示された。人口増加や地方分権で職員の忙しさは増していると解るが、複数部署の兼務とかの組織の弾力化も有るのではと思いながら聞いていた。國吉議員も職員の地域手当のように個人的に意見の言いたい事も有りそうだったが会派代表として奥歯に物が挟まった感じのする質疑で終わった
 代表3人の質問が終わり議会運営委員会が開催された。議題は追加議案を3件上程するための日程調整と、斉藤議員の発言の扱い、定数削減後の特別委員会選出基準や会派成立の人数等である。問題発言を議会運営委員会に図るというのも異例であるが選挙が近い微妙な時期なので緊迫感も有るのだろう。進行した私の責任も感じながら遅くまで続いた議論を聞いていた。この日は午後4時から総代会に向けた農協の理事会で有ったが、事前に出られないことを報告済みである。仮に議会が早く終わったら顔でも出そうと思っていたが、当然のように無理な時間となってしまった。
 
 4日の午前も代表質問である。開始時刻は通常の10時なので朝のうちに市内で所要を済ませてから市役所に行く。
公明党代表 岡田壽彦議員
 大綱6点の質問の中から図書館の整備についての質疑をピックアップする。図書館も築41年となり現在は整備計画を立てる段階ではないとしても老朽化に加え、近隣市の新しい施設に対する見劣りのため多くの意見が出てくる段階にある。消防署についての質疑で平成30年の完成を目指すという質疑もあったが、市役所の建て替えが無くても公共建築の一元的管理が必要な状況は加速中だと感じて議論を聞いていた。
 最後に引退を表明して感謝を述べた岡田議員に対し拍手を送り、午前中で代表質問が終わったので早めの昼食を摂る。午後からは個人質問に入るが、不適切発言が出ないことを願いながら議長席に座る。
共産党 鈴木秀子議員
 現在の待機児童は129人(内82人が0歳児)で増加傾向にあり、現在建設中の「さとの保育園」が完成しても定員が120人であるため解決には成らないという回答があった。午前中の岡田議員へ認可外保育園も補助を行い活用するとあったが
私が5年前に質問した方向に進んでいると感じていた。
羅針盤 鶴岡大治議員
 土地開発公社の在り方と保育園の民営化について質問が行われた。これは
私が5年前の12月に質問した事と、2年前の12月に質問した事のその後がどうなっているか確認してもらう形になり、質問を出来ない立場としては聞きたかったポイントである。ただ、鶴岡議員にしては珍しく調査不足で追求が甘く、選挙活動の忙しさを感じさせた。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 今回の配布資料はA3が5枚とA4が2枚の合計7枚に渡るもので図表も多く、選挙が近いというのに手を緩めない議員としての姿勢には頭が下がる。多くの資料を揃えたがゆえに田中議員の主張(方向性)が薄れてしまい、訴えたかった事をシャープに伝えても良いのにと思っていた。
 午後から3人の質問が終わり、追加議案の上程が下記の通りに行われた。詳細は付託された委員会での審議に併せて記載する。
番号 内容(件名とは異なる) 関係部 担当委員会
議案36 一般会計補正予算(第5号) 財務 全体
議案37 介護保険条例の一部改正 福祉 教育民生
議案38 木更津観光物産の債権の放棄 経済 経済環境
 議案の上程でこの日は終わり、質問にあった「さとの保育園」の建設状況を見に行くとまだ足場が降りていない状況だった。今月は慌ただしそうだなと思いながら写真を撮り(鈴木議員の質疑の左に掲載)、市内各所で所用を済ませながら帰宅する。HPの更新を行っていたら深夜になってしまった。
 
 5日は朝から市内で所要を済ませていたら危うく遅刻しそうになり、急いで会派室に入り荷物を降ろして議場に入り一般質問を聞く。
共産党 佐藤多美男議員
 オスプレイについて米軍24機と自衛隊17機の合計41機を整備し、米軍機についてはH29から、自衛隊機についてはH36からの予定で、41機体制になっても5年に1度の整備なので毎年約8機が整備される頻度である。整備は2〜3ヶ月程度必要なので並行して2機に着手する見込みである。このように整理して貰うことは有り難い。それにしても32年で128回目の質問には頭が下がる。
自由民主クラブ 重城正義議員
 生活保護の直前状況である生活困窮者に対する対策として国が自立支援法を成立させた。木更津市は当面の間、必須事項である自立相談事業と住宅確保金給付事業だけを行う計画のようだ。重城議員も持論として述べていたが貧困の連鎖を断ち切るため学習支援事業等を行い、貧困による学習の断念を防止したいという気持ちには賛同できる。
 会派室で食事を取りながら話をしていると外から新人候補の情報が入ってくる。3月に入りメンバーが確定したかと思っていたが少しづつ増えてきているようだ。選挙になることは間違えないので人智を尽くすのみである。昼休みに議長室で質藻を行い午後から議長席に座る。
新栄会 白坂英義議員
 平成25年度に救急車が搬送した5997人の内3652人が入院を必要としない患者でその率は60.9%となる。全国平均が50.2%なので木更津はそれより高い値で、タクシ−代わりに救急車を使用しているような事例が多くあるようだ。隣接市の出動は当初境界から500mまでという制約があったが時間の制約に変わり現在は撤廃されているようだ。それなら消防事務は広域化するべきだと質問を聞きながら思っていた。
元気力発電所 高橋てる子議員
 基本計画について財政規律を守ることを優先し計画にあっても実行しないものが出る可能性が高いという答弁があった。前までは市民満足度の向上という数値目標があったが、今度の基本計画では頁数が少なくなって読みやすくなる以上に解りにくいとかの高橋節は嫌いでないが、議長席に居るときの独演会はどの様に仕切るか悩む議員である。
 高橋議員の質疑の進行で、副議長としての議事進行の仕事が静かに終わった。これ以降の運営は全て滝口議長の予定である。
新栄会 座親政彦議員
 木更津駅からMOPへのバスは1日に50便が運行され毎月9,200人を送迎しており、イオンモール便は開業から間もないこともあり1日51便のバスで月に27,000人を搬送しているという値に驚かされた。その客が駅でなく、少し手前で降りて街中を散策してくれたら旧市街の賑わいも増すのだが、そのための資源発掘はまだ始まったばかりのようだ。
 議会が早めに終わったので農協本店に行き、3日に開催された理事会の報告を受ける。今回の決算は良い数値が出ているが農業者減少の中で持続的な経営が続けられることを考えなければと思う。
 
 6日は東京通勤の嫁を金田まで送っていきながら工事が進んでいる金田バスターミナルを外から見る。規模の大きな施設であるが、これが活用されるだけの多くの便が停車し、ハブターミナルとして機能し、交通利便性が高まるする日が来ることを願うばかりである。
 自宅で少し仕事をしてから市役所に行き一般質問の最終日に望む。
公明党 渡辺厚子議員
 認知症初期集中支援チームについての質疑が行われた。建設行政は熟知している自負があるが福祉は比較的苦手なのでこの様な質問は知識を高める役に立って有り難い。法ではチームを構成するメンバーの資格要件が厳しく市単独で構成するつもりのようだが渡辺議員の提案のように広域行政の対応とすることも現実的だろうと思いながら聞いていた。
一新の会 大村富良議員
 金鈴塚出土品は今まで318点とされていたが、その中の「その他一括」について細かく分類して台帳を整理した結果、出土品は6500点以上に成った。歴史博物館との共同研究の成果を多くの研究者に送ることで重要性の認識を高め、国宝化への機運を高めているという回答であった。私も期待しているが最近は「国宝」より「世界遺産」が旬かなと思った。
 今議会の、そして今期の一般質問が全て終了し、議案に対する大綱質疑が行われた。通告制を摂っているので永原議員と田中議員だけが質疑を行った。その後に予算審査特別委員会が開催され正副委員長の互選が行われた。配付された資料も多く、来週の審議も大変そうである。
 議会が終わると蜘蛛の子を散らすように皆が選挙に出かけていく。私は市役所の中で暫く打合せを行ってから帰宅し、やはり選挙に向けた準備活動を始めるのであった。
 
 7日は朝から事務処理や打合せを行い、11時には行こうと思っていた「木更津マルシェ」の会場であるイオンモールには少し遅れて着いた。松本佳奈さんのミニライブを聞き逃しただけでなく、到着と同時に雨が降り始め客足が止まっていたが、雨が止むと直ぐに人が出始め、良いイベントスペースだと思った。
 イオンを後にして市内で所要を済ませて回り、午後3時半に上総清川駅で永原議員が企画した久留里線駅伝を見に行く。祇園駅から木更津駅の間は同僚議員も多く走るので野次馬のように見に行き激励する。その後は後援会の支援者に対する挨拶周りを行った。
 
 8日は岩根西まちづくり協議会が行う避難訓練が開催される。津波を想定した訓練の広報無線が鳴ってから地元の地理に不慣れな嫁を連れて雨の中で岩根小学校まで歩いて避難すると多くの人が集まっている。
 ボランティアやスタッフ以外に230名を越える地域住民が参加したと聞いて意識の高さに驚かされる。その後、会場を体育館に移動して講演や避難所運営ゲーム(HUG)等が行われた。私と嫁は別の班に分かれて参加してゲームを行ったが災害時の対応の意識を常に持っておくことは重要だと改めて認識した。
 避難訓練には渡辺市長も立ち会って戴き、企画部・総務部・消防署も協力していただき、危機管理の状況や救急蘇生法の講習も行われた。地元消防団や民生委員、防犯協会や区長会など、この訓練を支えた60名を越える多くのスタッフの市民力には頭が下がる思いである。
 帰宅して着替え、江川土木委員の要望箇所を調べてから日枝神社社務所で行われる地域の集会に出席する。帰宅後には溜まっている仕事を片づけHPの更新などをしていると日付が変わってしまった。明日以降も委員会の日々なので時間が厳しいと思いながら夜更かしをした。
 
 9日より委員会審査が始める。初日の経済環境常任委員会は陳情の現地視察が日程に組み込まれているので朝9時からの開始となる。因みに当該委員会への付託案件及び協議会審議案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 請願01 富岡地区の自然と住民の生活と生命を守る請願 環境
議案36 一般会計補正予算(第5号) 経済
議案38 木更津観光物産の債権の放棄 経済
協議会 No.1 環境基本計画の改定について 環境
No.2 観光振興計画(案)の意見公募について 経済
 天候は雨で現地を見るには辛い状況である。バスを使って港の荷揚げ場から埋め立て地までのトレースを行う計画であるが、業者の提出した図面が通行できない区間も含まれているなど杜撰なことが昭かである。現地は200万m3を越える残土を受け入れるには都合の良い地形であることも理解できた。
 市役所に戻り協議会の中で業者の信頼性等について意見交換がされ委員会で執行部の意見を聴取して陳情の採決が行われ、全会一致で陳情が可決になった。引き続き議案の審議に入る。追加補正議案では商品券やフィルムコミッション等の興味深い議論も有ったが記載時間がないので省略する。因みに2件の協議会議案は12時を回っての議論となったので傍聴を止めた。
 
 1階の食堂で昼食を終えて昼休みの時間に議長室で執務をしていると少しだるさを感じる。議会事務局で体温計を借りると37.0度で有った。前日の避難所訓練で風邪でも曳いたかなと思いながら午後の総務委員会の傍聴に入る。付託案件及び協議会審議案件は下記の通りである。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案22 手数料条例の一部改正 総務
議案25 行政手続条例の一部改正 総務
議案34 市民会館の指定管理者の指定 総務
議案24 行政組織条例の一部改正 総務
議案16 地方教育行政組織及び運営関係条例の策定 総務
議案17 教育長の職務専念義務特例条例の制定 総務
議案18 職員の地域手当支給特例条例の制定 総務
議案21 職員の給与条例の一部改正 総務
議案23 特別職で常勤の報酬及び費用弁償条例の一部改正 総務
議案26 特別職で常勤の期末手当の特例条例の一部改正 総務
議案27 特別職で常勤の地域手当の特例条例の一部改正 総務
議案36 一般会計補正予算(第5号) 企画
協議会 No.1 中期財政計画について 財務
No.2 第1次基本計画(素案)の意見公募について 企画
No.3 新行政改革大綱(案)の意見公募について 総務
No.4 番号制度特定個人情報保護評価書の意見公募について 総務
 議案は12件と多いが、議論が盛り上がったのは議案23号における市政協力委員の報酬についてであった。私も2年半前にも書いたように、制度の問題があると思っていたので改善の方向は望ましいが、50円単位の支給という事務量の膨大さと、それでいて最低7万円を崩さない制度設計には大いに疑問を感じるところである。委員からも引き続き改善を行う要望が出続けていた。個人的に悩ましいのは国が3%は妥当ですよと言ってくれた地域手当を3.5%に引き上げる議案18号である。近隣市の高さとバランスが取れないと言う、広域通勤を前提にしないような国の制度設計にも大きな疑問があるが、それでも職員の報酬は管理職手当や能力に応じた適切な昇格によって満たされるべきで安易な一律引き上げが妥当とは思いにくい。因みに県内でも八街市では木更津と同様に3%支給地域であるが0%、つまり支給しないと決めたようである。引き上げは正しくないと意見した議員は鶴岡議員のみで賛成多数による可決となった。他の議案も様々な意見は出ていたが記載は省略する。付託議案の審議だけで午後5時を回ってしまい、地元で打合せがあったために傍聴を終えたので協議会での審議事項は記載することが出来ない。
 雨の中で週末のダイヤ改正の実態を届けてくれた方と打合せを行い、取り急ぎその事だけを
最近思う事に記載してこの日の仕事は終えた。
 
 10日は朝5時に起床して身支度を整え、嫁とともに6時から開催される袖ケ浦市倫理法人会に出席し、幼稚園から高校まで同級生の曽根君の講演を聴く。曽根君は木更津市倫理法人会の幹事でもあり1時間の講義を淀みなく行った姿勢には感動した。また14年ぶりに出席する倫理法人会の気合いには気も引き締まる。
 約1時間の講演を聞き終え、金田のコメダでモーニングを執った後、嫁をバスターミナルに送ってから市役所に行き、早朝の時間を使って翌日からの予算の勉強を進めた。そして10時より自らの建設常任委員会が下記の議案で開始される。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案30 地区計画区域内建築物制限条例の一部改正 都市
議案31 公共案内看板設置条例の一部改正 都市
議案33 企業職員給与基準条例の一部改正 水道
協議会 No.1 君津地域水道事業統合広域化について 水道
No.2 請西千束台土地区画整理事業の進捗状況について 都市
No.3 都市計画の見直しについて 都市
 委員会に先立ち、公用車の車検切れ運転が判明したことを渡辺市長から報告があり車両を所管している都市整備部とともに謝罪を受けた。一月気付かずに749kmも運転していたという事である。共通車両は管財課での一元化が行われて地域の自動車整備協会が管理しているが道路巡回車のような専用車両は所管課での対応が続いているよう中での失態である。職員の注意不足といえば簡単であるが再発防止には更なる一元化が効果的と私は思うのである。
 委員会での議論は予想の1/10程度しか広告収入が無かった公共案内看板に関する事案に集中した。移設するだけでなく大幅な減免措置を実施して収入を確保したいという意図は理解できる。町の賑わいづくりに寄与できればと永鵜ばかりである。また移設費は運営を委託されている千葉県屋外広告協会が無償で行うとのことのようだが工事終了後に景観への悪影響が生じないかも検証が必要だと意見したが議案には賛成した。協議会の議案のNo.1は順調に進んでおり6月議会頃に議会に原案を提示する見込みとなったことを報告するもの、No.2は一括業務代行に叶V昭和が決まり市からの無利子融資も年度内に返金を受ける事になったことを報告するもの、No.3は都市計画の定期見直しに併せ「計画区域」「都市計画マスタープラン」「都市計画道路」の見直しを進めるというものである。一度決めたことは間違えを認めないと言う行政の無謬性に囚われないようよりよい木更津が目指せるような計画づくりに期待したいものである。なお、委員会はお昼のだいぶ手前で終了した。
 
 傍聴していた同僚議員と共に屋上喫茶で食事を取り午後からは教育民生常任委員会を傍聴する。選挙を間近に控えたためなのか、それとも翌日の予算の勉強が忙しいのかは解らないが、傍聴議員は私だけだった。説明者の入退場を最小にするよう議案順所は番号順ではなく、繰り替えられて下表の通りとなった。
区分 番号 内容(件名とは異なる) 関係部
委員会 議案36 一般会計補正予算(第5号) 市民
議案19 地域包括支援センター運営基準条例の制定 福祉
議案20 介護予防支援事業等運営基準条例の制定 福祉
議案28 重度心身障害者助成条例の一部改正 福祉
議案29 地域密着サービス事業等運営基準条例の一部改正 福祉
議案37 介護保険条例の一部改正 福祉
議案32 給食センター設置管理条例の一部改正 教育
協議会 No.1 教育振興基本計画(案)について 教育
No.2 第3次障害者福祉計画について 福祉
No.3 高齢者福祉・介護保険事業計画について 福祉
No.4 低所得者の介護保険料軽減強化について 福祉
No.5 子ども子育て支援事業計画について 福祉
No.6 保険事業実施計画(データヘルス計画)について 市民
No.7 (仮称)市民交流支援センターについて 市民
No.8 (仮称)金田地域交流センターについて 市民
No.9 LED防犯灯整備事業について 市民
 議案でも様々な議論が出されたが一切省略して協議会での議論からピックアップする。データヘルス計画とは健康診断を適切に活かして早めの対応を行うことで医療費の抑制を図るという計画であるが医師でもある石井議員より膨大な検査に予算を投じるより発生した患者を対応した法が効果が高いというアメリカの学説を提示される。何れにしろ市役所では副市長をトップに医療費抑制の内部検討委員会を設置したようだが業界関係者が構成メンバーにいなくて効果的な結論は出せるだろうかと気になる話である。また市民活動支援センターは市民の有識者から提言を戴いているが、場所は駅周辺、規模は未定でコーディネーターを2〜3人として平成27年度中に開設するというような実にあやふやだが手探りで決めていくという事案で予算を迎えることになる。LED防犯灯は過去の予算決算で繰り返し早期対応を要望してきたものが市長が変わって事業化したものである。計算上は10年間は今までの電気代を支出したと同額でLED防犯灯をリースできるので自治会の交換手間が軽減され、10年目以降はリース代も無くなるので年間2千万円程度の削減効果があるという事業である。平成24年9月に完成した茂原市と歩調が同じで有れば3年分、約6千万円が浮いていたと考えるとつくづく残念でならない。
 委員会の傍聴を終え、建設常任委員会での情報交換会を行い定年を迎える所管部署の幹部職員の慰労を行う。風邪気味なのに遅くまで起きていたせいか、家に帰る頃にはすっかり調子が悪くなっていた。
 
 
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2015年3月中旬の記録