97.9月上旬の活動記録
 1日は妻の弟の結婚式で、朝から身支度をしている妻や義母の邪魔に成らないように娘をあやす。午後から結婚式と披露宴に出席し、義弟夫妻の門出を祝って、この日も妻の実家に宿泊した。
 
 2日は妻が所用があるというので妻の実家でオスプレイの本を読み続け、夕方になって帰路につく。この夜は君津市文化ホールで市長選への出馬を表明した石井候補の総決起大会があったのだが、木更津に到着したのが遅くて見に行くことはあきらめたが会場に入りきれないほどの観衆が集まっていたという事であった。
 
 3日は娘を保育園に送ってから駅前庁舎に登庁し、質問原稿の字句の修正などを行い、10時から議員政治倫理条例策定特別委員会に出席する。倫理条例を制定する事による木更津市議会の制約の上乗せ事項について熱く議論が交わされ、まだ全条項の審議が終わらず、21日に委員会を行うことを決めて終了した。その後、遅めの昼食を摂り、自宅に戻ってからは質問で議場に配付する資料の仕上げ等を行った。
 この夜は君津市文化ホールで市長選への出馬を表明した渡辺候補の総決起大会があったので見学に行くと、壇上には3名の国会議員と多くの県議会議員、さらに14名もの君津市議が壇上に並び、会場もほぼ満席であった。君津も選挙モードに成ってきたと実感して帰宅した。
 
 4日から本会議が再開され、代表質問が始まり、例によって我が会派から開始される。今回も個人的に印象に残った事を簡潔に記録する。
羅針盤代表 永原利浩議員
 3月の代表質問で取り上げることを選管から停められた渡辺市長の新たなマニフェストについて、彼の視点で質問をして貰った。初めての代表質問に気負っていたことや、会派全体の意見ではない持論や、過去に他の議員が行った質問を充分に調べていなかった事などは気になったが、全体的には良くまとまった代表質問だと胸をなで下ろした。
自民クラブ代表 三上和俊議員
 今回もLNG交付金に関する質問であったが、5月16日に設立された「なのはなパイプライン株式会社」について配管の図面を議場配布して質問が有った。久津間から金田西までシールドで工事されるとか、私も入手していない地元情報だったので、情報収集力で大きく負けたように感じさせられるのは、流石にベテランの技であった。
公明党代表 岡田貴志議員
 幼保無償科について国会での審議が終わっていないが有識者会議での議論を元にした質疑が行われ、木更津市の持ち出しは現在より7千万円程度増えそうな見込みであることが解った。若者が働きにくい世の中で子育てしやすい環境を造るのは政治の使命であるが、国の補助金が予想以上に少ないことに改めて驚かされた。
 会議の途中に明日からK格納ので定期機体整備をしていたオスプレイ初号機が外に出されることと、そのためのパイロットを運ぶため3機目のオスプレイが明日到着することを知った。議会終了前に担当部長から口頭で伝えたらどうかと言ったのだが、タブレット配信処置であった。岡田議員の質問が終わると会派室で諸調整を行い、その後は保育園へ娘を迎えに行って帰宅し、買い物を終えた妻に娘を預けて、夜中に台風情報を確認しつつ質問を調整しHPの更新作業を行った。
 
 5日は午前中が代表質問で、午後から個人質問となる。娘を保育園に送って登庁し、会派室でニュースを見ながら質問原稿をバージョンアップする。台風21号による関西の被害が凄くて、今年の
猛暑が有ったことさえ霞みそうであるが、時間に成ったので仕方なく議場に入る。
一新の会代表 大村富良議員
 昨年度のふるさと納税の全国総額は3653億円で前年度比約1.28倍に伸びた。木更津市では昨年度2951万円で2.5倍に伸びたが、経費等を引くと実収入は1494万円となる。一方、一昨年度は他市に1億7265万円も寄附してしまったので昨年度の市民税の控除で7375万円の歳入減となり、75%が普通交付税で交付されるものの、収支は350万円の赤字だ。赤字を解消するためには約52百万円の寄付が必要との事である。今年は8月末で1871万円の寄附を貰っているので単純計算では12ケ月で約4490万円となり、赤字は縮小しそうである。この様な細かな数値は事前に調査権を使って資料を整え、配付資料として皆に配り、だからどうすべきかという持論を聞きたいものである。
共産党 佐藤多美男議員
 オスプレイの質問通行をした後で試験飛行の情報がもたらされ、組立には苦労したものと思われる。共産党として防衛省に質問に行き、ホバリング等の基地内のチェックに約20日が必要で、その後相模湾での飛行訓練に約1週間が必要だというスケジュールを示していただいた。参考に成ったと感謝する。
公明党 渡辺厚子議員
 防災・減災として「ローリングストック法」「シェイクアウト訓練」「災害時要支援者対策」「避難所開設キット」「職員参集訓練」といった多面的な質疑を重ねる方法は流石である。我が会派の永原議員が今さらのように質問したHUGについて、過去に何度も質問していながら、それに対する批判もしなかった事は立派である。
共産党 鈴木秀子議員
 国保の広域化に伴う税制の見直しにより増額となる世帯が減額となる世帯より大幅に多いことが解ったが、それより子供の均等割りを独自で軽減する自治体が結構多いことを質疑で知った事は良かった。私も国保で娘の誕生に伴い多くの税負担を担っているので、この問題は真剣に考えたいと思う
 質問が終わり議長室では委員会レクが始まったが、私は関係者に挨拶をして退庁し、仕事で遅くなる妻の代わりに娘を保育園に迎えて、その足で地元のパン屋に立ち寄って一緒に買い食いを行い帰宅する。翌日の質問原稿のチェックなどはせずに娘と一緒に寝てしまった。
 
 6日は起床したら北海道で大きな地震が起きていると妻が言う。てっきり東日本大震災でずれなかった日高沖や十勝沖の海溝型地震かと思ったが内陸の深い地震と知ると、今度は津波が無くても有珠山等の火山の動向が心配になる。娘を保育園に預けてから庁舎に入り、会派室でテレビを見ると地震による北海道の被害が凄くて、台風21号の被害が有ったことさえ霞みそうであるが、時間になったので議場に入る。

羅針盤 草刈慎祐議員
 昨年の9月議会の最終日に提出した
会派要望に記載し、私も2年前の9月議会で取り上げている学校の教室にエアコンを設置するという第一番バッターとして質問が行われた。前向きな回答も引き出せ、質疑の視点も良いのだが、再質問の詰めが甘過ぎる事や大綱から逸脱していると思われそうな展開に対して指導せねばという感情が生じ、この夜に会派の有志で反省会をすることを計画し始めた。
公明党 竹内伸江議員
 エアコンの第二バッターであったが、質疑は子ども食堂に関する部分が勉強になった。本年4月現在で国内に2286箇所の子ども食堂が立ち上がっているという数値には驚かされた。2012年に大田区で始まってから時間が経っていないのに民間の力は信じるべきだと感心する。
 昼食を挟み午後から私の質問となる。傍聴席にはタブレットを本会議でどの様に使っているのか視察するため館山市議会の議会運営委員会と議会事務局の方が座っている。今回の資料にはグラフや写真が無いので比較的地味であるが、少しは役に立ってくれることを願いながら質疑を始める。
質問の全文はお読みいただきたい。5分残して質疑を終えたので館山の皆様に議長席で進行を進める手法について説明が行える休憩時間を挟むことが出来たようだ。そして直ぐに次の質問が始まる。
新栄会 座親政彦議員
 実証実験を行ったアクアコインは当初102店舗で始まったが最終的には203店舗まで拡大したようである。店舗にアンケートを求め83店舗から戴いた感想では多くの賛同が有りつつも5%の店舗から手続きの煩雑さ等で参加したくないと言う声も聞こえているようである。君津信用組合は自動チャージ機の設置を検討しているようで普及に向けた努力は続いていく様である。
立憲民主 高橋てる子議員
 市民活動支援といった業務は市民部が担うのではなく、本来の公民館が行う気構えが有っても良かったのに、単に生涯学習という枠に閉じこもり終焉を迎えている、と云ったてる子節を楽しく聞いた。金田の地域交流センターが公民館と違う点は、営利活動が可能となり宗教や政治といった活動に使用できるように成る事だと知り、公民館の不自由さを改めて認識させてもらった。
 5人の質問が終わり、翌日の追加議案に対する日程の審議のために議会運営委員会が開催されるので出席する。追加議案は江川運動場の舗装工事の契約承認で、6社の応札があり低落札で3社が失格となり4番目の会社が契約者となったというものである。私から議案参考資料の不備を指摘したが、翌日の大綱質疑で資料を提示できるようであれば対応したいという旨の回答をいただき委員会を終了した。この夜は急遽の計画に従い、草刈議員を反省させる会合を会派で行った。
 
 7日は質問の最終日で、いつもの通り娘を保育園に送ってから会派室のテレビで災害の最新情報を見て、増え続ける被害者の数に心を痛めながら議場に入る。
市民ネットワーク 田中紀子議員
 保育園の民営化について、民営化で浮くコストを子育て支援に回すべきと云う視点で質問が行われた。資料をしっかり作り込んでいたが、空白の穴埋めを求めるような質問に対し、執行部が口頭で答えるのではなく、タブレットに執行部作成の資料を送ると云った対応をするべきだと、質問終了後に三上議会運営委員会委員長が提案していたが、新しい議会に向けて正しい考え方であると思う。
一新の会 國吉俊夫議員
 6月の大阪での地震を受け、学校施設の道路に面したブロック塀を点検したところ8施設の12箇所で危険を確認し、そのうち4箇所は夏休みの内に撤去を完了し、残りの対応は今回の補正予算で計上しているとの事である。ブロック塀だけでなく宅地擁壁の増し積みといった違法行為で災害が起きると、それは天災でなくて人災だから、速やかに改善をさせるべきという意見は賛同できる。相手が違法行為をしていても、大和市の様に撤去の補助金を検討することは安全対策上必要なのだろう。
 質問終了後に議案第80号の上程が行われ、その後に田中・佐藤・鈴木の3人から大綱質疑が行われる。最後に、決算委員会のメンバーを選任した上で各議案を委員会に付託してこの日の本会議は終了した。本会議後に決算委員会が開催されて正副委員長の互選とかが行われるが、会議は傍聴しなかった。会派室で要望書に関する意見交換を行ってから帰宅し、夜は農協の梅澤組合長の通夜に出席した。
 
 8日は木更津市内の中学校が一斉に運動会を開催する日であり、私も地元の岩根西中学校で来賓として朝から観戦する。
 青空の下、少し強い風と砂埃の中で運動会は進み、午前中の最後の種目は全校生徒での演舞となった。5月30日に修学旅行で西中を訪れた札幌市立柏丘中学校との想い出の曲で、震災による休校を余儀なくされている先方に思いを込めるという進行は、素晴らしい教育効果が有っただろうと感動した。
 午後から妻が都内に出かけるので正午に中学校を出て自宅に戻り、ジェスパルの焼きそばを娘と食べて、午後から江川運動公園で遊ぶ。4時近くにやっと昼寝をしてくれたので、婆に預けてナチュバルの会場に行き、ウッドデッキの会場で日没まで楽しむ。
 午後6時を過ぎて自宅に電話してみると娘はまだお昼寝の最中なので安心して帰宅し、妻に娘を預けて深夜にHPの更新作業を行った。
 
 9日は陸上自衛隊の航空祭が予定されていたが、北海道胆振東部地震への災害派遣のため一般開放が無くなり、式典だけが行われる。
 天気は良くて訓練を披露するには絶好の状況なのに残念であるが、駐屯地創立50周年記念の冊子も用意され、松田委員長や渡辺名誉会長の挨拶でも基地と地域の交流のための先人に感謝する内容の濃いお話がされ、式典が行われたことを感謝したくなった。基地関係者と情報交換を行い午後2時に帰宅する。
 帰宅後は買い物に行く妻に代わって娘と遊ぶが今日もなかなか寝てくれない。午後4時過ぎに買い物から帰ってきた妻に目がランランと輝く娘を渡して「The DREAM MACHINE」を読み終えた。詳細は
最近思う事に記載する。
 
 
10日は娘を保育園に送り、自宅で雑務を片づけてから岩根小学校で開催される地域交流フェスタを見学に行く。
 参加状況一覧によると指導者として87名の方が参加し、昔遊び・読み聞かせ・詩吟・英会話・工作・折り紙・フラダンス・卓球・アニメ入門・太巻き寿司造り・着付け・将棋・韓国語・水墨画・火起こし体験といった多くの講座が開催されていた。改めて地域力の凄さを認識すると供に、エアコンの無い教室の蒸し暑さを実感することになった。
 午後からは朝日庁舎に行って諸般の打合せを行い、帰宅して私的な仕事を片づけた後、夜には会派で反省会を開催した。
 
 
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2018年9月中旬の記録