X3.11上旬の活動記録
 1日は早朝に目を覚ましインターネットで選挙結果を検索する。一騎打ちになった選挙区でも与党の健闘が目立ち絶対過半数を確保したことに安堵するとともに自民党の石原伸晃氏や立憲民主党の辻元清美氏が小選挙区で落選した上に比例復活もできなかったことや、大阪の小選挙区が全て維新と公明で埋められたことなどに驚く。
 朝食後に娘を保育園に送ってから定点写真を撮影に回る。鳥居崎公園では建築の外観が見え、本社の建設工事が進んでいるコストコでは敷地の海側に大きな駐車場が出来ていた。10時に駅前庁舎に入り12月議会質問に向けた打合せを行い、その後に市内で所用を済ませて帰宅してHPを更新した。
 夕方には春から延期になっていた懇親会に出席する。少人数の会であるが、感染症が落ち着きを見せ、この様な場が開催できることは素晴らしいと思う。この日の千葉県での感染者は3人で、都内でも一桁の9人になった。全国では21の県で新規感染者が確認されなかった。
 
 2日は娘を保育園に送ってから駅前庁舎へ行き、10時から4日に開催される総務常任委員会協議会の議案説明を受ける。一旦帰宅してHPを一部更新して昼食を摂り、来客対応を済ませてからかずさ水道広域連合企業団の新田庁舎に行き事業運営懇話会に出席する。千葉県と君津市は前回から議員の交代があった。この日の議題は下記の通りである。
No 内容
1 11月議会上程予定の議案概要説明
2 水道事業統合広域化基本計画の取組状況
3 令和4年度の予算編成方針
4 亀山ダムの現状
5 横浜市における料金改定の実情等
6 君津地区管工事業連絡協議会からの要望
7 広域連合議会の申し合わせ事項
 説明に先立ち先月上旬に和歌山市の紀ノ川で発生した水管橋の崩落や市原市の養老川で発生した地震による水道管結合部からの漏水等を受けた取組状況の説明が行われた。小櫃川にも和歌山市と同じ形式のアーチ橋が有るので気になっていたが点検の結果問題は認められなかったということで安心である。No.1は8日に行われる定例議会の議案概要の事前説明であり、本会議で質問を行う場合は5日までに通告をするシステムとなった。全てのセグメントが黒字であるが確認すべき点を見つけださねばならぬ。No.2は基本計画に沿って行われている状況を数値で説明しているもので、システムの統合等を進めることがこれほど時間が掛かるのかという思いで説明を聞いていた。
 No.4は
亀山・片倉ダム管理事務所の方々より亀山ダムで当初の想定以上に土砂の流入が多く、既に140万m3で想定していた堆砂容量を越える214万m3が堆積してしまい、900万m3としていた利水容量が使用できなくなっている状況なので対策を検討しているという報告である。
 かずさ水道広域連合は亀山ダムに係る事業費の54.1%を負担することが県との協定で決まっているため、事業内容によっては今後の水道料金体系に与える影響も無視できないものであるが対応策が定まっていない状態なので概算事業費が算出されておらず、「今後は覚悟して下さい」という感じの説明であった。
 説明では崖崩れ防止のために法枠工等を行うつもりのようだが、それでも巨額の工事費を使って景観を破壊することになる。個人的には人口減少社会の中で水道用に割り当てられた800万m3という利水容量が本当に必要なのか見極め、問題なければ堆砂容量に振り分け、特に対策を講じないと云うのも有効な解決手段だと考える。その一方で435万m3に設定されている洪水調整容量は最近の異常気象を前提として充分な値なのかという検証も必要であるし、ダム下流域で砂の供給が止まったことによる河床レベルの問題にも注視せねば成らず、今後は多方面の検討が必要な事案であると考える。
 No.5は横浜市水道局の100%子会社である横浜ウォーター鰍謔阮{年7月に実施された横浜市の料金改定の経緯を説明したものである。改定の背景や手順は参考になるが金額については現行から12%の変動に留める方針としたため
論理的な水道料金とは成っていない。また執行部の説明が足りず、横浜ウォーターの営業かという意見で揉め、売り言葉に買い言葉の意見が飛び交い後味の悪い進行となった。
 No.6は私から説明を求めた案件で、地域の管工事会社より工事が平準化されていないため業務に偏りが生じ経営に影響が出るだけでなく職員採用も難しくなっていることに対する危機感が伝えられているもので議員で共通認識を持つべき事案である。地元業者が減ることは地域の災害対応力も低下することになるので特に老朽管を多く抱えて漏水が多く断水の可能性が高いこの地域では真剣に取り組むべき問題である。袖ケ浦市の元職員でもある村田議員からは吉堀町長時代の袖ヶ浦町で出来ていたことが広域連合企業団で出来ないはずは無いという意見もあり、今後も引き続き改善を求めていく事案である。
 会議は3時間に渡り、終了したのは16時半となっていた。今日から新たに議員に加わった富津市選出の吉本県議は「4年ぶりに来てみるとずいぶん空気が変わって活性化しているね」と言われていた。4年前は君津広域水道企業団の頃で用水事業だけの存在だったが、末端給水まで加わり責任が大きくなっているためであろうし、私や各市の議員が単なる承認機関であることを良しとして来なかったことが原因だと思う。新田庁舎を出てから君津市で所用を済ませ、17時過ぎに娘を迎えに行き、子守を終えて寝かせつけてから寝室に運んだPCでHPを更新した。タブレットには新田庁舎で会議を行っている頃に定期機体整備で7機目となる米海兵隊オスプレイが木更津に到着したことを伝えていた。
 
 3日は9時半から潮浜公園に行きオーガニックシティフェスティバルを妻子と供に楽しむ。これは過去のグローカルハピネスのイベントが拡張されてナチュラルバルを包括し、市からも消防署や環境部等がブースを出して過去に市民会館で実施していた各種のPRイベントも含んだ総合的イベントとなって木更津市の79回目の誕生日を祝う日である。
 娘は受付から並ぶ色々なブースが気になり先に進めない。私は松本佳奈さんの音楽を聴きながら関係者の様子を見て回りたいので妻子と別行動を執り先へと進む。天候も良く多くの人が訪れており、複数の議員とも会う。娘は保育園の友達に出会えて竹のブランコ等で楽しく遊んでいる。
 娘を妻に任せ、市長や高校生が参加するトークイベントを聴き、知人のブースで麦酒を飲んだり昼食を購入したり職員から竹の箸を購入させられたりしながら楽しく過ごす。後から参加した船橋在住の妻の知人と会って会場を後にして、妻に運転して貰い帰宅した。遊び疲れた娘は直ぐに寝てしまったので、布団に寝かせてからゆっくり新聞を読んだ。
 
 4日は娘を送ってから午前中は自宅で私的な仕事を処理し、午後からは12月議会質問に向けて都市整備部や教育部と打合せを行い、帰宅してから総務部や財務部等メールを読み、質問通告の整理を行う。
 夕方に娘を保育園に迎えに行き、帰宅して車をしまってから自宅近くのバス停で娘とともに路線バスに乗りMOPに向かい2回目の台湾祭に味わう。多くの友人が加わり台湾麦酒で楽しみ、関係者に話を聞くと集客力も期待されることから来年も実施の方向のようだ。
 
 5日は娘を送ってから駅前庁舎に登庁し、10時から総務常任委員会協議会に出席する。この日の議題は下記の通りである。
No 内容 担当
1 令和4年度市政運営の基本的な考え方について 企画部
2 令和4年度予算編成方針について 財務部
 これらは10月25日に渡辺市長及び石井財政部長から発しられたもので、内容の如何ではなく説明を求める会議となる。私からは市政運営に対しては次期基本計画の策定と公共施設再配置第2次実行計画の公表、予算編成では骨格予算も見直しが12月14日以降で可能なことと業務量平準化のため単年度予算主義を優先しないことをそれぞれ確認させていただいた。
 11時半から三上・竹内議員とともに翌週に開催する都市計画審議会の議案事前説明を受け、資料を解りやすく整理することや開発基準の考え方をより具体化することなどを提言した。説明が終わり12時半となったので急いで最寄りのラーメン屋に入りアクアコイン限定メニューを食べて7階に戻ると13時からの
基地政策特別委員会協議会が始まったところであり、会派室で庁内放送を傍聴する。議題は下記の通りである。
No 内容 担当
1 駐屯地に関する協議会定例会の開催結果について 企画部
2 基地対策関係施策に関する要望書について -
 協議会は10月19日に開催されたもので、私も傍聴しているので目新しい話はない。要望書は12月議会での発議を目指すべく意見を取りまとめ、この日のうちに委員会採決まで持ち込もうとしていたようであるが、協議会と議会の関係等で意見が揃わず次回開催の委員会まで採決は先送りとなった。産みの苦しみとはいえ熱心で長時間の議論を疲れ様と思いながら、会派室のパソコンに向かって質問通告書と原稿の作成といった内職もしていた(委員ではないので問題ない行為である)。
 午後3時半に退庁し、買い物をしてから帰宅し、メールをやり取りした後でHPを更新するとともに翌日に出かける準備を行った。
 
 6日は朝3時に起床して事務所で議会質問の原稿を整理してから各担当にメールを送る。その後に荷物を車に積み込んで友人を拾って栃木県の
石裂山[おざくさん:879m]までの日帰り登山を楽しんでくる。コロナ禍で半年ほど山歩きをしていない足の衰えを感じながらも県外登山が出来る幸せを噛みしめた。
 
 7日は本来なら消防団早出操法大会が予定されていた日であるが感染症対策で中止となっていたので予定が空き、朝8時に江川海岸に集合して新木更津漁業協同組合江川支所が行う海岸清掃に参加する。
 漁業を生業にしていない多くの組合員も含め約40人が参加して4時間ほど草刈やゴミ拾いを行った。私も上空に防衛大生のグライダーが飛び交う中で草刈機や熊手を使い良い汗を流した。帰宅して昨日の登山道具の片付けを行ったり娘と遊んだりして過ごし、夕方は市内で買い物をして麦酒を飲んだ。
 
 8日は私的な仕事を片づけてからHPを更新し、昼食後に消防本部で打合せをした後、午後2時からかずさ広域連合水道企業団議会に出席する。この日の議案と報告事項は下記の通りである。
No 内容
議案1 令和3年度議場会計補正予算(第1号)
議案2 事業会計未処分利益剰余金の処分
議案3 令和2年度事業会計決算の認定
報告1 令和2年度事業会計予算繰越計算書
報告2 令和2年度事業会計決算に基づく資金不足比率
 会議開始とともに君津市議会選出の磯貝議長がかずさ水道広域連合企業団議会のメンバーから外れたことによる議長選挙が行われ、袖ケ浦市の佐藤議員が議長に就任し、私が副議長に指名されて就任した
 議案の内容については2日の事業運営懇話会で説明を受けているものであるが、決算の認定の中で多くの質疑が交わされた。私からは資金余裕がある中で企業債を発行しているが目標は有るのかと聞いたところ、平成27年度の歳入の40%を現金で保有する計画としているが各セグメントで2億から7億円程度は余裕がある状況であることが解った。水道料金の改定にあたってはどの程度の資金や企業債を残すことが適正なのか値を再考し議会に対して解りやすく示していただきたいと要望した。また竹内議員がスマートメーターの質問をしたが
4年前の9月議会での私の質問から何も進んでいないことが明かとなり、齋藤議員の質問で小櫃堰の経費の70.6%が水道企業団の負担となることも解った。
 会議は午後4時半に終了し、駐車場で他市の議員と情報交換を行うなかで感染症が収束しつつある中、議会と執行部の感情的な擦れ違いを抑えるためにも2月議会後に懇親会でも企画した方が良いのではという意見も出てきた。議員間での問題意識を共有するためにも重要だろう。
 帰宅してコロナ感染症のデータをまとめると房総半島で6日間累計患者数が増えていないことが解り
最近思う事に記載した。木更津市では先月9日からの一ヶ月間で1人である。緊張感の緩みはワクチン接種の停滞に繋がっているようで集団接種の予約が埋まらないようである。
 
 9日は娘を保育園に送ってから駅前庁舎に登庁し会派会議の資料を作成してから10時の議員全員協議会に出席する。議題は5日に総務常任委員会で審議した内容である。会議は20分程度で終わり、直ぐさま議長応接室で開催される会派代表者会議に出席し、千葉県人事委員会の勧告に従い期末手当の支給を0.15ヶ月削減するために各会派の代表者が発議者に成ることについての確認した。私からは来年には報酬審議会を開催して人事委員会の勧告に議会が連動するのが妥当であるという評価を得るべきだと発言した。次いで会派室で羅針盤の会派会議を開催する。議題は研修会や会派報の作成等である。それぞれの役割分担で各議員が動いてくれているので幹事長も楽である。会議が終わって正午になったので駅前の店で昼食を摂り、会派室に戻って諸作業を行う。
 午後1時45分に8階に移動して午後2時開始の都市計画審議会に出席する。この日の諮問及び議題は下記の通りである。
No 内容
諮問 平成4年度都市計画決定の特定生産緑地の指定
その他 @ 市街化調整区域における開発行為の基準の見直し
A 木更津駅みなと口景観形成重点地区の指定に伴う景観計画(案)
B 都市計画マスタープラン・市街化調整区域地区計画ガイドラインの見直し
 審議会出席者13人のうち北野委員長他2人がリモートで出席するため、8階の会議室に出席している私を含めた10人も資料用のパソコンと会議通信用のパソコンの両方に向き合い、ヘッドホンにマイクが着いたヘッドセットを付けて参加する。感染症リスクは下がるが空気感は共有しにくい会議である。
 諮問は30年前に生産緑地指定を受けた農地のうち、引き続き10年間の指定を受けたい農地を指定するものである。農業を営むものに高い固定資産税は負担させるべきではないが、農地としての活用がされず単なる税逃れに利用されている場所も有るのではないかという質問がされていた。担当課は現場確認をしておりその様な場所は無いという答弁であるが、区画整理されたような宅地が指定されている場所も見られ、何とも言えない状況である。その他の事項では今後条例改正等を行うにあたり意見を求めるもので、私も技術者として意見を出したが、三上議員から地域の問題解決のための改正で周知期間を5年も設けるのは長いという意見が出された。その視点は素晴らしいと感じた。他の案件を含め議会の建設常任委員会の意見等も汲み上げ、来年1月には再度都市計画審議会が開催される予定である。開発行為の基準を厳しくすることは行政が目指す方向を示し民間の資金でまちづくりが進む制度なので、方法を誤らないように、都市計画は重要だと再認識する。
 審議会は15:40分頃に終了したがアカデミアでの産業用地確保の施策等について担当課と意見調整を行ってから7階に戻り、16時から総務部と質問事項を調整する。打合せが終わり庁舎を出ると、既に日は落ちて居たが雨が一時的に止んでいる様子なので娘を早めに迎えに行き、妻が帰宅するまで事務所で娘を遊ばせながらHPの更新等を行った。
 
 10日は娘を保育園に送ってから
亀山ダムを調べるために小櫃川上流を訪ねる。きさらいど×久留里線の「さいくるり」も併せて行うために久留里線で久留里まで移動し、レンタサイクルを使用した。紅葉には早かったが自然の中を走り回ることは良い気分転換にも成ったし久々の久留里線も楽しかった。
 帰宅して雑件を片づけ、夕方は友人達と情報交換を行った。
 
 
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2021年11月中旬の記録