30.10月下旬の活動記録
22日は午前中に市内で所用を済ませ、午後からは齋藤秀樹議員の車に乗せてもらって館山市に行き、18時開催の
防災講演会
に出席する。これは館山市議会の石井敏宏議員と鈴木ひとみ議員及び鴨川市議会の秋山貢輔議員が中心となって企画したもので、6月4日に全国災害ボランティア議員連盟の総会後の研修会で講師を務めていただいた奥能登広域事務組合危機管理官の佐藤氏が事務組合議会の現地視察に南房総を選び随行されてきた機会をとらえて安房郡の議員や消防団、行政職員などを対象に開いたものである。主催は災害ボランティア議員連盟千葉県支部であり清水支部長が所用で来れないために副支部長である私が主催者代表として挨拶を行いながら議員連盟の説明を行った(
参考
)。
会場には私と同期議長であった館山の石井信重議員や鴨川の庄司朋代議員を始めとした三市の議員、館山市の石井副市長や消防団員など多くの参加があり人口が少ない能登半島で発生した災害を自分事として捉えて真剣に聞いていることが解る。私も木更津市の議会日程と重なって総会に出席できなかったので元航空自衛官の佐藤氏による「令和6年度能登半島地震を経験して」と題された話は初めて聞くので興味深かった。なお、奥能登広域事務組合議会は復興計画を立案する中で観光政策の先進地に南房総を選んだもので、随行の職員が議員団とは別に行動していただいていることにも感謝する。講演の内容は避難者がいる中で多くの応援が到着した時の災害対策本部の設営が困難なことや本部での情報集約に応援部隊のリエゾン(連絡員)を活用することの重要性、医療や物資搬送などを支援チームや民間に委ねて行政は早めに復興に傾注しないと対応が遅れること、自主防災組織を訓練し災害時には自主的に避難運営が出来る体制を作ることなど、実際に起きた問題事例も解説するもので、木更津市の担当職員も連れていくべきだったと思わせる内容の濃いものであった。講演後は齊藤議員に懇親会場まで送ってもらい、主催者として現地に残って22:03の上り終電まで情報交換を行い、木更津駅で千葉行きに乗り継ぎ巌根駅から徒歩で帰宅した。
23日は事務所に籠って溜まった雑件を片付けてから外出し所要を済ませて回る。この日は暦の上では霜降であり実際に寒い日となったのでフリースを着て夕食後に事務所に戻りHPを更新した。
24日は午前中に私的な仕事を片付け、午後からは12月議会質問の調整で環境部を回ってから会派室に移動して経済部と打ち合わせを行う。その後に議会事務局と議会運営員会の視察に関して検討を進める。午後4時過ぎに帰路に着き、学童に娘を迎えに行って帰宅し打合せの結果を反映させるように資料の更新を進めた。
25日は8時に家を出て娘を土曜学校に送り届けてから岩根西公民館に直行し8:50に開催される
第40回岩根西地区文化祭
の開会式に出席して挨拶する。この日は展示だけなので会場内を見学してから巌根駅前に移動して岩根西まちづくり協議会と木更津法人会木更津北支部の合同事業である
駅前花壇整備
を行い、帰宅して作業着に着替えて金田地区に移動し10:30から
アクアライン側道の清掃活動
に法人会木更津北支部の社会貢献運動として参加してから帰宅して再び着替える。
途中のパン屋に立ち寄って軽い昼食を食べながら君津文化ホールに行くと駐車場に多数のキッチンカーが集結するイベントが営まれていた。こちらで食事を摂っても良かったなと思いながらホールに入り君津商工会議所主催の
君津のまちづくり講演会
を聞きに行く。会場に入ると「君津市に誕生 夢の野球場 絵画コンテスト」の表彰式が終わろうとしている所で、マリーンズのキャラクターであるマーくんも来ており、君津市はロッテと歩むまちづくりという姿勢が明確に出ているようだった。
講演会は「観光が街を創りスポーツが人を創り商工会議所が未来を創る」と題し、観光の視点からはJTB千葉支店の今中観光開発プロデューサー、スポーツの視点からは元プロ野球選手の清水直行氏、そして最後に榎本会頭が君津インター周辺やロッテの2軍キャンプだけでなく、かねてからの持論である金田インター近傍のアクアステーション構想や東京湾口道路など君津市以外の言及があったことことに、流石は榎本会長だと感心する。アクアステーションンの3D動画を見ながら地元の木更津市との温度差を感じていた。金田の案件は16年前に
記載
したように個人的には高架下が最安価で時間ロスが少なく運行者のメリットが多いと思うのであるが水越市政の頃に現在の位置で決まってしまったことに残念な思いをしている。今回の提示案は当初案の高速道路高架橋上という将来のジャンクションと影響して設置が不可能な案ではなく隣接地に設置しながらもターミナルを2階にあげて交通渋滞の影響を受けないようにするという合理的な案である。立体交差を行うための諸課題が多いだろうと思いながら聞いていた。講演会が終わり帰路で請西に居る娘を拾って帰宅し、夕食後に多様な一日を振り返りながら酒を飲みHPを更新した。
26日も
岩根西地区文化祭
の日であり生憎の雨の中、徒歩で9時に公民館に行って館内の展示をゆっくりと見学してから10時の芸能発表会で小学生の合唱を聞く。その後に帰宅して車で高柳小学校に移動し、岩根中学校を会場として開催している
第68回岩根東地区文化祭兼岩根東地区敬老会
を見学し岩根中学校PTAの役員たちと情報交換を行う。
敬老会と一体である上に中学生の授業参観が行われ、中学生も敬老会での合唱発表以外に多くの行事の役割があり、中学校のPTA役員も焼きそばの製造販売を行うなど様々な形で参加しているので岩根西に比べて圧倒的に参加者が多かった。見学を終えて岩根西公民館に戻るとイベント用に焼きそばなどを販売していたジェスパルが全てを完売して早々にテント等の撤収作業を行っていた。文化祭の撤収は15時と聞き
一旦帰宅して雑件を処理してから出直し、片付け作業を地区役員やサークルの代表者たちと行ってから解散し、自分の労働に労うように事務所で麦酒を飲みながらHPの更新作業等を行った
。
27日は朝のうちに雑件を処理してから駅前庁舎の会派室に籠り午後からの水道議会の準備や12月議会質問の原稿作成を行う。遅めの昼食後に新田の水道庁舎に行き14時から
かずさ水道広域連合企業団事業運営懇話会
に出席する。9月定例会で議会人事が変更に成ったためか君津市議会選出の高橋健司治議員が鶴岡一成議員に変更となったことの報告も有った。なお、この日に説明された事案は下記の通りである。
No
内容(件名とは異なる)
1
11月議会上程の
議案概要説明
議案① 専決処分の承認
議案② 令和7年度補正予算
議案③ 工事監督等の基準条例の一部改正
議案④ 未処分利益剰余金の処分
議案⑤ 令和6年度事業会計決算の認定
報告① 令和6年度事業会計予算繰越計算書
報告② 令和6年度事業会計決算資金不足比率
2
令和8年度予算編成方針
3
広域連合ビジョンの進捗管理
4
水道用水供給事業の料金改定案
5
技術系職員の採用状況と対応
6
国庫補助金の増額に関する企業団の対応
来月12日に開催される定例会の前に議案内容を説明することに併せ企業団の課題を議会に共有する目的の会議で、
7月7日
の事業陰影懇話会で防災・安全交付金の内示率が低かったことに対し国土交通省の追加内示額が追加要求の予定としていた41事業の予算より多い額となりそうなので翌年度に繰り越す予定で補正を行った事業の幾つかを前倒しで発注するという説明があった。具体的な内示額は年末になるので2月議会で補正するとして、その前には追加要求を見込んでいた事業の発注を行うということであるが、内示後の発注となるので大多数の工事が繰越となる。年度当初に大型工事が施工できるので工事の平準化につながるメリットは有るが、所管省庁の変更による発注スケジュールの変更は如何なものかと思う。今年度はやむを得ず単独事業に変えたことで企業団からの持ち出しが増えているが、可能な限り補助金を活用した場合は発注スケジュールも難しくなりそうだ。今年度の交付金もある程度見込めるようになったが統合基本計画と実態との乖離が大きいので総務省や国土交通省に補助金の延長に関する意見書を議会からも出すことを検討する段階に来ているように感じる。なお、上表中の5と6は私が求めた説明で、木更津市の9月定例会で求めた技術系職員採用の強化についての対策を急がないと技術継承が難しくなるという危機意識を議会も共有すべきだという趣旨で質疑を行った。懇話会が終わり議員だけが残って次の定例会における正副議長の交代について協議を行い16時過ぎに解散となった。帰路で娘を学童に迎えに行き自宅で夕食を食べたが、何が悪かったのかわからないが深夜に腹痛を発症し、1時間おきに便所に通い続けることに成った。
28日は体調の優れない中で午前中に雑件を処理し、午後から議会質問の原稿を作成しはじめるが体調不良で行き詰まり、HPの更新に作業をシフトする。日没前に娘を学童に迎えに行き近くの薬局で胃薬を購入して飲んだら少し体調も良くなった。
29日には体調も戻り、これから冬に向かう気配が強い中で天候も良くなったので庭のプルメリアを掘り出して近くの園芸店のガラスハウスに預けに行きながら話を聞くと、今年の夏の降水量不足で園芸店でも多くの植物に害虫が発生して大変だったようだ。
帰宅して着替えてから房総いいねキャンペーンの店が集まって開催している「トーポメルカート」を見に行くが知人とはすれ違いであった。市内で昼食を摂り不動産処理に関して知人と打ち合わせを行ってから駅前庁舎に行き、議会質問の原稿を作成してから関係部署と打ち合わせを行う。午後5時過ぎに帰宅して翌日からの出張準備を済ませて床に就いた。
30日は
岩根西中学校文化祭
に来賓として招待されていたが行政視察と重なったので残念ながら欠席し、海上自衛隊前バス停に8:23に泊まる高速バスに乗って東京駅に行き北陸新幹線で富山駅まで移動し昼食後に富山市役所へ移動し
交通政策特別委員会
の行政視察の開始まで少しの余裕が有ったので市役所上部の展望室に登り初冠雪を記録したばかりの立山連邦を撮影してから視察を開始する。
1.
富山県富山市
市制施行 平成17年4月1日(旧富山市は明治22年4月1日)
人口 402,015人(令和7年9月30日現在)
面積 1,241.7km2
令和7年度一般会計当初予算額 1,955億7292万3千円
財政力指数 0.80 (令和5年度)
視察項目
コミュニティバスについて
富山市はニューヨーク・タイムズが「2025年に行くべき52カ所」に国内で大阪市とともに選ばれ30番目に紹介されたように今月当初に視察した盛岡と同じように海外から注目を集める都市である。個人的には2009年に建設常任委員会委員長として最初の視察先としてコンパクトシティの勉強をさせていただいた都市でもあるため公務では16年ぶりの訪問である。当時の視察でも富山市は公共交通機関を活用し拠点集中型のまちづくりを進めていたが今回はその具体的な展開としての足の確保政策の視察である。富山市は公共交通の維持等に関する予算として高山線の増便運行など16の事業で11億9千万円、一般会計に対して0.7%の予算を使用しており、そのうち路線バスの補助が最多の2億96百万円となっている。路線バスのデザインの更新によるイメージアップやサービス向上を行い、教育委員会と鉄道会社・バス会社が協調して公共交通の乗り方の講習を行うことやバス停近傍に駐輪場を設けてサイクル&バスライドを整備するなど利用率の向上を目指して様々な取り組みを進めてきた。富山市では鉄道駅やバス停から750m以上離れた地域を交通空白地域として設定しており。その人口は、令和4年度末では7,639人であったものが路線バスの廃止に伴い令和7年10月で12,671人に増加するなどコミュニティバスの充実が課題となって取り組まれている。
交通空白区でもシビルミニマムの確保するため1日2便の運行は全額公費で賄い、それ以上の運行は行政だけでなく地域住民や企業の協賛などを加えて運行を行っている。市域が広いため6地域で異なる主体がコミュニティバスを運行している他、人口が少なすぎることなどで運行者が居ない2か所の地域では市が主体となって運行している。その中の1か所となる大山地区では袖ケ浦市が導入している「チョイソコ」の導入を模索しているようだ。
説明後にコミュニティバスへの地域住民の負担は自治会を通じて行われていることに対し自治会非加入者がタダ乗りしている状況に成っていないかと質問したが、木更津市でのような議論には成っていないものの課題として認識しているようであった。なお、公共交通機関を利用する人とそうでない人ではその後の健康状況に差が生じているようで公共交通の充実は健康寿命の延伸に繋がるという結果を得ているという。そもそも健康ではない人は公共交通機関を使わないという反証もあるだろうが社会性の持続が健康寿命を延ばすため交流の手段としての公共交通機関は「シビルミニマム」だと理解すれば富山市の意識の高さに感心する。なお日2便は毎日ではなく、週末に運休する便が普通であるが土日休みの物と日曜日だけ休みのものの双方が存在しているようだ。質疑の時間が終わった後で「チョイソコ」の範囲をどの様に設定しているか確認したところ旧自治体の範囲を原則にしていても市内の隣接地から要望があった場合には単純に拒否できないと想定しているということで悩ましいことに成るだろうと推察する。いずれにしろ本市に比べ質や量だけでなく基本的な理念まで含め富山市は数歩先を進んでいると実感した研修となった。
なお、昨日は5つ、この日は3つの視察が入るなど富山市の議会事務局は大変そうだと思いながら平成4年建築のデザイン性に優れた議場を見学させて頂いて午後3時前に視察を終了した。駅前のホテルまで戻りチェックインを済ませるが時間が有るので市内を散歩した。散歩の詳細については文章が長くなるのでに
最近思う事
に整理する。午後6時に夕食会場に到着して委員会視察団のメンバーと合流し、視察の感想などの情報交換を行いながら楽しく夜を過ごした。
31日は
千葉地方議員連盟研修会
が成田地方公設市場と成田空港で開催されたり、木更津市が世界から6つの国や都市を招いてオーガニックを切り口に
Organic Industry Forum
をアカデミアパークで開催するのであるが行政視察と重なったので残念ながら欠席である。ホテルの朝食を摂り富山駅発8:35の北陸新幹線を長野駅と高崎駅で乗り継いで両毛線の前橋駅に降りバスで群馬大学荒牧キャンパスに向かう。交通の便が悪いから高崎から貸切バスを使えばよいよという私のアドバイスは公共交通を原則とする事務局には却下されたようだ。学生時代に食事を摂り続けた学食の建物は更新されていたが、それでも42年ぶりに荒牧で食べる学食は懐かしいと思ってから午後1時半より視察を始める。
1.
群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター
視察項目
自動運転バスについて
母校である群馬大学が自動運転に取り組んでいることは
2019年
に視察して認識しているが同行する市職員の意向で再度の視察となった。個人的には簡素なシステムで普及を目指しながらAIの急激な汎用化で方向性がどうなっているのか確認したいと考えていた。
前回と同様に小木津副センター長に説明をいただき、これまで80件の実証運行を積み重ね、昨年10月26日には国立研究開発法人科学技術振興機構より桐生市の取組が優秀賞を受章したことなどを知る。過去の実証運転期間中に物損事故が3件発生しているが深刻なトラブルはないという。無人運転時の事故は誰が責任を負うかということは定まっておらず現在も検討中のようだ。
如何なる環境にも対応できる無人運転システムではなく与えられた環境の中での運行に絞ることでシステムの安定性と低コスト化を目指すことや信号規制ごとの連動など公共交通としての理念は高く評価できるし、現在の様々なシステムに対する課題の分析や、運行を容易にする都市計画の重要性の指摘も理解するが、足元の前橋市や桐生市での実証実験が好評であってもそれ以降の運用が成されておらず、既に国内でレベル4の完全無人化として本格導入されている幾つかの事例の中に群馬大学のシステムの実績は無いのである。試験運用が多いのに何の問題が有るのだろうかと母校だけに厳しく考えながら話を聞いていた。なお、現在のAIの急激な発達はプログラムを前提とするシステムを凌駕するとしても生命にかかわる技術をブラックボックス化したAIに任せるべきではないという哲学と、自治体が無人運転の導入を検討する際には提案する企業に対するアウンターパーとしての専門家を入れるべきだという指摘は勉強となった。説明を聞いた後に施設を見学する。前回も視察したモニター室ではより多くの状況に対応する出来るように画面が増えており、ドライブシミュレーションや桐生で作成されたスローモバイルバスなどの様に新しいものが増えていることは6年間の変化だと感じたが活気が失われているように感じられる。母校には早く導入実績を積んで欲しいと思うし、特に桐生駅から工学部までの無人運転の本格運行を達成して無人運転の先進都市になって欲しいと願うところである。
再び路線バスで前橋駅まで戻り両毛線、上越新幹線、アクアラインバスを乗り継ぎ海上自衛隊前のバス停に着いた時には午後7時半となり強い雨が降っており色々と疲れていたし空腹だったので行政視察の整理を翌日に回して夕食を摂り、早めに就寝してしまった。なお、両毛線で高崎と井野の間に「高崎問屋町駅」という新駅が出来ていたので帰宅してから調べてみたら1996年に検討を始め群馬県と高崎市が15億7千万円を負担して2004年10月に開業した駅のようだ(
Wikipediaによる
)。その10年後となる2014年に新しい駅舎を建設した袖ケ浦駅では23億円を負担していたと記憶しているので、東日本大震災前は新駅の設置でも安価で済んでいたのだなと今更のように感じていた。
→
2025年11月上旬の記録