No.12 箱根編      日本を走る ←No11水郷編No13白里編→
旅行期間 1979年5月5日〜1979年5月6日 旅行日数:2日間
総走行距離 270km
走破市町村 13
同行者 無し 使用自転車:LT
総費用 およそ3000円程度 当時の年齢:15歳(高校1年)
初日 1979年5月5日
走行区間 自宅〜箱根町関所跡
走行距離 120km
走破市町村 7(藤沢,茅ヶ崎,平塚,大磯,二宮,小田原,箱根)
累計数 137
 天下の険と言われる箱根に到達すること。それが高校生になった最初の課題であった。ただ、相模編のように往復フェリーにしても日帰りで対応できる距離ではないし、宿代を払えるほどのお金もかけられない。だからこの旅の出発前にホームセンターで売っていた安い寝袋を購入して何処かで寝ることにした。これより制覇完了までに百泊を越える野宿の旅が開始される。
 
 木更津〜川崎フェリーの第1便で渡り、前の横浜編で見落とした港の見える丘公園を回り、1号線で小田原城へ向かう。城を見学した後は箱根の長い上り坂に突入する。これまでは千葉県や茨城県を中心に走っているので大きな山を越えたことがない。だから2時間近く登りっぱなしは初めての経験である。そして標高874mの当時自己最高地点を越え元箱根に到着した。最初の夜は箱根の関所近くに確保。当時の箱根は夜になると静かで、不審者は居ないか。大丈夫かと不安な夜を過ごしたように覚えている。
2日目 1979年5月6日
走行区間 箱根町関所跡〜自宅
走行距離 150km
走破市町村 6(伊勢原,厚木,海老名,綾瀬,座間,大和)
累計数 143
 連休の快適な空気で目覚める。箱根神社から大涌谷自然科学館、彫刻の森美術館と高低差の多い箱根をじっくりと観光し満足する。往路は国道1号線だったので帰路は246号線とするため二宮から伊勢原に入り、折角だから大山寺詣でをする。ちなみに展望が素晴らしい大山の頂を踏むのは1年8ヶ月後の天城編である。町田を過ぎると空気も悪くなり快適度も落ち始め、川崎市溝口から川崎街道で東京湾に向かい、浮島から船で木更津に帰り初めて2日間になった旅を終了した。
 
 なお、これが連続するGWシリーズの最初で、1980秩父1981袋田1982妙義1983多野1984会津1985信州1987紀内1988道東1989石槌1991下越1992金沢1993北上1994山陰1995西海1996南海1997北越1998月山1999島並2000釜山2001中四2002鎮西2004走破と25年に渡る、蒼々たる旅の系譜が続くことになる。(次の旅は白里編